文化と芸術の街ウェリントンへの留学は魅力がいっぱい!費用や注意点も解説
ウェリントンはニュージーランドの首都で、オークランドに次ぐ大都市です。近年は映画制作でも有名で、世界の注目を集めています。
名門ヴィクトリア大学ウェリントンをはじめ、多くの語学学校があり、世界各地から多くの留学生が滞在しています。
このページではウェリントン留学の魅力や費用、メリット・デメリットについてご説明します。
ウェリントンが留学生に人気の理由
ウェリントンには毎年多くの留学生がやってきます。その人気の理由は何でしょうか。
詳しく見てみましょう。
ウェリントンの基本情報
まず、ウェリントンはどんなところなのか、基本情報を押さえておきましょう。
- ニュージーランドの首都
- ニュージーランド北島の南端で国の中央に位置する
- 人口は約40万人でニュージーランド全体の約10分の1
- 文化や芸術が盛ん
- 世界で1番ホットな街
- 強い風を活かして風力発電に力を入れている
- 日本との時差:3時間(サマータイムは4時間)
- 日本からは飛行機で約13時間
ニュージーランドでもっとも大きい都市はオークランドなので、首都もオークランドだと思っている人が多いようですが、実はウェリントンが首都になっています。
ニュージーランドの主要企業や金融機関はオークランドとウェリントンの両方に拠点を置いていますが、政治はウェリントンを中心に動いています。
風が強い街
ウェリントンは「風の街」と呼ばれるほど強い風が吹きます。その風を活かして風力発電に力を入れていて、大規模な風力発電基地の建設が進められています。
特に冬場、南極から吹く風は冷たく体感温度はかなり低く感じるため、冬に留学する場合は防寒対策が必要です。
ウェリントンが留学先として人気が高い理由
ウェリントン自体はこじんまりした小さな街ですが、BBC(イギリスの放送局)が2015年に実施した「2015’s Hottest Cities」(世界でもっともホットな街)ランキングで、ウェリントンがトップに輝きました。
その理由としては、次の点が考えられます。
- カフェが多く、さまざまな味のコーヒーが楽しめる
- ユニークな地ビールが多い
- 映画制作で世界が注目
- 博物館や美術館が入場無料
- オブジェやペイントなどのアートが街中にあふれている
映画制作で世界から注目
「ロード・オブ・ザ・リング」「アバター」などの映画はウェリントンの映画制作会社が作りました。今ではハリウッドに次ぐ映画の街として世界中から注目を集めています。
博物館や美術館が入場無料
市内にはさまざまな博物館や美術館がありますが、それらの多くは入場無料になっています。
また、ユニークなペイントを施した建物やオブジェがいたるところにあり、アートが楽しめます。
ウェリントン留学4つの魅力
ウェリントン留学の魅力をさらに深く探ってみましょう。
- 少人数制の語学学校でじっくり学べる
- 都会と自然がバランスよく楽しめる
- カフェやアートが楽しめる
- 日本人が少ないので英語力UPが期待できる
少人数制の語学学校でじっくり学べる
ウェリントンはそれほど広い街ではありません。そのため、語学学校の数も多くはありませんが、少人数制の学校が多いのが特徴です。
「大人数のクラスでは人見知りしてしまう」とか、「英語力に不安で何も話せなくなりそう」という人でも安心して勉強ができます。
ハイレベルな教育を受ける機会も!
ウェリントンにはヴィクトリア大学ウェリントンがあります。同校はニュージーランドでもっとも歴史があり、科学や法律学、人文科学、芸術などが有名です。
世界各地の大学と提携し、交換留学も実施しています。
一方、語学学校の中には「OET(Occupational English Test)」という医療機関で働く人に必要な英語テストの対策コースを設けているところがあります。
目的に応じたハイレベルな教育が受けられる点が、ウェリントン留学の魅力だと言えます。
都会と自然がバランスよく楽しめる
ニュージーランドの首都でありながら、ごく身近なところに自然があふれています。
丘、山、海までが近くて、しかもそれぞれがとても美しいのが特徴です。わざわざ遠出しなくてもビーチに行けるし、丘の上からすばらしい景色を楽しめます。
カフェやアートが楽しめる
ウェリントンはカフェが多い街で、いたるところにカフェがあります。特に好まれているのはエスプレッソですが、エスプレッソに泡立てたミルクを入れるフラットホワイトも人気です。
ウェリントンのコーヒーはやや濃くて甘さが控えめです。その分、コーヒーの味が楽しめますよ。バリスタを目指す人にもおすすめの留学地です。
一方、映画制作が盛んで、街の中には壁のペインティングやオブジェがあり、アートに包まれています。
特に芸術を学ぶための留学でなくても、自然とアートに触れられるという点がウェリントン留学の魅力のひとつだと言えるでしょう。
日本人が少ないので英語力UPが期待できる
小さい街という背景があるのか、ウェリントンは日本人の数が少ない地域です。最初は不安に感じるかも知れませんが、日本人が少ない環境だからこそ語学力やコミュニケーション力が磨かれます。どうしても不安な方は、現地サポートが手厚い留学エージェントに相談してみましょう。
ウェリントン留学のデメリット
一方、ウェリントン留学にはわずかですが、デメリットもあります。
強風に注意
上でも書いた通り、ウェリントンは風が強いことで有名です。風力を活かした発電に力を入れているほど!
そのため、冬は冷たい風がよく吹きます。風を通さない素材の防寒着を準備するなどの対策が必要です。
物価がやや高い
ニュージーランドはどの地域でも、物価が日本よりもやや高めです。ウェリントンも同じで、しかも24時間営業の店はほとんどありません。
日本で気軽にファストフード店やコンビニを利用していた人にとっては不便を感じるかも知れませんね。
外食はお金がかかるので、安いスーパーなどでまとめ買いをして自炊するなどの対策を取るといいでしょう。
ウェリントン留学の費用はどれくらい?
ウェリントン留学には、費用はどれくらいかかるのか見てみましょう。
まず、留学にかかる費用の内訳としては、次のものがあげられます。
- 渡航に関する費用
- 滞在費
- 生活費
- 学費
- その他諸費用
ウェリントン留学の渡航に関する費用
まず、渡航に関する費用として、次のものがかかります。
内訳 | 費用 |
---|---|
航空券 | 東京→ウェリントン(片道)10万円~15万円 |
海外旅行保険 | 留学生賠償責任補償付き (3ヶ月)約35,000円~38,000円 |
ビザの申請費用 | 学生ビザ 5400円(3ヶ月以上の留学の場合) |
乗り継ぎ便を上手に使う
日本からウェリントンまでは1~2つの空港を経由する乗り継ぎ便を使います。航空会社や経路によって費用も渡航時間も変わってくるので、早めに調べておきましょう。
現地での病気やケガに備えて保険は必要
ウェリントンは過去に大きな地震が起こり、それ以降耐震性能を強化する取り組みが行われています。
日本と同じで地震はいつ、どこで起こるかわかりません。留学中に災害や事故、病気など治療を受ける場合に備えて、海外旅行保険に加入しておきましょう。
留学生賠償責任補償付きの保険ならば、滞在先の住まいやモノを壊した場合、自転車に乗っていて人をケガさせた場合などの損害賠償補償が出るので、さらに安心です。
学生ビザの条件
ニュージーランドで3ヶ月以上留学する場合は学生ビザが必要です。
フルタイム(週20時間以上)の授業を受けること、健康で十分な滞在費があることなどの条件があります。
早めに申請をしておきましょう。
ウェリントン留学の滞在費
ウェリントン留学の滞在先としては、ホームステイ、シェアハウス(フラットハウス)、アパート、学生寮があります。
ただ、ウェリントンには小規模な学校が多いため、学生寮を設けていないところもあります。ホームステイまたはシェアハウス(フラット)やアパートを探してみましょう。
それぞれの宿泊先の1ヶ月の費用を比べてみました。
宿泊先 | 1ヶ月の費用 |
---|---|
ホームステイ | 290ドル/週(1ヶ月で1160ドル) (平日2食、週末3食付き)) |
アパート | 200~400ドル/週(1ヶ月で800~1600ドル) |
学生寮 | 要問い合せ |
アパートの家賃は週平均300ドル前後です。一方、ホームステイも300ドル(週)程度ですが、ホームステイには食事が付きます。生活費を抑えるという点でも、現地の暮らしを知るという点でも、ホームステイの方が安心でしょう。
なお、ウェリントンの生活に慣れてきたら、アパートやフラットと呼ばれるシェアハウスを利用して自炊する方法もおすすめです。
ウェリントン留学で必要な生活費
ウェリントンの物価は日本よりもやや高めです。ファストフードは1食400円~800円、レストランでの外食は1食1300円~3000円ほどします。
仲間とコミュニケーションを取るために外食することは決して悪いことではありませんが、ディナーは特に高くなるので部屋で持ち寄りパーティをするなどの工夫をするといいでしょう。
また、アパートやフラットに入居すると光熱費などもかかります。事前に現地の費用の相場を調べておきましょう。
ウェリントン留学の学費
学校やコースによって学費は違ってきますが、一般的なコース(週20時間のフルタイム)の場合、1週間で420ドルほどします。1ヶ月では1680ドルで、1NZドル=75円で計算すると126,000円になります。
ウェリントン留学1ヶ月の費用は約30万円
これらの情報を元にウェリントン留学で1ヶ月にかかる費用を計算すると、次のようになります。
- 滞在費…約87,000円(ホームステイ利用で平日2食、週末3食付きの場合)
- 生活費…約6万円(平日のランチ代・日用品など)
- 学費…126,000万円
- 交通費その他…2万円
これらの合計を見ると1ヶ月で約30万円かかることになります。
(1NZドル=75円で計算した場合です。為替相場の変動で日本円に換算した場合の金額が変わるので、ご注意ください。)
渡航費や準備費用も必要
上記の他に渡航費や洋服、身の回りのものなど事前準備品も必要です。他にも細々としたものにお金がかかるので、気を抜かずにきちんと計算して準備することが大切です。
ウェリントン留学におすすめのエージェント
ウェリントンはハイレベルの大学から小規模校まで幅広い選択肢があります。また、バリスタを目指す人や映画制作を学ぶ人にとってもおすすめの土地です。
しかし、自分ひとりで準備を進めるのは大変です。ウェリントン留学に詳しいエージェントに相談しながら進めていきましょう。
おすすめのエージェントをいくつかご紹介します。
FUJIYAMA International(フジヤマインターナショナル)
FUJIYAMA International(フジヤマインターナショナル)はオーストラリア、ニュージーランド、フィリピン留学専門のエージェントで、次のようなサービスを提供しています。
- 入学願書作成やビザ取得サポートなど入学や留学に関するサポートを実施
- 経験豊富なスタッフがカウンセリング
- 無料相談でその人に合った学校を紹介
- 留学後のキャリアカウンセリング(職業支援)を実施
ニュージーランド留学センター
ニュージーランド留学センターは日本とオークランドにオフィスがある留学エージェントです。出発前の無料英会話レッスンやビザの申請、海外旅行保険(留学保険)の手続きサポートなどをはじめ、学校選び、入学手続き、現地での相談やサポートなどを行っています。
また、留学後のキャリアサポートにも力を入れているため、留学前から帰国後まで長く付き合えます。
ウェリントン留学 まとめ
ニュージーランドの首都・ウェリントンはこじんまりした街ですが、ニュージーランドの政治の中心地です。
また、近年は風力発電や映画制作で世界から注目を集めています。
ハイレベルなヴィクトリア大学ウェリントンから小規模な語学学校までそろっているのが特徴ですが、日本人の数が少ないため語学力UPを目指す人におすすめです。
物価がやや高い、風が強いといった点はあるもののアートやコーヒー、地ビールが楽しめる街なので滞在中はウェリントンを堪能できるでしょう。
信頼できるエージェントを利用して、ウェリントン留学を成功させましょう。