フィリピン留学 2024/11/28

フィリピン最大の都市マニラ留学の5つの魅力と4つのデメリットとは?費用も要チェック

フィリピン最大の都市マニラ留学の5つの魅力と4つのデメリットとは?費用も要チェック
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フィリピンの首都マニラ。政治、経済、商業の中心で、世界中から観光やビジネス、そして留学に多くの人が訪れています。

マニラ市を含む「メトロ・マニラ」(16市1町)の人口は約1200万人で、東京都の総人口の約1300万人と変わらないほど多くの人が住んでいます。

かつてはスペインの植民地だったため、市内のあちこちにはスペイン風の建物が現存しています。

多くの人を魅了するマニラへの留学。その魅力とメリット・デメリット、費用などを詳しくご説明します。

マニラが留学生に人気の理由

「フィリピン」と言えば「マニラ」が思い浮かぶほど有名なマニラ。若者だけでなく、ビジネスマンの留学先としても人気があります。

その理由を探っていきましょう。

マニラの基本情報

マニラのことはよく知っているという人も、あまり知らないという人も、まずはマニラの基本情報を確認しておきましょう。

  • フィリピン最大の島ルソン島の中西部に位置する
  • マニラ市を含む「メトロ・マニラ」はフィリピンの政治、経済、商業の中心地   
  • 熱帯地方で年間平均気温は28℃ 
  • スペインの植民地時代や戦争中のアメリカ軍による占領などの歴史がある 
  • 日本からマニラ空港まで多くの直行便が出ていて、4時間半ほどで行ける 
  • さまざまなレベルの語学学校がある

マニラとメトロ・マニラ

マニラ留学を検討されている人は「メトロ・マニラ」という言葉を目にする機会があるのではないでしょうか。

メトロ・マニラはフィリピンの首都圏のことで、マニラ市の他にケソン市、カロオカン市、マカティ市など16の市と1つの町で構成されています。

それぞれの地区には特徴があります。主なものをご紹介します。

  • マニラ市……フィリピンの首都  
  • マカティ市……フィリピンの経済の中心地で「フィリピンのウォール街」とも呼ばれている  
  • ケソン市……以前フィリピンの首都だったところで、現在も政治の中心地。フィリピン大学やアテネオ大学などのキャンパスがある学研都市でもある  
  • オルティガス地区……マルダルーヨン市、パシッグ市、ケソン市にまたがるエリア。証券取引所や外資系企業などがあるビジネスの街  
  • ボニファシオ・グローバル・シティ……マカティ地区のとなりにある高級住宅地。急速に開発が進められている近未来都市で、各国の大使館や日本人学校などもある  

このようにマニラ市とその周辺を含むメトロ・マニラは近代化が進む大都市であることがわかります。

スペイン統治時代の建物が多い

フィリピンは16世紀からスペインに占領され、植民地になっていました。当時建築されたサン・アウグスチン教会はフィリピン最古のバロック様式の教会で世界遺産に登録されています。また、マニラ大聖堂にはアジア最大と言われるパイプオルガンや美しいステンドグラスがあります。このパイプオルガンは4,500本のパイプを使っているそうです。

このように、マニラは近代都市の顔とスペイン統治時代の名残の両面を持っています。

マニラが留学先として人気が高い理由

最近、フィリピン各地に留学する人が増えています。ただ、地域によっては情報が少なく、不安という悩みがあります。

一方マニラは日本からの直行便が多くアクセスがいい、現地の情報が多く留学生活がイメージしやすいといったメリットがあるため、フィリピン留学の中でも特に人気が高くなっています。

マニラ留学5つの魅力と4つのデメリット

次にマニラ留学の魅力を見ていきましょう。また、デメリットもあるので、そちらも合わせてご説明していきます。

まずはマニラ留学の魅力として、次の点があげられます。

  1. フィリピン最大の都市で買い物やインフラなどの環境が整っている   
  2. 日本からのアクセスがいい 
  3. 語学学校の数が多い 
  4. 繁華街が多く、授業後や休日の楽しみが多い 
  5. インターンの受け入れや現地での就職口が多い

フィリピン最大の都市で買い物やインフラなどの環境が整っている  

マニラはフィリピン最大の都市で、大きなショッピングモールやスーパーなどがたくさんあります。買い物に困ることはありません。

また、フィリピンの他地域と比較しても、水道や電気、Wi-fiなどのインフラが整っています。日本ほどではありませんが、ほぼ不便なく生活できるのがマニラ留学の魅力です。

日本からのアクセスがいい

マニラには日本の主な空港から直行便が多数就航しています。直行便なら4時間ほどでマニラに着くので、便利です。

また、フィリピン内の観光地や島に行くにもマニラを経由していくことが多いので、現地へのアクセスがいい点もマニラの魅力のひとつです。

語学学校の数が多い  

マニラとその周辺のメトロ・マニラには多くの語学学校があります。生徒のレベルに合わせたさまざまなコースがあるので、自分に合うところを探してみましょう。

繁華街が多く、授業後や休日の楽しみが多い

マニラには大型ショッピングモールやおしゃれなレストラン、カフェなどがたくさんあります。

夜遅くまで営業しているところも多いので、授業が終わってからや休日のお出かけに最適です。留学中の楽しみになるでしょう。

また、メトロ・マニラ内にある「エンターテインメント・シティ・マニラ」はフィリピン政府が観光の目玉として開発した複合リゾート施設です。

カジノやホテル、レストラン、ナイトバーなどがあります。カジノへの入場は21歳以上ですが、高級感あふれるエリアなので大人の雰囲気を楽しめますよ。

ちなみにここには子ども向けのテーマパークもあり、子ども連れの家族でにぎわっています。

インターンの受け入れや現地での就職口が多い

マニラには日系企業や外資系企業がたくさん拠点を置いています。これらの企業の多くはインターンの受け入れや現地での就職採用に積極的なので、留学経験を活かして現地で働くことが可能です。留学中は将来を視野に入れて、情報収集をしてみましょう。

また、留学後のサポートに力を入れている留学エージェントに相談すると、学校選びや学習方法などのアドバイスが得られるのでおすすめです。

マニラ留学の4つのデメリット

一方、マニラ留学のデメリットも知っておきましょう。

物価が高い

フィリピンは日本より物価が安く、全体的に日本の3分の1程度と言われています。マニラの物価も日本と比較すると安いのですが、フィリピンの他地域と比べると高い傾向があります。

特に富裕層が住む高級住宅地やその周辺のレストランは高いので気をつけましょう。

事前に現地情報を留学エージェントに聞いて、予算を考えておくと安心です。

渋滞が多い

マニラにも鉄道が走っていますが、利便性がよくないこと、車内でのスリが多いといった治安面での問題などがあり、地元の人でもあまり利用していません。その分、タクシーでの移動が多くなります。

タクシー代はそれほど高くはないのですが、車の数が増えて市内は常に渋滞が起こっている状況です。特に夕方の帰宅時間帯は動かなくなることがあり、マニラの交通渋滞は世界でも有名です。現地で生活する際には時間に余裕を持って行動しましょう。

大気汚染に注意

道路に車があふれている、渋滞で動かない、排ガス規制が厳しくないという背景があり、大気汚染が深刻な問題になっています。

フィリピンの交通手段としてタクシー代わりにジプニー(乗り合いタクシーのような車)を利用する方法があります。料金が安くて手軽なのですが、窓がないので大気汚染の影響を受けるという問題が発生します。

治安に注意

マニラでは大きな犯罪やテロの報道はありませんが、スリやひったくり、タクシーや店舗でのぼったくり(高額料金をふっかけられる)といった「軽犯罪」が多く見られます。

また、大都市マニラでもストリートチルドレンがいるので、注意が必要です。

なお、外務省の地域別危険情報では、マニラは「レベル1」(十分注意してください)となっています。すぐに何か問題があるというわけではありませんが、日本のような感覚で行かないように気をつけましょう。

マニラ留学の費用はどれくらい?

フィリピン留学の中でもマニラは費用が高めです。実際にどれくらいになるのか、以下の項目を見てみましょう。

  • 渡航に関する費用  
  • 滞在費 
  • 生活費  
  • 学費  
  • その他諸費用 

マニラ学の渡航に関する費用

渡航や入国に関して、次のような費用がかかります。

内訳 費用
航空券 東京→マニラ (片道)2万円~4万円 
海外旅行保険 留学生賠償責任補償付き(3ヶ月)約35,000円~38,000円
ビザの申請費用(30日以上留学の場合) 31日~59日までの場合、約3,400ペソ(6,800円)
60日~89日の場合、約8,200ペソ(16,400円)

(1ペソ=2円で計算しています。為替相場の変動で日本円の金額が変わる可能性があります。)

安い航空券をチェック 

日本からマニラまでは多くの便が出ています。早割やキャンペーンなどを探すと結構安くて行けるので、比較サイトや旅行サイトなどでチェックしてみましょう。

海外旅行保険の内容をよく確認することが大切

マニラは大きな事件はありませんが、スリやひったくりなどはよく起こります。また、車社会になっているため、交通事故にも注意が必要です。

短期間の場合はクレジットカードについている海外旅行保険で、2週間以上になる場合は留学に対応している海外旅行保険に加入しておくと安心です。

内容や金額は保険会社によって異なるので、早めに資料請求して検討するといいでしょう。

フィリピン留学のビザ

フィリピンへの入国は30日まではビザ不要で入国できますが、それ以上になるとビザが必要になります。

また、30日以内でも語学留学目的の場合は「特別就学許可証」(SSP(Special Study Permit」が必要です。

そして、滞在が60日以上になる場合は外国人登録証の「ACR I-CARD(Alien Certificate of Registration Identity CARD)」も必要です。

手続きは語学学校でやってくれますが、料金は学校によって異なります。事前にチェックしておきましょう。

マニラ留学の滞在費+学費

フィリピン留学では多くの場合、学校に併設されている学生寮に入ります。学校の費用は学費と滞在費、食費がすべて含まれた金額で提示されています。

学生寮を利用しない場合はホテルやコンドミニアムを利用しますが、マニラの場合はホテルが高いこと、ホテルから学校まで距離があると通学に時間がかかることなどの心配があるので学生寮がおすすめです。

C21 International Language Schoolの場合

C21 International Language Schoolの学費を例に見てみましょう。同校はメトロ・マニラ内のケソン市にあり、母国語禁止ルールがあるセミスパルタ式で英語力UPを目指しています。

また、アジア各国からの留学生が多いので、国際交流ができるというメリットもあります。

同校の学費は次の通りです。

ESL Generalコース(マンツーマン3コマ+グループ3コマ+英作文1コマ+夜間2コマ)の場合です。

部屋のタイプ 1週間の金額 4週間の金額
1人部屋 62,800円 157,000円
2人部屋 57,600円 144,000円

(1ドル=100円で計算しています。為替相場の変動で金額は異なってきます。)
上記以外のコースや期間、オプションもあります。また料金は変更になる可能性があります。

マニラ留学で必要な生活費

学費には授業料、滞在費、食費が含まれていますが、光熱費や教科書代は入っていません。

また、学校によっては食事の提供は平日のみというところがあります。

そのため、学費以外の生活費としては、土日の食事代、日用品代、交通費、レジャー費用などが必要です。

観光はどこに行くか、そのための費用はどれくらいなのかを事前に調べておきましょう。

生活費やお小遣いとして1ヶ月に4~5万円ほどあると安心です。

マニラ留学の総額は1ヶ月で約20万円

ここまでの費用を計算すると、学費+滞在費+食費で4週間に16~17万円前後、生活費が4万円として、1ヶ月の合計金額は20万円前後となります。

学校やコースによって学費が変わってきます。目的に合う学校はいくらなのかを調べることが大切です。

マニラ留学におすすめのエージェント

マニラとメトロ・マニラには多くの語学学校があります。選択肢が多いのはいいことですが、それだけにどこを選べばいいのかわからずに迷ってしまう人が多いのではないでしょうか。

そんなときは留学エージェントの利用がおすすめです。いくつかのエージェントをご紹介します。

Phil-English(フィルイングリッシュ)

Phil-English(フィルイングリッシュ)はフィリピン留学専門のエージェントで、実際に現地の語学学校を訪問してユーザーにおすすめできるかどうかの判断をしています。

また、現地の最新情報を入手しているので、留学生の不安にもきちんと対応できる点が強みです。

学費後払いサービスや途中自主退学での残余期間学費100%返金、学校倒産や自然災害時の残余期間学費100%返金などユーザーの立場に立ったサービスが特徴です。

School With  

School Withは代理店手数料が0円で留学に関する幅広いサービスを提供しています。

留学前の無料カウンセリングは会場での説明会のほか、メール、電話、LINE、個別相談などさまざまな方法で行っています。「あっ、これが聞きたい」というときにすぐに連絡できるのが強みです。

Global Study(グローバルスタディ) 

海外留学協議会JAOSの正会員で留学業界の健全化や安心できる留学の推進などを心がけています。そのため、強引な営業はしないということをモットーに、親身な相談を行っています。

フィリピン留学に関しては短期留学から長期留学、社会人のビジネス英語留学から格安留学、親子留学など幅広く対応しています。

マニラ留学 まとめ

マニラはフィリピンの首都で、マニラ近郊を含む「メトロ・マニラ」は政治、経済、商業の中心地です。

日本からのアクセスがいいこと、インフラが整っていること、生活に便利な都会であることなどのメリットがある一方で、フィリピンの中では物価が高いこと、交通渋滞や大気汚染の問題があることなどのデメリットもあります。

それでも他国への留学に比べると費用は安く済みます。フィリピン留学を考えるなら、便利で安心できるマニラがおすすめです。

なお語学学校選びに迷ったら留学エージェントに相談してみましょう。

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