オーストラリア留学 2019/7/16

シドニーが留学生に人気の5つの理由と必要な費用をとことん解説!

シドニーが留学生に人気の5つの理由と必要な費用をとことん解説!
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オーストラリアの南東部に位置するシドニーは、人口がオセアニアではトップという大きな都市です。港に面したオペラハウスが有名で、シドニーオリンピック(2000年)の開催など、海外の人にもなじみのある地域です。

オーストラリアの首都はキャンベラですが、経済面でも文化面でもシドニーの方が盛んなためシドニーが首都だと勘違いされることがよくあります。

かつてはイギリスの植民地であり、現在も多くの移民が暮らしています。留学生など多国籍の人の受け入れに寛容で、治安がいいという面からも留学先として人気があります。

このページではシドニー留学が人気の理由や、留学に必要な費用など、シドニー留学の前に知っておきたい情報をご紹介します。

シドニーが留学生に人気の理由

シドニーは人気留学先ランキングで毎回上位にランクインされるほど人気があります。その理由を探ってみましょう。

シドニーの基本情報

まず、シドニーはどんなところなのか、基本情報を押さえておきましょう。

  • オーストラリア最大の都市  
  • 人口:約500万人(そのうち都市部に暮らす人は約410万人)  
  • 年間平均気温:18.2℃で温暖な気候  
  • 季節は日本とは逆  
  • 日本との時差:1時間(サマータイム10月~翌年4月まで)は2時間  
  • 日本からは飛行機で約9時間  

シドニーはもともとはアボリジニという原住民が住んでいましたが、1788年にイギリス人が入植し、それ以降はイギリスの植民地となります。
1901年にオーストラリア連邦が結成され、事実上独立しました。その後もヨーロッパをはじめ、アメリカ、中国・インド・タイなどのアジア系、中南米など世界各国から多くの人が移民として暮らしている多国籍都市です。

シドニーが留学先として人気が高い理由

シドニーをはじめオーストラリアは治安がよく、住みやすいのが特徴です。

特にシドニーはオーストラリアの中でも大きな都市でありながら、一方で豊かな自然にも恵まれています。勉強だけでなく、余暇を楽しむことができるのも留学先として人気が高い理由だと言えます。

また、シドニーはオーストラリアの中でも日本人が多いエリアです。日系のスーパーやレストランが多いという意味でも安心感があります。

教育機関が多い

シドニー留学では日本人が少ない学校から日本人スタッフがサポートする学校まで幅広く学べる環境が整っています。英語に不安がある人でも挑戦しやすいのも人気のひとつだと言えるでしょう。

シドニー留学5つの魅力

シドニー留学が日本人に人気があるのは、次のように多くの魅力があるからです。詳しく見ていきましょう。

  1. 日本人が住みやすい街  
  2. 働きやすいのでワーキングホリデーにおすすめ  
  3. 多国籍の人と交流できる  
  4. 治安がいい  
  5. 自然が豊富で休日も充実  

シドニーは日本人が住みやすい

オーストラリア政府が2011年に実施した国勢調査の結果によると、オーストラリア在住の日本人(日本出生者)は約35,000人で、そのうちシドニーがあるニューサウスウェールズ州に住む人がもっとも多く約12,000人、次いでクイーンズランド州が約1万人、ビクトリア州が約6,800人となっています。
(これにはワーキングホリデーや短期滞在者の数は含まれていません。)

このようにシドニーには日本人が多く在住しており、それだけに留学生にとっても住みやすい環境が整っていると言えます。

また、季節が日本とは逆ですが、四季があること、気温などの気候条件が日本とよく似ていることも過ごしやすい理由になっています。

働きやすいのでワーキングホリデーにおすすめ

シドニーに限らずオーストラリア全体が「ワーホリ大国」と言ってもいいほど、世界各地から多くの人がワーキングホリデーで訪れています。

それだけに求人数が多く、雇用する側もワーホリの意義をよく理解しているため、働きやすいのが魅力です。

長期留学をする人にとってもアルバイトの数が多いということはメリットになります。

多国籍の人と交流できる

シドニーは多国籍の人が滞在しています。世界各国の多くの企業がシドニーに拠点を置き、転勤してシドニーに在住する人も多いため、街全体が国際都市化しているのです。

各地の料理を提供するレストランが多く、イベントも豊富なので、シドニーに暮らすだけでも多国籍の人と交流ができます。

治安がいい

日本ほどではありませんが、シドニーは世界でも有数の治安がいい都市です。

ただ、観光客が多いエリアや駅周辺などは夜間の女性ひとり歩きは避けた方がいいでしょう。自分で自分の身を守ることは、どこに住んでいても同じですね。

自然が豊富で休日も充実

シドニーはオペラハウスやハーバーブリッジに代表されるような近代建築や都会的な要素もたくさんありますが、ボンダイビーチやブルーマウンテンンズ国立公園といった美しい自然が楽しめる場所もたくさんあります。

コアラと一緒に記念撮影ができるタロンガ動物園もシドニー市からすぐ近くです。

休日にはシドニーの自然を楽しみましょう。

シドニー留学のデメリット

シドニー留学のデメリットも知っておきましょう。

オーストラリア英語に注意

まず、日常会話ではオーストラリア英語(オージーイングリッシュ)がよく使われます。

「Hello(ハロー)」という挨拶を「G’day(グダイ)(グッダイ)」と言いますが、これは「Good Day」の短縮形です。このように言葉を短縮したり、オーストラリアのことを「Aussie(オージー)」と言うように語尾をieに変えたりするのが特徴です。

最初は戸惑いますが、慣れれば問題なく聞き取れるようになります。

シドニーは物価が高い

シドニーは物価が高いことで有名です。日本と同じ100円ショップが出店していますが、単価は1個100円ではなく250円ほどするようです。他にも缶コーラ(500ml)が約300円など日本と比べると全体的に高めの料金設定になっています。

その理由には輸入品には関税がかかること、土地が広いために輸送に費用がかかること、人件費が高いことなどがあげられます。逆に農業王国であるオーストラリアでは牛乳は日本より安くなっています。

スーパーで安いものを上手に買うなどの工夫が必要ですね。

季節が日本と逆

シドニーは日本との時差は1時間程度ですが、季節は真逆です。
日本が冬ならシドニーは真夏になります。そのため、クリスマスは真夏にあるなど、季節感が日本とは違っています。そういった違いを楽しむのも海外留学の魅力ですが、人によっては体調管理が難しく感じることもあるので気をつけましょう。

シドニー留学の費用はどれくらい?

さて、気になるシドニー留学の費用はどうなのでしょうか。留学する際に必要となる下記の各項目について調べてみました。

  • 渡航に関する費用  
  • 滞在費 
  • 生活費  
  • 学費  
  • その他諸費用 

シドニー留学の渡航に関する費用

まず、渡航に関する費用として、次のものがかかります。

内訳 費用
航空券   東京→シドニー(片道)14万円~16万円  
海外旅行保険   留学生賠償責任補償付き (3ヶ月)約35,000円~38,000円   
ビザの申請費用   学生ビザ 575ドル  

格安航空券を使う方法も

航空券はお得な早期予約や格安航空会社のチケットを利用すると、費用を抑えることができます。

渡航日時を早くに決める、予約の変更をしないなどの制約はありますが、安く渡航するにはいい方法です。

海外旅行保険は必要!

海外で事故や病気になった場合の医療費や万が一死亡した場合の死亡補償などが出るのが「海外旅行保険」です。

そこに「留学生賠償責任」を付けると、留学期間中に宿泊先や日常生活で物を壊したり、誰かを傷つけたりした場合に損害賠償金が出ます。

短期間の海外旅行でも何が起こるかわからない時代です。長期間滞在する海外留学では入っておくことをおすすめします。

学生ビザの条件

シドニーを含むオーストラリアの場合、3ヶ月以上留学する場合は学生ビザが必要です。

学生ビザは政府認定校のコースをフルタイム(週20時間以上)受講すること、十分な滞在費用があること、期間中に80%以上の出席率を維持することなどの条件があります。

なお、1週間に20時間までならアルバイトの就労が認められています。

シドニー留学の滞在費

シドニー留学の滞在費は、どこに宿泊するかによって大きく違ってきます。主な宿泊先には次のところがあります。

  • ホームステイ  
  • シェアハウス  
  • 学生寮  

ホームステイ

現地のホストファミリー宅に滞在する方法です。学校や留学エージェントと提携しているホームステイ先に滞在するケースが多いようです。
短期語学留学の場合は英語教師の自宅でホームステイする方法もあります。

ホームステイでは食事を提供してくれるところが多いので、自炊や外食に不安がある人におすすめです。

シェアハウス

シェアハウスとは、1軒の家またはアパートの一室(ユニットの場合もある)を複数の人でシェアし合う方法です。部屋は個室でキッチンやバス・トイレなどを共同で使います。

自分の部屋として個室を借りる「オウンルーム」、バス付き個室の「マスタールーム」、1部屋を数人で借りる「ルームシェア」などがあります。

日本人だけでルームシェアできない場合もあるため、ある程度の語学力が求められます。

学生寮

学生寮は学生アパートのような形態です。個室があり、バス、トイレも各部屋についています。キッチンは共同で使います。

シドニーにはいくつかの学生寮があり、それぞれに特徴やルールがあるので事前に確認しておきましょう。

それぞれの宿泊先の1ヶ月の費用を比べてみました。

宿泊先 1ヶ月の費用
ホームステイ   約30万円~50万円
(3食の食事代を含む。英語教師のレッスンが付くコースもある)
シェアハウス   オウンルーム 約84,000円
マスタールーム 約12万円
ルームシェア 約6万円~7万円  
学生寮   シングルルーム 約13万円  

ホームステイが一番費用はかかりますが、食事込みというメリットがあります。また、ホストファミリーがサポートしてくれるという点で、日本にいる親御さんも安心できます。

一方、学生寮は費用も安く、多国籍の人と交流できるというメリットがあります。

シドニー留学で必要な生活費

上でも書いた通り、シドニーは日本よりも物価が高めです。外食(ランチ)をすると1食あたり1,200円~1,600円かかると言われています。

慣れてきたら自炊するなど、自分でやりくりするといいでしょう。

仮に朝・夕を自炊(1食750円)、ランチを外食(1食1,200円)にすると、1日あたり2,700円かかります。1ヶ月では81,000円もかかります。

他にも日用品(洗剤やシャンプーなど)、衣類、理髪・美容代などもかかりますし、休日にレジャーや観光を楽しむ場合はその費用もかかります。

シドニー留学の学費

学費は学校によって異なりますが、1ヶ月で約30万円~40万円ほどかかります。また、宿泊先から学校までの交通費がかかる場合があります。

シドニー留学1ヶ月の費用は約58万円

これらの情報を元にシドニー留学で1ヶ月にかかる費用は次のようになります。

  • 滞在費…約13万円(学生寮またはシェアハウス(マスタールーム使用)の場合)  
  • 生活費…約13万円(食費・日用品など)  
  • 学費…30万円  
  • 交通費その他…2万円  

これらの合計を見ると1ヶ月で約58万円かかることになります。

渡航費や初期費用も忘れずに!

別途、渡航費として15万円(片道)、海外旅行保険として1ヶ月12,000円(3ヶ月で36,000円の場合)、学生ビザ取得が約43,000円(1豪ドル75円の場合)、現地での生活に必要な品を購入する費用などの初期費用がかかります。

シドニー留学におすすめのエージェント

シドニーは治安がよく、各学校の教育レベルも高いため、留学先として人気があります。しかし、日本からは遠い上に、初めての留学となると本人もご家族も不安が付きまといます。

そこで、シドニー留学をサポートしてくれるエージェントをご紹介します。

シドニー留学センター

シドニー留学センターは日本だけでなくシドニーにもオフィスがあり、現地の情報が豊富です。次のような点もおすすめできる理由です。

  • 事前に無料で英会話レッスンが受けられる  
  • ビザの申請や海外旅行保険(留学保険)の手続きサポートがある  
  • 現地での急なトラブルに24時間日本語で対応  
  • 留学を活かしたキャリアサポートが充実  
  • シドニー以外のオーストラリアの都市への留学にも対応  

このように初めての海外留学に関する不安を解消するサポートが充実しています。

アイエス留学ネットワーク

アイエス留学ネットワークでは、留学先の学校の入学手続きやビザ申請代行などの手数料がすべて無料になっています。また、オーストラリアに特化した留学エージェントなので、密度の濃い情報を保有している点が強みです。

それ以外にも「フリーダイヤルでカウンセリングが受けられる」「現地では年中無休・24時間対応でサポートが受けられる」などのメリットがあります。

シドニー留学 まとめ

近代都市と豊かな自然の両面を合わせ持つシドニーは留学先として人気があります。

教育レベルが高いこと、移民が多い多国籍都市でさまざまな刺激や学びが得られること、治安がいいことなどが人気の秘密です。

ただ、物価が高いこと、独特のオージーイングリッシュがあることなどのデメリットもあります。

特に費用に関しては事前に情報を集めて、不安なく出発できるように準備しておきましょう。

留学エージェントを利用することで、現地でも安心して過ごせますよ。

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