アメリカ留学 2024/11/28

マディソン留学の人気の秘訣とは?7つのメリットと必要な費用の概算まとめ

マディソン留学の人気の秘訣とは?7つのメリットと必要な費用の概算まとめ
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アメリカ合衆国ウィスコンシン州の美しい州都、マディソン。車で2時間前後走れば、シカゴにも行ける大変立地の良い便利な都市です。幾つもの湖に囲まれ、田舎と都市がうまく融合したコンパクトな街として知られていますが、その一方で世界的にも名高いウィスコンシン大学のキャンパスの所在地としても有名です。この大学を中心に多くの教育機関が揃い、世界中から留学生が集まるため、教養と活気に満ちた学園都市でもあるのです。この記事では、マディソン留学の人気秘訣と7つのメリット、その他必要な費用の概算まとめを解説しています。

マディソン留学は日本人にも人気?

アメリカ合衆国ウィスコンシン州中南部に位置する都市、マディソン。ウィスコンシン州の州都でもあり、世界的にも有名なウィスコンシン大学のキャンパスの所在地でもあります。車で約2時間半ほど走れば大都市シカゴにも行くことができ、立地的にもとても恵まれています。

マディソンには様々な呼び名や別名があり、地域の特色をにわかに感じさせます。例えば、マディソンにはメンドータ湖、モノーナ湖という2つの湖があり、その他にも近隣にあるウォーベサ湖、ケゴンサ湖に囲まれているためThe City of Four Lakes(4つの湖の街)と呼ばれることもあります。また、政治的に自由や進歩、革新の気風が強いことからThe People’s Republic of Madison(マディソン人民共和国)、Left Coast of Wisconsin(ウィスコンシンの左海岸)と呼ばれることも。

そして先ほど触れたウィスコンシン大学の本拠地と言う理由も関係し、学術都市としても大きな一面を持ちます。色んな教育機関が多く、教育のレベルも高い傾向があることから世界中から留学生が集まり、街に活気をもたらしています。それに加えてマディソンは、西部や東部と比べると比較的物価が安いという事情もあり、人口の25%が学生と言う驚きの学生街。

またアメリカの中心地ではない割には、標準英語を話すことでも知られていますので、訛っていない綺麗な英語を学びたい留学生には特に人気です。多国籍な留学生の中には、日本人を含むアジア人も少なからずおり、留学生活を楽しんでいます。学生が多いことから治安も良いですし、物価の安さ、立地の良さ、住みやすさなども日本人から留学地として選ばれる理由になっているのかもしれません。

マディソン留学のメリット

留学先として人気のウィスコンシン州マディソン。教育機関が多く、暮らしやすいというのは留学生にとって大きな魅力ですが、でも人気の理由はそれだけではありません。マディソン留学には他にも沢山のメリットがあるゆえに、多くの学生に選ばれているのです。
特徴的なものを挙げるとすれば、このようなメリットが考えられます。

  • 教育水準が高い
  • 他の都市より物価が安い
  • 楽しめる息抜きスポットが多い
  • 交通機関が整っている
  • 食生活にも支障なし
  • 治安が良いので安心して暮らせる
  • 日本人と合う気質の人が多い

ではここから、マディソン留学のメリットについて一つずつ詳しくご紹介します。

教育水準が高い

マディソンの最大の持ち味は、世界的に見ても高い教育水準。マディソンには有名な大学、ウィスコンシン大学のキャンパスがありますが、この大学はパブリック・アイビーと呼ばれるアメリカの名門公立大学のひとつにも数えられる、大変評価の高い大学です。1848年創立され長い歴史を持ち、広大なキャンパスは緑に囲まれ、しかもマディソンの市街地にも隣接しており、田舎と都会の良さをあわせ持つ魅力的な大学です。

ウィスコンシン大学では、教育学や農学、コミュニケーション、生物学、社会科学系の専攻に定評があり、総合70の専攻分野が全米トップ10にランキングされるほどの高水準。しかも、講師、教授陣にはノーベル賞や各界の優秀賞の受賞者が多く質が高いため、この大学で学びたいという学生が多いのも納得です。

ウィスコンシン大学の影響もあってか、マディソンはその他の教育機関も充実しており、多くの語学学校、コミュニティカレッジも存在します。ほとんどがレベルの高いウィスコンシン大学を中心に回っているので、マディソンでの教育のレベルが年々高くなっていくのは当然のことなのかもしれません。そのため留学生の街、マディソンで育つ子供たちのレベルも高く、マディソン都市圏学区の管轄下にある同学区の大学入試統一テストの1つACT(旧American College Testing)は、全米平均より13%、州平均より7%高いともいわれています。

レベルが高い教育を提供する場所に留学するというのは、留学生にとってはとてもメリットがあること。それだけ学べる内容も多いですし、卒業後の進路においても可能性が広がるというものです。

他の都市より物価が安い

留学生にとって、留学先の物価は死活問題です。都会は便利なので嬉しいですが、それだけ物価も高く、限られた予算で生活する人が多い留学生には厳しい生活になります。

マディソンが留学地として人気があるのは、属しているウィスコンシン州がアメリカの中でも物価が安い傾向があるため。生活費がかかると交際費を節約したり、食費を減らしたりしますが、それはそれで付き合いが悪いと友達ができにくかったり、栄養不足で体調を崩すなどのトラブルも引き起こしかねません。

ですが、マディソンの物価ならそんなに無理して節約しなくても生活できますし、気持ちにも余裕ができ、ゆったりと生活を楽しめるでしょう。

楽しめる息抜きスポットが多い

幾ら勉強が仕事だといっても、留学生にだって息抜きは必要というもの。大都市でなければ息抜きできる場所がないと考えておられる方も多いようですが、マディソンには多くの癒しスポットがあるので心配ご無用です。

まず日常的に息抜きできる場所といえば、マディソンの街の中心部にあるステート・ストリート。この通りは終日にぎわっており、多くのレストランやコーヒーショップ、チョコレートショップ、雑貨屋や美術館などが並んでおり、ショッピングや美術鑑賞を楽しむことができます。車は通行止めで、歩行者と自転車、緊急自動車、店舗用の自動車のみが通行を許可されていますので、安心してゆったり散策できます。大学と隣接しているので学生たちも食事に訪れることが多く、息抜きの方法としては外れのない楽しみ方の一つです。

またこのステート・ストリートでは、毎年ハロウィンに大規模な路上パーティーが行われています。日本ではハロウィンのお祭りはまだそんなに定着していませんが、アメリカではハロウィンパーティーはかなりの定番イベント。マディソンでは、1979年からハロウィンパーティーが続いており、毎年賑わいを見せています。初めはウィスコンシン大学の学生主催で行われていましたが、人気が出て収拾がつかないほどの人数になったことから、2006年から市政府主催で市政府と学生の協働で行われるように変更されました。パーティーではバンドの生演奏も行われ、この時期には観光客も一気に増えます。息抜きイベントとしてはもってこいです。

またその他にも、独立記念日に行われているリズム・アンド・ブームズという花火大会も有名。メンドータ湖北東岸のワーナー公園で行われるこの花火大会には毎年300,000人前後の観客が訪れると言われていて、一大イベントの一つです。

マディソンでは季節ごとにイベントが多いので、ちょっとした息抜きや楽しみの手段に困ることはないでしょう。勉強と遊びのバランスを上手にとりながら、留学生活を十分に満喫してください。

交通機関が整っている

マディソンの街は大都会ではありませんが、必要な交通機関が整っており、必ずしも車がなくても困らず生活できます。街中にはマディソン・メトロ・トランジットによるバスが運行しており、64系統の路線バスが利用可能。マディソン市内やウィスコンシン大学キャンパス、マディソンに隣接する郊外都市、町村までカバーしているので、日常の生活には支障はありません。

他の国からマディソンに行き来する場合も、大変便利。マディソンの玄関口となるマディソン空港には、デルタ航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空の3大航空会社が全て就航していますし、各航空会社のハブ空港への便を含め1日約100便の商業便が発着し、年間利用客数は約160万人以上を超えます。

日本から渡米する際にも、便数が多く、着航便が豊富な空港を利用できる方が何かとスムーズですので、マディソンは交通機関の条件に恵まれているようです。

食生活にも支障なし

学生が留学中に一番気になるのが、食生活。特にアジア人は世界的に見ても好む食生活が大幅に違い、欧米食が合わない傾向が強いようです。味が濃い、こってりしているなど、和食とはかけ離れた食事にストレスを感じて、体調を崩してしまうこともあります。そのため多くの留学生は自炊して、なるべく和食を作ったり、日本の食材を口にするようにしている人が多い模様。ですが長期的に見て重要なのは、留学先に日本食材を購入できるお店があるかどうかです。

実はマディソンには、日本人がやっている食料品屋があります。お米や味噌、醤油、うどん、そば、納豆、刺身、お好み焼きソース、お菓子類も手に入り、十分日本食が作れる環境にあります。その他にもアジアンマーケットが幾つかあり、手に入らないものの方が少ないでしょう。また、多くはありませんが日本食のレストランや中華料理、観光料理のレストランもあります。

馴染みのあるものが食べれるだけでも海外生活のストレスは随分軽減されますので、日本食が食べたくなったら無理して我慢せず、食べ慣れたものを思いっきり食べましょう。

治安が良いので安心して暮らせる

海外で暮らすとなると留学生が一番気にするのが、治安の問題。特にアメリカは日本に比べて治安が良くないイメージがありますから、心配するのは無理もないことでしょう。

ですが、マディソンはあくまでも学術都市で、学生が溢れる街。基本的に世界のどこでも、学生が多く集う街は学のある人や品格が高い人が多いので、治安が良い傾向があるといいます。マディソンも同じで、留学で人気の都市ゆえに治安の良さでも全米ナンバーワンにも選ばれたことがある安全な地域です。歩行者中心の計画的な街は全米でも珍しく、住んでいる人を気遣う雰囲気があります。中心地と大学と湖が隣接しており、美しく快適。

また、留学生が多いためか多国籍の人と接することにも慣れており、アジア人だからと差別されることも少ないといいます。快適な留学生活を好む日本人が勉強するには、かなりおすすめできる街です。

ただ、治安が良いからといって注意は怠るべきではありません。マディソンの中にも治安があまり良くない場所が幾つかあり、特に南部にある高速道路の近くや、空港より北の方の一部地域は低所得者向け住宅があり、犯罪率が高いところもあるので近づかないようにすべきです。場合によっては、外出の時間帯や時期も考える必要もあるでしょう。

日本人と合う気質の人が多い

基本的に日本人とは正反対の気質を持つと言われる、アメリカ人。とはいえ、マディソンの人々の雰囲気は一般的なアメリカ人とは異なり、静かで穏やかな性格の人が多いと言われます。それは一つに、ドイツ系や北欧系のアメリカ人が多く住んでいるからかもしれません。細かいことで怒らないという性格が多く、アメリカ人にしては几帳面、物静かで親切な人が少なくない様子。そのため、日本人とよく似ていて気が合うと言われています。

日本人留学生からしてみれば、カルチャーショックが少なくて済むわけですから、ありがたい話です。もちろん、色んな国籍や背景の人がおり、性格も十人十色ですからすべての住民がそうというわけではありませんが、全体的に日本人と気質が合う人が多いというのは、留学地として絞るうえで大きなメリットになることは間違いありません。

マディソン留学のデメリット

メリットが多く、魅力的なマディソン留学ですが、全くネガティブな要素がないと考えるべきではありません。実際に母国以外の地で生活するわけですから、メリットを知っておくのはもちろんのこと、考え得るすべてのデメリットについても理解しておくことは大切な事でしょう。

事前にマディソン留学のデメリットについて知り、納得したうえで渡航すればストレスを最小限に抑えることができるはずです。
考えられるデメリットには以下のようなものがあります。

  • 寒さが厳しい傾向がある
  • 日本人が少ないことが仇になることもある

ではここから、マディソン留学のデメリットについて一つずつご紹介していきます。

寒さが厳しい傾向がある

留学の際に体調管理の大きなポイントになる、気候問題。日本人は四季のある生活に慣れているので、気温の変化には比較的強く、同じく四季があるアメリカでの居住は向いている方だと言われています。

マディソンにも四季はありますが、一言で言うと「寒さの厳しい冬と涼しい夏」が特徴です。湖に囲まれた大陸性の気候で、一番暑いとされる7月の平均最高気温は28℃、30℃を超えるのは稀です。一方、問題は冬。最も寒いとされる1月の平均気温はマイナス8℃。昼間でも0℃に達さない日が多く、夜ともなるとはマイナス15℃以下は日常的。非常に厳しい寒さです。おまけに12月から3月にかけては雪も降り、月間18-25cm程度の降雪が平均的です。寒さが苦手な人にとっては辛い季節になり、中には体調を崩してしまう留学生もいるほど。

暖かい気候の地域の方が体に良いといいますが、やはり厳しい寒さは留学地の候補としてはハードルになることも多いようで、気候の問題で留学を断念する方もおられます。
もしマディソンに留学するのであれば、冬の寒さに対応できるような万全な対策(防寒着、防寒器具など)が必要になるでしょう。

日本人が少ないことが仇になることもある

マディソンには日本人の留学生や在住している方もいますが、まだまだ数としては多くありません。日本人留学生の中にはあえて日本人が少ない場所を選ぼうとする方も多く、語学の上達や現地に馴染むためにストイックに取り組む方も見受けられます。もちろんそれは立派な事なのですが、ただ日本人が少ないことは時にデメリットになる可能性もあり、メリットだけではないことも覚えておかなければなりません。

一つは日本人が少ないということは、それだけ日本人が好む食習慣や生活スタイルが流通していないということ。日本人が多い大都市に比べれば日本食のお店も少ないですし、正直満足できるレベルのものではないかもしれません。生活習慣が大きく変わったり、思うようにいかない状況はストレスの原因になり体調を崩してしまったり、重度のホームシックを引き起こしてしまうこともあります。

またこれは個人の性格にもよりますが、引っ込み思案、恥ずかしがり屋の場合、なかなか自分からネイティブに話しかけることできず、日本人も少ないので話す人がいなくて結局いつも一人になってしまうという場合も。これは自分の意識の問題ですが、留学前は意気揚々と英語で話しかける気満々だったのに、いざネイティブを目の前にしたら言葉が出てこないということはよくあります。日本で優秀だった人ほど、現地で友人ができず、自分の言葉が通じず、自分が尊重されないことにショックを受けることは多いものです。こんな時に頼れる日本人がいないというのは、辛いことでもあり、心細さも増すはずです。

ですから、留学先を決める時はまず自分の性格を念頭において、日本人が多いほうが合っているのか、少ないほうが合っているのか、考える必要があるでしょう。どちらにもメリットとデメリットがあることを忘れてはなりません。

マディソン留学実現のために必要な費用の概要

レベルの高い教育と留学生にとって過ごしやすい環境が揃っている、マディソン。立地の良さや便利さも兼ね備え、治安も良いとなれば多くの留学生の人気候補地になるのも納得です。とはいえ、留学を現実化させるためにはまず必要な費用の計算からです。この準備をきちんと行っていなければ、留学を成功させることはできません。

留学生活に必要な費用の概算は、それぞれの滞在方法、生活スタイル、学校の違いによって大きく異なります。平均的に必要だと言われているマディソン留学の費用は、1カ月約35~37万円前後と言われています。具体的な内容例を以下に示しています。

●語学留学した場合の費用(参考にしていただける例)
項目 費用
航空券(往復) 12万円
語学学校 10万円
滞在費 11万円
交際費 2万円
海外旅行保険 2万円
合計 約37万円

※この費用の中にはビザの申請費用や食費などを含む生活費は含まれていません。実際にはこの価格よりも上回る可能性が高いので、あくまでも参考価格としてご覧ください。

語学学校の費用

マディソンに語学留学する場合、学校の授業料として毎月大きな金額が出ていくので、学校選びは慎重に行う必要があるでしょう。金額は留学時期や場所、期間、学校のレベルによって異なりますが、マディソンの語学学校の授業料は平均で、1ヶ月12~18万円を目安にしておくと良いかもしれません。

●語学留学した場合の期間別費用の目安表
期間 費用の目安
1週間 約10~15万円
1ヶ月 約40~60万円
6ヶ月 約240~350万円

※この費用の目安には、航空券(往復)と語学学校の学費、滞在費、生活費が含まれていますが、その他の必要な費用は含まれていませんのでご注意ください。

マディソン留学で一番多いのは、やはり有名なウィスコンシン大学への入学や編入。全米でも知名度の高い大規模州立大学ですし、70ほどの専攻分野が全米トップ10にランキングされるほど優秀で、特に教育学や農学、コミュニケーション、生物学、社会科学系の専攻を狙って入学する学生が多いようです。この地域はウィスコンシン大学を中心に回っているといっても過言ではなく、州内に13校の4年制総合大学と13校の短期大学、通信課程がある巨大システムです。

また他にもウィスコンシン大学だけに限らず、マディソンは教育都市なので多くの学校が揃います。少人数制の語学学校から大学付属の語学学校まで様々なタイプの語学学校があり、自分に合った語学学校を見つけることが可能です。

また学校によっては、アメリカの文化を学ぶクラスや放課後のアクティビティーが豊富なところもあるので、チェックしてみてください。ただし内容が充実していればしているほど学費は高くなるので、自分の予算と比較しながら選びましょう。

滞在費用

マディソン留学の際に必要な費用の中で大きなウエイトを占めるのは、何と言っても滞在費。マディソンは物価が低く暮らしやすいことでも知られていますから、滞在費も他の大都市と比べればとてもリーズナブルです。限られた資金の中で生活する留学生にとっては、何ともありがたいことです。

とはいえ、油断していれば予算はどんどんなくなってしまうもの。事前に必要な経費をきちんと確認し、予算を立てておく必要があるでしょう。留学の滞在費用は選ぶ方法によって大きく異なりますので、個人によって組まなければならない予算の金額は変わってきます。
マディソン留学の場合、寮、ホームステイ、ルームシェアが一般的な滞在方法です。

寮の場合の費用

●マディソンで寮生活をする場合の費用目安:年間平均88万~110万円前後
マディソン留学で寮生活をする場合、語学学校や大学などが運営、管理している施設で滞在するという方法が一般的です。大きな大学なら大抵キャンパス内に寮があり、敷地を出ることなく生活を送れます。同じ目的を持った同世代の友人が沢山いるので楽しい生活になることは間違いないでしょう。また仮にキャンパス内の寮がなかったとしても、比較的語学学校や大学が固まっているスクールエリアにあることが多く、治安も良いほうなので留学初心者や女性でも安心して暮らせます。

費用は寮の築年数や部屋のタイプ、入居率、様々な制約あり(女性専用棟があるなど)によって変わりますので、事前にチェックしておくべきです。学校のホームページでも説明されていますし、留学エージェントに依頼して情報を確認してもらいながら決めることができるでしょう。

ホームステイの場合の費用

●マディソンでホームステイをする場合の費用目安:年間平均90万~120万円前後
マディソン留学でホームステイをする場合、費用の目安は大体寮の場合と変わりありません。ホスト先は色んな場所に点在しているので自分の好きなところを選ぶことができますが、普通の家庭なので一般的に郊外に多い傾向があります。当然、中心地に住んでいるホストファミリーにお世話になれば予算は多くかかりますし、少し不便でも郊外のホストファミリーなら予算を少なめに抑えることができます。

マディソンは学術都市なので、留学生の受け入れには昔から慣れており、住民の多くも歓迎的。国籍が違う人との交流を自分の子どもに経験させたいと、ホストファミリーを受けてくれる家族も多いといいます。留学生にとっても現地の人との関わりは良い経験になり、勉強以外の多くのことを学ぶ機会になるでしょう。

友人つながりでホームステイ先を探すこともできますが、安全性などの問題もあるので留学エージェントに依頼して探してもらう方法がスムーズで安心できるでしょう。
      

ルームシェアの場合の費用

●マディソンでルームシェアをする場合の費用目安:年間平均105万~150万円前後
マディソン留学でルームシェアをする場合、一軒家やアパートを数人でシェアして暮らすことが可能で、多くの若者に人気の滞在方法です。比較的自由に暮らせますし、友達との絆も強くなり、海外生活の醍醐味をじかに味わえるのが魅力の一つでしょう。

マディソンには賃貸住宅や学生向けのアパートが多くあり、同じ地域に固まっていることが多いようです。日本人の多くはウエスト地区の賃貸マンションが並ぶ地域に住んでいたり、シェボイガン通りのアパートを利用したりします。コンパクトな街なので大体どの辺に住んでも自転車で通学できるのもメリットの一つ。

家探しで覚えておきたいのは、契約の時期。大学の街なので、9月の初めから大学の新学期が始まることが関係し、多くの家は8月中旬からの1年契約が基本的です。日本とは違って、契約上途中解約はできないことが多いので要注意。ですから人気の物件は、7月前後から埋まってしまう(予約で抑えられる)ことが少なくないので、自分で家を探すなら7月前には目途をつけておくべきです。
 
ただしルームシェアをする家の場所をどこに定めるかで費用は大きく変わってきます。中心地やスクールゾーンであれば便利ですが高くなりますし、中心から外れればちょっと不便ですが費用は抑えることができます。

渡航費用

●マディソン留学で必要な渡航費用の目安:平均10万~15万円前後
マディソンに渡航する場合、多くの人が飛行機で移動します。高いイメージがある飛行機代ですが、ローシーズンやトランジットが長い便の飛行機は人気がないので、比較的安い金額で購入することができます。

マディソンにある空港は、Dane county regional airport(マディソン空港(MSN))。デルタ航空・アメリカン航空・ユナイテッド航空の3大航空会社が全て就航しており、マディソンにおける玄関口になっています。空港へは街の中心から車で15分程度。全米各都市との便が毎日たくさんあり、シカゴのオヘア空港やミネアポリスやデトロイトやデンバー、ニューヨーク等からの便数も多いものです。日本からの場合は、シカゴのオヘア空港を経由してマディソン入りが多いかもしれませんが、マディソン中心部までの連絡バスも運行しており、移動に困ることはありません。

海外保険費用

●マディソン留学で必要な海外保険費用の目安:平均1ヶ月1万5000円~2万円前後
海外旅行や在住する場合に加入を勧められることが多い、海外保険。もちろん義務ではなく任意のものなので自由なのですが、急なケガや病気は自分でも予測不能ですし、いざという時のための備えは必要です。

海外の医療費は日本のような保険負担がないため、基本的には実費で支払わなければなりません。風邪で診察を受け、薬をもらっただけなのに100ドル越えということだって珍しくはありません。そのため、高額な治療費を払えなくて病院に行けず、体調を壊してしまう留学生も少なくありません。

前もって海外保険に加入しておくなら、もしもの時に助かり、自分の身を守る手段になることは間違いありません。

ビザの申請費用

●マディソン留学で必要なビザの申請費用:1万8000円
マディソンに留学する場合、語学学校や大学へ通う場合はFビザ、専門学校に通うならMビザを取得する必要があります。アメリカ滞在期間が90日以下であるならば、観光旅行と同様でビザ免除プログラム(Visa Waiver Program: VWP)で入国できますが、留学の場合は長期になることがほとんどなので、ビザの取得は忘れないようにしましょう。

アメリカは、入国審査やビザの取得に関してはとてもシビアです。出稼ぎやビジネスのために入国する人が多く、中にはビザ取得を容易にするために留学目的と偽る人も少なくないので、入国管理は非常に慎重です。怪しい点や不備があれば、すぐに撥ねられてしまうこともありますから、抜け目がないように留学エージェントなどのプロに手続きを手伝ってもらうと安心です。

生活費用

●マディソン留学で必要な生活費用の目安:平均95万~130万前後
マディソンは大都会ではありませんので、物価は比較的リーズナブルです。特に学生街なので、安いレストランや食料品店も数多くあります。

アメリカでは州毎に消費税の仕組みが違い、マディソンが属するウィスコンシン州の場合は5.5%。ですが、税金がかかるものとかからないものがあり、上手に買い物すればかなり生活費を抑えることができます。嬉しいことに、毎日の生活に必要な食料品や床屋などには課税されません。その他にもよく食べられるお菓子、クラッカーやポテトチップ、ピーナッツ、トマトジュースなどにもかかりません。一方、タバコやお酒などの嗜好品、炭酸飲料、外食には課税されます。覚えておくとためになるでしょう。

特にマディソンだけに限らずアメリカ全般ですが、外食に関しては日本よりも金額が上回る傾向が高いようです。それにはチップ代が含まれるからという要因も然り。時には友達との付き合いで外食すると思いますが、何も考えずに外食ばかりしているとすぐに生活費が底をついてしまいます。

そのためにも安いディスカウントストアで買い物したり、自炊をするなどして費用を抑える工夫をする必要があるでしょう。地元の人に聞いてお得なお店を教えてもらったり、スーパーの安売りの時を狙うなどするなら、生活費を抑えることは十分に可能です。

マディソン留学をサポートしてくれるおすすめの留学エージェント

どんなに魅力いっぱいの留学先でも、やはり海外生活であることに変わりはありませんから、心配や不安が尽きないという方は少なくないはずです。ですが、留学は誰もが経験するわけではない特殊な状況なので、相談するといっても相手は限られてしまうことでしょう。もちろん、留学準備は自分一人で行うこともできますが、時間も労力も膨大に浪費するものなので、専門家に手伝って行う方が効率が良いのは当然です。

そんな時に頼りになるのが、留学の専門家であるエージェントの存在。留学エージェントは、実際に留学が現実的になってきたときに必要となる色々な書類集めや手続きや準備、情報収集などを代行してくれたり、準備に必要なアドバイスをくれたりします。

留学エージェントも多いのでどこにしようか迷いますが、選び方のポイントは自分が留学しようと思っている都市の情報に強いエージェントを選ぶことです。
ではここから、マディソン留学をサポートしてくれるおすすめの留学エージェントを詳しくご紹介していきます。

留学タイムズ

創業以降20年以上の期間、多くの留学生を助けてきた留学タイムズ。老舗なだけあり経験と実績は豊富で、約3万人以上の留学生のサポート経験があります。

「せっかくの留学経験を後悔のないものにしてほしい」という願いを持ち、そのためにも留学前に目的や希望、期間や予算などの詳しいカウンセリングを行うことを重視しています。実際に留学生自身が持っている理想と留学エージェントが持っている現実的な情報をすり合わせると、それぞれにあった最適な留学プランが見えてきます。楽しい留学期間にするためにも、その段階を大切にしているのです。

留学タイムズでは、マディソンなどの地域を含む、アメリカなどの主要国の留学サポートはもちろん、45カ国・5000校以上の語学学校・大学のサポートを扱っています。まだ留学したい国が決まっていない段階でも、一緒に決めることができるので遠慮なくご相談ください。

留学サポート内容も多岐にわたり、一般語学留学、ビジネス英語留学、大学進学準備、試験対策(TOEICやIELTSなど)テニス、ヨガ、サーフィン、バリスタなどのおけいこ留学、インターンシップやボランティア留学にも対応可。応じてくれるカウンセラーはマンツーマン対応はもちろん、全員長期留学経験者ですので安心です。

ブリッジ留学サポートセンター

トータルサポートに定評がある留学エージェント、ブリッジ留学サポートセンター。所在地は名古屋ですが、全国対応で留学サポートを受け付けています。初めの留学に関する問い合わせから帰国に至るまで、長期にわたって親身なサポートを行うことをモットーにしており、留学中も同じスタッフが担当に当たります。

元々の基本的な留学プランも用意していますが、特に力を入れているのは留学生の要望や目的に合わせてプランを組む、オーダーメイド留学。同じ語学留学とはいえ人によって目指すものは違いますし、同じ大学に留学したとしても専攻や学びたい内容も異なります。それぞれの希望を十分に聞き取りしたうえで、納得していただけるプランをご提示します。

ブリッジ留学サポートセンターが他のエージェントと違うのは、必要のないサービスは提供しないという良心的な営業方針。本人が必要としないセットコースやプランは省き、本当に必要なサポートのみで節約しながら留学を実現できるように、提案します。このような信頼できる留学エージェントだからこそ、多くの学生に頼られているのかもしれません。

マディソン留学 まとめ

アメリカ中西部に位置するウィスコンシン州の州都、マディソン。湖に囲まれた街はのんびりとした雰囲気を持ち、穏やかな気質の人々が暮らす歴史的な場所です。シカゴやデトロイト、ミルワーキーやミネソタなどへのアクセスも良く、立地にも大変恵まれています。

マディソンの大きな特徴は、世界的にも有名なウィスコンシン大学マディソン校の所在地だということ。同大学は教育レベルがとても高く、教育界の中でも権威ある教授や講師が多く在籍しています。その上、ウィスコンシン大学を軸にして語学学校やコミュニティカレッジなどの他の教育機関も多いため、世界中から多国籍な留学生が集まる大学街でもあるのです。そのためか街全体の教育水準は高く、学生が熱心に勉強できる環境が整っていますから。留学生にすれば滞在先に適した場所であることには間違いないでしょう。

マディソンはアメリカの他の都市と比べれば物価も安いですから、上手く予算を立て、計画的に生活すればかなりリーズナブルに留学経験が積めます。特に大きな金額が必要となる滞在費や学費、生活費などの選択肢を賢く考慮すれば、費用を予算内に収めることは十分可能ですから、事前に沢山の情報を収集して最適のプランを立ててみましょう。そうすれば、マディソン留学はより現実的になるはずです。

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