フィリピン留学 2024/11/28

バギオ留学がスパルタ式授業で人気って本当?費用やメリット・デメリットを徹底解説

バギオ留学がスパルタ式授業で人気って本当?費用やメリット・デメリットを徹底解説
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バギオはフィリピンのルソン島にあり、マニラからは北に250㎞ほど行ったところにあります。

標高が高く、涼しいことから避暑地として人気があり、「フィリピンの軽井沢」と呼ばれています。

スパルタ式の厳しいレッスンを行う語学学校や有名大学があり、留学生にも人気が高まっています。一度留学した人は再度留学に行くというリピーターが多いバギオの魅力とは?
詳しく解説します。

バギオが留学生に人気の理由

バギオの人口の約半数は学生と言われるほど大学や語学学校が多く、学習環境が整っています。バギオが留学生に人気があるのはなぜなのでしょうか?
その理由を探ってみましょう。

バギオの基本情報

まずバギオがどんなところなのか、基本情報を確認しておきましょう。

  • フィリピン最大の島ルソン島にあり、マニラからは北に約250㎞ 
  • 人口は約36万人で半数は学生と言われている   
  • 標高1500mの場所に位置する高山都市 
  • 年間平均最高気温は約24℃で涼しい  
  • 日本とは深いつながりがある  
  • 街の教育レベルが高く、質のいい学校が多い   

標高1500mの高山都市で年間通して涼しい

バギオは標高1500mという位置にある、いわゆる「高山都市」です。そのため、年間を通して気温が低く、平均最高気温は24℃前後。「フィリピンは熱帯性気候で暑い」というイメージで行くとびっくりするのではないでしょうか。

かなり涼しく、避暑地として多くの人が訪れています。「フィリピンの軽井沢」と呼ばれ、日本の軽井沢町とは姉妹都市提携をしています。

また、かつては3月~5月の暑い時期だけ政府機関をバギオに移転したことから「サマーキャピタル」とも呼ばれています。

日本とは深いつながりがある

バギオの歴史は浅く、開発されてからまだ100年少しですが、日本とは深いつながりがあります。

1900年初頭、アメリカ軍がフィリピンを植民地化します。しかし、あまりの暑さに涼を求めて北を目指し、山を開発することにしました。そこがバギオです。

開発にあたって世界各地から労働者を集めましたが、その中で日本人がもっとも勤勉に作業をこなしたと言います。彼らはそのまま現地で暮らし、日系2世が生まれますが、第二次世界大戦中には日本軍から敵国扱いされ、終戦後も教育の機会や市民権を奪われてしまいました。

やがて彼らの名誉は回復しますが、現地ではかなり苦労したようです。また、戦争中はバギオに日本軍の防空壕兼野戦病院があり、今も遺跡として残っています。

バギオに行ったら、そういった日本人の歴史を感じてみてはいかがでしょうか。

バギオが留学先として人気が高い理由

バギオは留学生が2度目、3度目にも留学に訪れるというほどリピーターが多いところです。過ごしやすい気候や物価の安さなどもありますが、やはり優れた教育環境があるという点が大きな理由だと言えます。

フィリピンの有名大学のキャンパスがある

バギオにはセントルイス大学やバギオ大学、フィリピン大学バギオ校、コーディリエラ大学などフィリピン内でも有名な大学のキャンパスがあります。

また、語学学校も多く、特にスパルタ授業やTOEIC対策など充実したレッスンが受けられるところも人気が高い理由です。

バギオの街も教育熱心で、市民の識字率は99%と高いレベルを誇ります。

バギオ留学4つの魅力と3つのデメリット

バギオ留学には多くの魅力がある反面、デメリットもあります。事前に両方を確認しておきましょう。

  1. 治安が良くて過ごしやすい   
  2. 物価が安い  
  3. 教育レベルが高く、スパルタ授業が多い 
  4. 世界各地の留学生と交流できる  

治安が良くて過ごしやすい

バギオは治安がいいことで評判ですが、さらに街の警備も優れています。

なぜならばバギオはかつて「サマーキャピタル」として政府機関が夏の間だけ移転していたこと、また、「The Mansion House」という大統領の別荘や富裕層の住まいが多くあることなどの理由で警備がしっかり行われているからです。

街のいたるところで警察官の姿を見かけます。犯罪が少なく、安心して暮らせる点がバギオ留学の魅力です。

さらに暑すぎず、寒すぎずという気候条件も勉強がはかどる要素になっています。

物価が安い

バギオは山間地なので坂道が多いのですが、自転車を利用する人は少なく、ほとんどがタクシーで移動します。タクシー代は10分ほどで約60ペソ(120円)程度です。

また、さまざまな食材や雑貨がそろう「バギオ・シティマーケット」では商品のどれもが安く、しかも店はきれいに整頓されています。

留学全体にかかる費用も欧米に比べるとかなり安いので、欧米留学1回分の費用でバギオに2度、3度と来る人もいるほどです。

教育レベルが高く、スパルタ授業が多い  

バギオにはフィリピンの中でも優秀な大学が多くあります。また、バギオは「スパルタ授業」発祥の地と呼ばれていて、語学学校ではスパルタ式授業が取り入れられています。

スパルタ授業の例

ある語学学校の1日を見てみましょう。

  • 朝の授業前にリスニングテスト  
  • マンツーマンの授業(50分)を1日6コマ  
  • 夕食後に単語テスト  
  • その後、夜10時までリーディング(または50分×2コマの授業)  

他にも朝7時から夜10時まで授業や自習など勉強漬けのスケジュールを組んでいる学校もあります。

授業の内容やレベルは学校によって異なります。また、中には「完全に母国語禁止」という学校や「平日の外出は禁止」という学校もあります。

事前に内容をよく確かめることが重要です。

世界各地の留学生と交流できる

人口の約半分が学生というバギオには、世界各地から留学生がやって来ます。また日本人が経営する語学学校が少ないため、生徒は他国籍の人が多くなります。

その分、世界各地の人と交流できるというメリットがあります。市内にはネット環境が整ったカフェがたくさんあるので、休日は街に出て他国籍の人と積極的に交流を持つようにしてみましょう。

バギオ留学の3つのデメリット

一方、バギオ留学のデメリットも知っておきましょう。

レジャー施設やアクティビティが少ない

フィリピンと言えば美しい海やビーチを連想する人が多いかと思いますが、バギオは山岳地なので海は遠く、すぐには行けません。

また、コルディリューラの棚田やバギオ大聖堂などいくつかの観光名所はあるものの、休日を満喫するアクティビティやレジャー施設はほとんどありません。

そういった物足りなさはあるかも知れませんが、バギオの留学生は「勉強漬け」というほど1日に多くの時間を勉強に費やしていまっす。

遊びの誘惑がない分、勉強に集中できると言っていいでしょう。

ちなみに山に囲まれているため、登山やハイキングができるところはたくさんあります。息抜きに山に出かけてみるといいでしょう。

雨季は降雨量に注意

フィリピンには雨季と乾季があります。バギオも同様で、雨季の6月~8月の降雨量はかなり多く、1ヶ月で850mm(東京の約4倍)もあります。その分、湿度も高くなります。

一方、乾季(11月~5月)は降雨量が少なく、過ごしやすいので留学におすすめです。

日本からのアクセスが悪い

留学地としておススメのバギオですが、残念なことに日本からのアクセスがあまり良くありません。

バギオに行くには日本からマニラ(ニノイ・アキノ国際空港)まで約4~5時間、さらにマニラからバギオまではバスで5~6時間かかります。

行ってしまえば問題はないのですが、やはり遠く感じるのではないでしょうか。

バギオ留学の費用はどれくらい?

バギオ留学の魅力は費用が安いという点です。実際にどれくらいかかるのでしょうか。
次の点を中心に調べてみました。

  • 渡航に関する費用  
  • 滞在費 
  • 生活費  
  • 学費  
  • その他諸費用 

バギオ学の渡航に関する費用

渡航や入国に関して、次のような費用がかかります。

内訳 費用
航空券 東京→マニラ (片道)2万円~4万円 
マニラ→バギオ(バス)約900円~1600円
海外旅行保険 留学生賠償責任補償付き(3ヶ月)約35,000円~38,000円
ビザの申請費用(30日以上留学の場合) 31日~59日までの場合、約3,400ペソ(6,800円)
60日~89日の場合、約8,200ペソ(16,400円)

(1ペソ=2円で計算しています。為替相場の変動で日本円の金額が変わる可能性があります。)

費用は安いが時間がかかる 

日本からマニラまでは直行便が出ていますし、航空券も安く購入できます。ただ、マニラからバギオまでが時間がかかります。

渡航前にはバスの乗り方などを調べておきましょう。

病気やケガに備えて保険は必要

バギオは犯罪が少なく安全な土地ですが、日本と同じように考えるのは危険です。

また、気候によっては体調を崩す可能性があります。病気やケガに備えて、海外旅行保険に加入しておきましょう。

フィリピン留学のビザ

フィリピン留学は30日まではビザ不要で入国できますが、それ以上になるとビザが必要になります、また、期間に関わらず語学留学目的の場合は「特別就学許可証」(SSP(Special Study Permit」が必要です。

さらに、滞在が60日以上になる場合は外国人登録証の「ACR I-CARD(Alien Certificate of Registration Identity CARD)」も必要です。

手続きは学校でやってくれますが、料金は学校によって異なります。事前にチェックしておきましょう。

バギオ留学の滞在費+学費

バギオ留学の滞在先は学生寮のほか、学校が提携しているホテルやコンドミニアムを利用する方法があります。

学費と滞在費、食費が込みで料金設定されていることが多いので、いくつかの学校の例をご紹介します。

BECI International Language Academyの場合

BECI International Language Academyはスピーキング集中矯正プログラム、スパルタコースなどがあります。講師陣は優秀かつ厳しいことで知られていて、毎月学習の習熟度を測るテストがあります。

学生は韓国、中国、台湾、ベトナム、タイなど幅広い地域から集まっているので、国際交流も楽しめます。

同校の学生寮の滞在費は下記の通りですが、食費込みなのでかなりお得です。

部屋のタイプ 4週間の金額
1人部屋 12万円
2人部屋 82,000円
3人部屋 72,000円
4人部屋 62,000円

学費は下記の通りです。

コース 4週間の金額
SPEED ESL(1日9時間) 87,000円
SPARTA ESL(1日11時間) 99,000円
IELTS基礎コース(1日9時間) 99,000円
IELTS点数保証コース(1日11時間) 107,000円

(上記以外のコースや期間、オプションもあります。また料金は変更になる可能性があります。)

JIC Baguioの場合

JIC Baguioはセミスパルタ(平日の外出が可能)とスパルタ(1日最大13時間の授業)のコースがあり、アメリカ人のネイティブ講師が在籍しています。母国語は禁止で、日本人の割合は15%以下に設定されるなど厳しいですが、語学学習には最適な環境が用意されています。

こちらも食事込みの学生寮があり、学費はこれらを合わせた金額で設定されています。
バランス重視型(マンツーマンレッスン4コマ+グループレッスン4コマ+無料グループレッスン4コマ)の4週間の学費(滞在費・食費込み)の金額は下記の通りです。

部屋 4週間の費用
セミシングル 164,000円
2人部屋 151,000円
3人部屋 141,000円
4人部屋 141,000円

(上記以外のコースや期間もあります。また料金は変更になる可能性があります。)

バギオ留学で必要な生活費

学生寮費の中に滞在費と食費が含まれています。しかも、平日は夜まで授業やレッスンがあるため、ほとんど外出ができません。

休日に出かける際の外食代や交通費、レジャー代などを用意しておけばいいでしょう。その場合も物価が安いので、それほど多くかかることはありません。

バギオ留学の総額は1ヶ月で約19万円

ここまでの費用を計算すると、学費+滞在費+食費で4週間に17万円前後、生活費が2万円として、1ヶ月の合計金額は約19万円~20万円となります。

マンツーマンレッスンが中心の学校が多いため、どうしても学費は割高になります。その分、生活費を抑えるようにしてみましょう。

バギオ留学におすすめのエージェント

バギオは住みやすく居心地がいい街なのですが、まだ留学に関する情報は少ないため、計画の段階で不安に感じる人が多いと思います。

そんな場合は留学エージェントに相談してみましょう。

Phil-Portal(フィルポータル)

Phil-Portal(フィルポータル)はフィリピン留学専門のエージェントで、スタッフ全員がフィリピン留学経験者です。特にバギオ留学には力を入れていて現地情報が豊富です。

無料相談は個別または少人数で実施しているので、わからないことがあれば何でも聞いてみましょう。

エージェント独自の割引サービスもあるので、おすすめです。

HANASERU   

HANASERUはフィリピン留学のサポートを無料で行っている留学エージェントです。

紹介する語学学校はフィリピン入国管理局より正式に学生ビザの発行を許可されているSSP認定校とフィリピンの教育機関であるTESDA認定校のみなので安心です。

留学前の英語学習サポートや緊急時の現地スタッフ対応、帰国後の就職サポートなどもあるので、留学後の進路も含めて相談できます。

面談は毎日23時まで、チャットは24時間対応しています。いつでも質問や相談できるので安心ですよ。

バギオ留学 まとめ

バギオはルソン島にある山間都市で、フィリピンの中でも比較的涼しく、避暑地としても有名です。

バギオには有名大学のキャンパスがあり、学園都市として世界中から多くの学生が訪れ、人口の約半数は学生と言われるほどです。

また、バギオは「スパルタ式授業」発祥の地とも呼ばれていて、各語学学校は1日10時間のレッスン、母国語禁止、平日は外出禁止などのルールを設けています。

本気で英語を勉強したい人、スピーチ力を上げたい人などにおすすめです。

なお留学に際しては現地事情に詳しい留学エージェントに相談しながら進めるとスムーズです。

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