イギリス留学 2024/11/28

ブライトン留学で期待できるメリットとは?人気の理由や必要な費用の概算を徹底解説!

ブライトン留学で期待できるメリットとは?人気の理由や必要な費用の概算を徹底解説!
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イギリス南部にある海辺の観光地、ブライトン。イギリスでも有数のリゾート地であり、珍しくビーチがあるため夏季は多くの人で賑わう街です。首都ロンドンからは電車で約1時間と立地にも恵まれており、コンパクトな街の中にパブやレストラン、カフェなどの施設が充実していますので、オシャレな浜辺の街としてイギリスでも人気のエリアです。

ですがその一方で、ブライトンは留学地としても人気があります。その理由は、有名なブライトン大学やサセックス大学、また多くの語学学校を含む教育施設が充実しているため。世界中から大勢の学生が集まり、留学生活を楽しんでいます。

この記事では、ブライトン留学で期待できるメリットに加え、人気の理由や必要な費用の概算についても詳しく解説していきます。

ブライトン留学が日本人に人気の理由

イギリス南東部のイースト・サセックス州西端に位置している海辺の街、ブライトン。人口は約27万人と大都市ではありませんが、美しいスポットが多いため観光地としても知られています。

ロンドンからも電車で約1時間とアクセスも良く、イギリス人達の中でもリゾート地として人気を集めています。ブライトンは、18世紀の中ごろから貴族の保養地として利用させるようになった背景を持つため、現代でも中流階級以上の住民が多く、モラルやマナーの基準が高いため治安が良い傾向があると言われています。そのため、イギリスの中でも住みやすい街として認知されているのです。

もうひとつブライトンを象徴するものといえば、数多くある教育施設。よく知られているのはブライトン大学ですが、サセックス大学や語学学校、コミュニティカレッジなども多く点在しています。そのため住民の中には学生も多く、世界各地から留学してきた多国籍な人種が入り乱れているのも特徴の一つです。

ブライトンは海辺のリゾート地なので、特に夏場の留学が人気で、勉強の合間にビーチを満喫しようとたくらむ学生たちでいっぱいです。様々なアクティビティもあるので、勉強の間の息抜きするには最適です。

留学生の国籍は様々ですが、この中には日本人を含むアジア人もいます。とはいっても、ロンドンなどの大都市に比べるとまだまだ日本人の留学生の数は少なく、比率としては少ないものです。

ですから、邦人から離れてネイティブの中で生活したいと願う学生や英語漬けの留学が目的の学生にとっては、ブライトンはまさに理想的な場所です。しかも海辺ののんびりとした街でお洒落な留学生活を送れるのですから、静かな環境を好む日本人が好まないはずはありません。

ブライトン留学のメリット

イギリスの大都市ロンドンから電車で約1時間の距離にある、海の街ブライトン。リゾート地でもあるため華やかなイメージもありますが、同時にのどかで静かな海辺の街という一面も兼ね備える魅力的な場所です。

またブライトン大学やサセックス大学などの教育機関も多いため、学生の街としても知られています。都会に比べて生活費や家賃が低めなので、留学先はブライトンで、週末はロンドンでショッピングや観光を楽しむというスタイルを確立している留学生も少なくありません。

とはいえ、ブライトン留学の人気の秘訣はそれだけではありません。他にも、ブライトン留学のメリットにはこのような要素が考えられます。

  • 留学生受け入れに慣れている教育機関が多い
  • 学生でも生活しやすい環境が整っている
  • リゾート地なので息抜きにも最適
  • 多国籍・多文化に関して寛容
  • 日本人が少ないので語学習得に集中できる
  • 治安が良い土地なので安心
  • イギリスの他の土地よりも物価が低い

ではここから、ブライトン留学のメリットを一つずつ詳しくご紹介していきましょう。

留学生受け入れに慣れている教育機関が多い

ブライトンは、イギリスの中でも多国籍の若者が集まる学生都市として知られています。教育機関が多いブライトンの中で留学先として有名なのは、ブライトン大学とサセックス大学の2校です。

ブライトン大学は約2万人以上の学生が在籍している教育機関で、薬学や工学、インフォメーションテクノロジーなどの理系分野に特化しています。昔から多くの留学生を受け入れてきた実績を持っていることもあり、留学生へのサポートも手厚く、個別相談ができたり、無料の英語サポートなども行ってくれます。ですから、初めての留学や語学に不安を持っている場合でも、安心して勉学に打ち込める環境を期待できます。

サセックス大学は、ブライトン大学に比べると比較的新しい大学です。ですが、リベラルな校風も関係しているのか120ヶ国以上から留学生を受け入れており、20%以上の学生が海外からの留学生という環境です。開かれた教育や生涯教育に力を入れて、障害がある学生や社会的に不利なバックグランドを持った学生も受け入れていることで有名。サセックス大学は日本との交流協定も結んでおり、留学生や研究者の相互受け入れなどを行っている関係性でもあります。文部省が各所により公表している協定大学は、東北大学や広島大学、学習院大学、聖心女子大学、法政大学、近畿大学、京都女子大学などがあります。このような背景を持つ大学ですので、日本人の留学生も学びやすく、過ごしやすい環境で勉強できるはずです。

また語学学校の豊富さもブライトンの魅力の一つです。ユーロセンター ブライトン校やEF ブライトン校などの実績のある有名な学校が多く、特に夏のシーズンの語学学校は多くの留学生でいっぱいになります。欧州を中心にさまざまな国から若者が集まり、勉強に励んでいる環境ですから、不安を感じることなく学べます。

学生でも生活しやすい環境が整っている

ブライトンはロンドンほど大きな都市ではありませんが、こじんまりとしている割には暮らしやすいことで知られています。語学学校などの教育機関を中心に、パブやレストランやカフェなどの飲食店、美容室やスーパーマーケットなどのお店など、生活の中で必要な施設が街の中心地にほとんど集中しています。

そのため徒歩での移動で事足りることが多く、コンパクトながら便利な生活範囲を確保できます。

またブライトンではバスの運行も充実しており、多くの学生がバスを交通手段として利用しています。Brighton&Hove Bus and Coach Companyが運営する路線バスが一般的に利用されていますが、路線数も多いですし、運行時間も朝早くから深夜まで走っており、乗りたい時間にバスがないなんてことはほとんどありません。

またブライトンのバスはアプリを利用してチケットを購入すると、現金支払いよりもお得に乗車できるので、上手に活用してみると良いでしょう。留学生は大抵の場合、節約のために車を所持していないことが多いので、公共の交通機関が充実しているブライトンのような街なら、生活しやすい環境と言えるでしょう。

このように毎日の移動にも事欠かず、都会に出なくても必要な物が手に入るともなれば、学生たちの間で留学先候補としてブライトンが人気になるのも無理はありません。

リゾート地なので息抜きにも最適

海辺の街ブライトンは、実はイギリス有数のリゾート地の一つ。イギリス国内では珍しくビーチがあることから、ブライトンは観光地として栄えており、アクティビティも豊富にあります。美しいビーチ沿いにはプロムナード(遊歩道)が続いており、海岸通りには大きなホテルやレストラン、カフェが立ち並んでいていつも人が途絶えません。

ブライトンの街の中だけでも十分楽しむことができる施設が多いため、留学生達は息抜きの方法が豊富にあり、ストレス発散にはもってこいの環境と言えるでしょう。週末や休みの期間にいろんな場所に行ったりすることもできますし、ただビーチでのんびりしたり、パブで友達とはしゃぐのもよし。

特におすすめなのは、地元の人にも愛されている海沿いのエンターテイメント、ブライトンピア。規模としては小さなテーマパークですが、観覧車やメリーゴーランドなどのアトラクションもあり、友達同士でも十分楽しめますし、若者のデートスポットにもなっています。

またビーチ沿いにはナイトクラブも充実しています。イギリスはパブの文化が定着している国ですから、ブライトンにもそこらへんにパブやバーのようなスポットが沢山あります。基本的に仲良くなれば頻繁に誘われるはずですので、交際費などの予算の中に含めておくのを忘れずに。ですが多少お金がかかるとはいえ、友達とパブではしゃぐのは楽しく、十分な息抜きになるはずです。ブライトンの街中を走るバスは深夜3時まで運行しているので、夜更かししている学生たちが沢山います。時には自制も必要ですが、たまにパーっと楽しむ方法が豊富にあるのもブライトンの魅力の一つと言えるでしょう。

多国籍・多文化に関して寛容

ブライトンを留学先として魅力を一つ挙げることができるとすれば、それは多国籍、多文化に関して寛容な地域性を持っていること。ブライトンの街は、全体的に保守的な雰囲気ではなく、リベラルな思想を押し出している雰囲気があります。

昔から様々な民族や国籍の留学生を受け入れてきた学園都市ということも関係しているかもしれませんが、それに加えてブライトンはヨーロッパで一番大規模なゲイの街として知られているという背景も関係しています。年に1回はゲイパレードという大きなフェスティバルが催され、ゲイの人達がドレスアップしたり、誰でも参加自由で音楽に合わせて道端で踊って楽しみます。そのような街に住んでいるからか、住民は通常とは異なった思想や文化、考え方に対しても寛容で、異なる価値観をすんなり受け入れる風土があります。ですから、国籍が違う留学生に対しても皆親切なため、日本から留学した際もブライトンではきっと違和感なく過ごせるはずです。このような街の雰囲気も、ブライトンが留学地として人気がある秘訣の一つなのでしょう。

日本人が少ないので語学習得に集中できる

ブライトンは留学生も多く教育を受けるにはぴったりの教育都市ですが、意外にも日本人は少ない様子。そもそも、日本からイギリスへの留学者数は他の国に比べるとそれほど多くなく、イギリスに留学したとしても一番人気はやはりロンドン。

なかなかブライトンには日本人が流れません。有名な大学や語学学校でも、日本人の割合はだいたい3%程度と言われており、アジア人全体でも15%に満たないほどの統計です。

初めは邦人が少ないことを不安に感じるかもしれませんが、考え方によってはメリットになることもあります。留学経験者の多くが感じていることですが、語学を習得するうえでは日本人が少ない環境に身を置くことは重要な要素です。日本人が多いとどうしても一緒に行動してしまいますので、日本語ばかり使い英語を話す機会が減ったり、ネイティブの友人ができにくくなりがちです。

語学は沢山話す機会を捉えてこそ上達するものですから、その点からしても日本人が少なめのブライトンは留学先として良い選択肢といえるはずです。

治安が良い土地なので安心

留学先の条件として一番に挙がることが多い、治安問題。比較的平和な日本と違い、外国で生活するわけですから住む地域の治安を気にするのは当然のことでしょう。

実はブライトンは、イギリスの中でも治安のよい地域として知られています。リゾート地であり、しかも学生都市でもあることから治安が良いことは推測できます。住民の大半は教育関係者だったり、生活レベルの高い人が多いため、モラルやマナーに関して比較的問題が少ないのかもしれません。中にはナイトクラブやパブなどが多いため、犯罪が多いのでは?と心配する学生もいますが、警察官の定期巡回を行うなど街ぐるみの治安維持も徹底しているので、安心して暮らすことができます。

特に長期の留学を計画している留学生にとっては、治安の良さはとても重要な要素です。その点において女性や留学初心者でも安心して暮らせるブライトンは、イギリスの中でも特におすすめできる街なのです。

イギリスの他の土地よりも物価が低い

海外留学といえばとにかくお金がかかる、そんなイメージをお持ちの方も多いことでしょう。ですが、留学する場所によっては必要な留学費用の額が大きく変動します。自分の予算に限界があるなら、それに見合った留学先を探せばよいのです。

ブライトンはイギリス国内でも人気のリゾート地ですが、首都ロンドンに比べると随分物価も安いので、比較的リーズナブルな予算で留学できます。ロンドン留学は予算の関係で断念したものの、ブライトンなら可能ということで留学が実現した学生も少なくありません。

ブライトンを含め、イギリスでは税金が課されるものと課されないものがあります。日常的に必要な野菜やパンなどの食材、美術館など芸術関係の施設の入館料、本類、ファーストフード店のテイクアウトメニューは無課税。一方、お菓子やお酒などは20%の税金が課されます。上手に買い物し、自炊など工夫することで留学の費用を抑えることができるため、ブライトン留学はハードルが低く実現しやすいと言えるでしょう。

ブライトン留学のデメリット

ブライトンは留学生にとって住みやすく、勉強に集中でき、非常に便利な街です。首都ロンドンへは電車で1時間程度のアクセスの良さですし、リゾート地ならではのお洒落でのんびりした雰囲気も持ち合わせています。そのため、多くの学生が留学地としてブライトンを選びます。

とはいえ、どんなに良い条件が揃っていても、海外に住むということはそんなに簡単な事ではありません。その土地ならではの悩みや問題点もありますから、もし実際に生活するのであれば、留学先のデメリットに自分がうまく対応できるかどうかを事前に確かめておく必要があります。

例えば、ブライトン留学で考えられるデメリットには以下のようなものがあります。

  • アクティビティが多いので自己管理が必要
  • 比較的雨が多い

ではここから、ブライトン留学のデメリットについて一つずつ詳しくご紹介します。

アクティビティが多いので自己管理が必要

先ほども少し触れた通り、ブライトンはリゾート地ですから、様々なアクティビティが揃っており、楽しむ方法は幾らでもあります。お洒落な商業施設も多いですし、のんびりできるビーチやはしゃげるナイトスポットも充実しています。そのため、留学生達もたまの息抜きには事欠かない様子。

ですが、勉強の合間にたまに出掛けるぐらいなら学業に差し支えはないかもしれませんが、いつも誘惑に負けていては勉強が追い付かなくなる可能性も。勉強と遊びをしっかり分ける自己管理能力が必要かもしれません。必要な時にきちんと自制できる人であれば、充実した留学生活を送ることができるでしょう。

比較的雨が多い

留学先の気候は、留学生にとってとても大きな関心事です。寒い、暑い、湿度が高いなどの気候は体調に大きく影響し、勉強に集中できるかどうかのキーポイントにもなり得るからです。

ブライトンの場合、天候は年間を通じて雨が多いことで知られています。イギリスは雨が多いという印象をお持ちの方も少なくないと思いますが、確かにその通りで、日本よりも降水確率や日数は上回ります。ブライトンも同様ですので、生活するなら雨具類は必須です。留学生は徒歩通学やバス通学が基本ですので、レインコートや折りたたみ傘、長靴などが必要になることでしょう。

またブライトンは1日の内でも温度の変化が大きく、昼間は半袖で過ごしていたのに、朝晩は急に冷え込むということも多いので、服装での温度管理は必須です。慣れないうちは急激な温度変化で体調を崩してしまう留学生もいるので、十分に気をつけましょう。

ブライトン留学実現に必要な費用の概要

ブライトン留学実現において、やはり一番重要になってくるのは留学費用です。留学期間や学校選び、滞在方法などによってそれぞれ必要な総額は変わってきますが、まずは必要な情報を集め、予算を立てて、その中で自分に合ったベストな留学プランを練っていく必要があるでしょう。

一般的にブライトン留学に必要な費用は、1ヶ月につき平均で32万~48万円前後と言われています。もちろん生活スタイルや選ぶ学校の違いなどで必要な費用の概算は異なりますが、一般的に参考にされている金額です。具体的な内容例をいかに示しています。

●語学留学した場合の費用(参考にしていただける例)
項目 必要な費用
航空券(往復) 14万円前後
語学学校 16万円前後
滞在費 9万円前後
交際費 4万円
海外旅行保険 2万円
合計 約45万円程度

※この費用の中にはビザの申請費用や食費などを含む生活費は含まれていません。実際にはこの価格よりも上回る可能性が高いので、あくまでも参考価格としてご覧ください。

語学学校の費用

ブライトンに留学する場合、一番大切な費用となるのは学校の授業料です。もちろん金額は一律ではなく、留学時期や学校のレベル、所在場所、期間などによって変化します。平均としては、年間420万円~540万円の費用を計画しておくことが必要なようです。

留学の目的が英語習得のための語学留学なのか、大学への正規留学をするのか、おけいこ留学なのかでかかる費用が大きく異なってきます。英語学習を目的とした語学留学は比較的多く、リゾート地の割にはリーズナブルな価格で抑えることも可能なため、一番人気がある留学プランです。そのため趣向の異なった語学学校も多く、様々なタイプのものがあります。その違いで必要な学費も変動しますが、おおよそ1ヶ月で14万円〜20万円前後と考えられます。

●語学留学した場合の期間別平均費用表
期間 費用の目安
1ヶ月 35~45万円前後
3ヶ月 105~135万円前後
6ヶ月 210~270万円前後
1年間 420~540万円前後

※この費用の目安には、航空券(往復)と語学学校の学費、滞在費、生活費が含まれていますが、その他の必要な費用は含まれていませんのでご注意ください。

ブライトンには、有名大学「ブライトン大学」があり、その他にもサセックス大学やそれに付随した語学学校やコミュニティカレッジも多いため、学校の選択肢はとても多いはずです。趣向の異なるコースのものも多く、一般英語のほかにも、観光などのアクティビティが組み込まれているコース、ビジネス英語コース、インターンシップコース、IELTSやケンブリッジ英検の資格取得に特化したコースなど内容も充実しています。

観光地のど真ん中なので、半日だけ英語を学習し、午後はアクティビティや自由時間に当てられるゆったりした留学プランも人気です。学校によってさまざまなコースを用意しているので、自分に合ったスタイルを見つけると良いでしょう。

留学プランはとても柔軟性があるため、自分の目的に合わせて上手に選べば学費以上の価値がある学校で学ぶことができます。ですが、安さや口コミだけで安易に学校を選んでしまうと、講師の教育レベルが低かったり、生徒が多すぎて学習の質が悪いなど失敗してしまう可能性もあります。学費は年間を通じて大きな金額になりますから、損をしないようにまずはなるべく多くの情報を集めて、留学経験者の評価や感想を聞いたり、留学エージェントにアドバイスをもらうなどして賢く学校選びを行いましょう。

滞在費用

ブライトン留学で学費の次に大きな金額が予想されるのは、滞在費です。多くの留学生が費用を節約して経費削減に励みますが、どうしても必要な家賃は毎月大きな出費になります。また海外では特に、滞在費は金額に比例して安全性なども関係するので、安ければ良いというものでもありませんから難しいところです。

ですが、滞在方法は幾つかの選択肢から選ぶことができ、選び方によっては費用を抑えることも可能なので、滞在費用の節約も十分可能です。
ブライトン留学の際、選択肢としては寮、ホームステイ、ルームシェアが一般的です。

寮の場合の費用

●ブライトンで寮生活をする場合の費用目安:1ヶ月平均5万~17万円前後、年間平均60万~204万円程度
ブライトン留学で寮生活を選択した場合、滞在費用は上記に記した金額を参考にしていただけます。金額に大きな差があるのは、寮の築年数や特約(女性専用棟がある、セキュリティがしっかりしているなど)あり、利便性、立地、入寮率、部屋のタイプなどによって違いがあるからです。イギリスでは寮のことをレジデンスとも言いますが、中には食事や生活のサポートをしてくれる寮母がいるところもありますし、ドミトリー(共同部屋)や個室タイプの部屋などもあり、選びがいがあります。ですが、どうしても個室は費用が高くなるので、複数人で1つの部屋に寝泊まりするドミトリータイプの方が人気があります。

大規模な大学であれば、学内に寮があり、最新のアパートタイプやマンションタイプの寮がある場合もあります。金額には差がありますが、キャンパス内の寮はセキュリティ面でも安心ですし、何より近いので留学生には特に人気です。

寮生活の費用も大きな金額が必要なのでどうしようか迷うかもしれませんが、寮生活をすることには沢山のメリットがあり、実際に寮生活をして良かったと感じる留学生経験者は多いものです。色んな国籍の留学生と仲良くなることができますし、様々な生活様式を目にするので価値観や見分に大きな影響を受けます。この経験は、後の自身の人生において大きな財産になるはずです。

ホームステイの場合の費用

●ブライトン留学でホームステイをする場合の費用目安:1ヶ月平均4万~16万円前後、年間平均48万~192万円程度 
ブライトン留学でホームステイをする場合、費用の目安は寮生活の場合とさほど変化はありません。ただし一般の家庭に入れてもらって生活するわけですから、学生ばかりの寮とは全く雰囲気が違います。家族と一緒に暮らしているような安心感の中で過ごすことができるので、特に留学初心者にとっては心強い味方になるはずです。

またホストファミリーは、大抵の場合ホームステイ先提供の経験が長く、留学生の扱いに慣れていて親切な方ばかりです。中には生活必需品を揃えてくれたり、貸し出してくれることもあり、留学生が生活費の負担をいくらか減らせるように助けてくれるホストファミリーもいます。

その他にもホームステイを経験すると、年齢層が様々なホストファミリーとコミュニケーションを取ろうと一生懸命になるので、語学能力もかなり上がると言われています。学友以外の人に自分の英語が伝わるかどうか試す機会にもなります。
なるべく現地の生活に密着した生活スタイルを望んでいる留学生には、おすすめの滞在方法です。

ルームシェアの場合の費用

●ブライトン留学でルームシェアをする場合の費用目安:1ヶ月平均4万~12万円前後、年間平均48万~144万円程度
ブライトン留学でルームシェアをしようと思った場合、費用はどこに住むかで大きく変わります。当然のことですが、学校などが固まっている中心地を選ぶと便利ですが、費用は高めになり年間約144万円前後、しかしちょっと不便でも郊外を選ぶと年間約48万円前後まで下げることができます。

ブライトンは大都市ではないので、ロンドン市内と比べると家賃は随分安く済みます。シェアハウスでも月平均500ポンド以下で見つけることができますし、ルームシェアともなるとそれ以上金額を下げることも可能です。

ブライトンは学園都市ですから、昔から留学生の受け入れには慣れています。そのためルームシェア向きの家やアパートメントも多く用意されており、中には学生相手にしか貸さないという大家さんもおられます。比較的容易に部屋を見つけることができますが、もし不安があるなら現地の情報に特化している留学エージェントに相談して、安全で安く借りられる家を探してもらうこともできるでしょう。

渡航費用

●ブライトン留学で必要な渡航費用の目安:平均8万円~15万円前後
実際にブライトンに行くために必要な渡航費用。大抵は飛行機が一般的ですが、多くの方がイメージしているほど高額なものではありません。時期や購入時期をよく考えれば、予算よりも低い金額で購入することは十分に可能です。世間が休暇の時は航空券も値上がりしますので、長期休暇後の時期を選んだり、比較的高い直行便ではなく、乗継便で行くことによっても渡航費を抑えることができます。

日本からブライトンに行く場合、一番近い空港はロンドン・ガトウィック空港です。ただこの空港には日本からの直行便が就航していませんので、一般的にはロンドン・ヒースロー空港の方がよく利用されています。

羽田空港からヒースロー空港までなら、直行便で約12~13時間あれば到着できます。ヒースロー空港といえば、世界中の航空会社が発着するイギリス最大の空港で、世界で最も利用客が多い空港と呼ばれるほど。ヒースロー空港からブライトンまでは1~2時間あれば行き来できる距離ですので、渡航には大変便利です。

ヒースロー空港からブライトン市内までの交通機関で一般的によく利用されるのは、地下鉄(underground)。ヒースロー空港からビクトリア駅まで行き、そこから国鉄(National Rail)に乗り換え、ブライトンヘ行くのが便利です。約1時間半前後で移動できます。

またヒースロー空港からブライトンまでの長距離バスもあります。ブライトン市内まで約1時間で着きますので簡単に移動できます。1時間おきに運行しているため時間をロスしませんし、運賃も約6ポンド(約900円)とリーズナブルです。留学生にとって日本への行き来が便利であることは、とてもうれしいメリットの一つです。

海外保険費用

●ブライトン留学で必要な海外保険費用の目安:1ヶ月平均1万5000円~2万円前後、年間平均20万円~30万円程度
海外に旅行する時や滞在する時に任意で加入することを薦められる、海外保険。もちろん節約のために加入しないという方もおられますが、急な事故やケガ、病気に自分だけで対応するのは決して簡単な事ではありません。

イギリスは医療制度がしっかりしており、事前に登録を済ませておけば国民健康保険NHS(National Health Service)を利用し、診察を無料で受けることができます。ただし処方箋や歯科、眼科検診は含まれません。ですが、医療機関の受診すべてが実費という国が多い中で、イギリスのNHS制度は日本の国民健康保険同様、素晴らしい制度です。ちょっとしたケガや病気なら、十分に役立つはずです。

そしてもう一つの医療パターンが、プライベート(私立医療サービス)での受診。公的医療よりもスタッフや設備が充実しており、その分診察費や治療費は全額自己負担というシステムです。大きな病気やけが、長期治療が必要な場合、プライベートでの医療を受けることも考えられますので、この場合には海外保険に加入しておくことが必要になるでしょう。

ブライトンにもこのような公的医療と私立医療両方があるので、事によって上手に使い分けることができますが、どちらにしても慣れない場所でのもしもの時のために、海外保険には入っておくことをおすすめします。インターネットを利用すればどこでも申込みできますし、エージェントに依頼して手続きの代行をしてもらうとスムーズです。

ビザの申請費用

●ブライトン留学で必要なビザの申請費用:2万円~3万円程度
ブライトンに留学する場合、ビザの取得が必要な場合があります。通常3つのカテゴリーに分けられており、【Short-term study visa (Up to 6 months):滞在6ヶ月以内の学生ビザ】、【Short-term study visa (Up to 11 months):滞在7ヶ月以上~11ヶ月以内の学生ビザ】、【Tier 4 student visa:一般的な学生ビザで12ヶ月以上の留学生向けビザ】のいずれかが必要です。

短期留学ビザの費用経費は、平均費用約2万〜3万円ほど。さらに長期で1年以上の滞在の場合になると、長期留学ビザが必要なので平均約4万〜5万円ほど必要になります。

イギリスだけに限らず、多くの国ではビザの申請に関してシビアになりつつあります。テロなどの国際問題が多くなっているため、他の国籍の人間が入国することに関しては年々厳しくなっているのです。ビザがうまく発行できないと予定した日に入国できなくなってしまったり、思わぬ足止めを食らうこともありますので、トラブルを避けるためにもビザの申請は事前の確認を怠らず、スケジュールに合わせて余裕を持って行うようにしましょう。

生活費用

●ブライトン留学で必要な生活費用の目安:1ヶ月平均9万円程度、年間平均108万円〜120万円前後
留学生活で他に大きな経費として考えておくべきなのは、毎日の生活費です。食費が一番大きなウエイトを占めますが、その他にも生活消耗品や必要な物を購入したり、交際費、交通費なども含まれますので、金額は大きくなりがちです。これは個人の生活スタイルや食生活なども関係しますので、個人差が如実に出る経費分野ともいえるでしょう。

ポイントとなるのは、生活範囲がどのエリアに偏るのか、どれくらい外食やアクティビティに参加するか、どんな生活スタイルにするかという点です。その違いで費用は大きく変動します。首都のロンドンと比べるとブライトンの物価は安いですが、外食は少々高めの傾向が。

外食1食あたりの値段平均は15ポンド(約2,100円)で、日本よりも少々お高めです。リゾート地ということもあり外食の豊富さは嬉しいですが、油断していると生活費がすぐに底をついてしまいます。

生活費を上手に節約したいのであれば、多くの留学生が行っているように自炊を心がけると良いかもしれません。他にも地元の人に聞いて安いスーパーで食料を購入したり、冷凍保存で小分けにしておいたり、なるべく外食の回数を減らすなどの工夫が必要です。買い物する場所や方法、量を少し意識するだけでも、生活費を抑えることが可能です。

ブライトン留学をサポートしてくれるおすすめのエージェント

イングランド南東部に位置する海辺のリゾート地、ブライトン。ロンドンから電車で1時間ほどとアクセスも良く、気軽に行けるおしゃれなリゾート地として人気です。またブライトン大学を中心に数多くの教育機関があることでも有名で、多くの国からたくさんの留学生が集まる学生街という一面もあり、日本からの留学生もチラホラ見受けられます。

都会のロンドンと比べると、土地柄なのかブライトンの人々はのんびりしていてフレンドリーな人柄が多い様子。そのため多国籍の留学生にとっても馴染みやすい街なのです。

とはいえどの留学生にも言えることですが、初めての海外留学の場合、どうしても不安や心配がつきものです。期待や好奇心と同時に、一体何から準備したらいいのかと戸惑いを覚える留学生も少なくありません。色々と複雑な手続きや準備、情報収集をすべて自分だけでこなすことはかなりの労力を要します。

それで多くの場合、留学準備のサポートを行ってくれる留学エージェントにすべてをお任せしている留学生は少なくありません。エージェントは留学に関してはプロですし、留学に関する最新情報を持っているので、お願いした方が効率よく準備できる場合も多いからです。

ただ、留学エージェントにも特徴や得意分野があり、特定の地域や都市に特化していたり、サポート場所が限定されているエージェントもあります。ですから、より自分に合ったサポートを受けるためには、留学先候補の都市に詳しいエージェントに依頼するのが最適でしょう。
ではここから、ブライトン留学をサポートしてくれるおすすめの留学エージェントを詳しくご紹介していきます。

留学@UK

ネット上のイギリス留学のサイトの中でも、常に高い評価を得ている留学エージェント、留学@UK。ロンドンにあるイギリス留学専門のエージェントで、現地型エージェントが魅力の一つです。

留学@UKのスタッフの中には、留学エージェントを対象にしたトレーニング、ブリティッシュ・カウンシル認定の資格を持ったカウンセラーが2名在籍しています。彼らは現地オフィスに常時在籍していますので、困ったことがあった時や留学期間中の相談も気軽にできます。またその他のスタッフも、全員渡英歴が長く、イギリスの情報に詳しいので、キメ細やかなサポートを期待できます。

ただ完全に現地型の留学エージェントなので、日本にはオフィスがありません。渡航前に行う事前のカウンセリングは、SkypeかLINEで行うこととなり、実際にカウンセラーと会って相談したいという方には向いていないかもしれません。

留学@UKのサポート内容は幅広く、事前のカウンセリングやビザ取得代行手続きはもちろん、到着してからの現地カウンセリングやホームステイ先無料手配など充実しています。留学生に一番人気があるのは語学留学ですが、その他にも大学留学、ワーキングホリデー、シニア留学、おけいこ留学など幅広くサポートしています。

留学ワールド(Study in the World)

カウンセラーは全員海外留学経験者という経歴を持つ留学エージェント、留学ワールド。国別で専門のカウンセラーを常駐させているだけではなく、他にも様々な分野で専門のカウンセラーが留学生をサポートします。専門的な知識、最新の情報を提供することに重きを置いており、留学ワールドでは研修の一環として、海外の学校の視察を定期的に行い、実際に目で見、耳で聞いたリアルな情報だけを元にカウンセリングを行っています。

また実際に留学を人生の糧にしてほしいという思いから、渡航前と帰国後にネイティブ講師による英会話レッスンを受講できます。渡航前に英会話レッスンをサポートしてくれるエージェントは多いですが、帰国後にもサポートしてくれるエージェントはかなり珍しいもの。サポートの中にはセミナー参加やメール相談、履歴書等の無料添削も含まれています。留学が終わっても学んだ英語を無駄にせず、就職やその後の活動に生かしてほしいというエージェントのサポート心が感じられます。

このような留学生の立場に立った親切なサポート内容が、高い評価を得ている理由の一つなのかもしれません。

ブライトン留学 まとめ

イギリス南東部に位置しているリゾート地、ブライトン。海辺の美しいビーチが観光スポットとして有名で、イギリス人はもちろん、観光客にも人気の街です。首都であるロンドンからも電車で約1時間ほどのアクセスなので、気軽に行けるリゾート地として知られているのです。

またブライトンは、ブライトン大学をはじめ、サセックス大学や多くの語学学校があるため、多国籍の若者が集まる留学都市でもあります。特にハイシーズンには、教育機関が集まる街の中心は多くの学生で溢れ、活気に満ちます。昔から様々な国籍の学生が出入りしていることや「ゲイの街」なんて呼ばれるほどLGBTに寛容な街であるため、マイノリティを受け入れる文化が色濃く、外国人である留学生にしてみれば馴染みやすい環境かもしれません。

また物価もロンドンに比べるとリーズナブルなので、学生にとっては生活しやすい土地でもあります。公共機関なども整い、生活自体に不便はないので、留学候補地としてはポイントが高いことでしょう。

ただ、どんなにメリットが多い留学先でもデメリットも少なからずあるもの。ですから、まずは自分に合っている場所かどうか見極めるためにも、留学エージェントのサポートを得ながら情報収集することが必要です。ブライトン留学に関する注意点やメリット、デメリット、予算などをきちんと調べたうえで、留学準備を進めていくことをおすすめします。

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