エディンバラ留学が人気の秘訣とは?期待できる7つのメリットと必要な費用の概算を徹底解説!
イギリスの北部に位置するスコットランドの美しい都市、エディンバラ。世界遺産にも登録されている歴史的建造物が多く、その壮観な街並みを一目見ようと訪れる観光客で毎年賑わいます。特に5月〜9月はエディンバラのベストシーズンで、暑過ぎることなく春のような過ごしやすい気候が続きます。
そのような魅力的な環境に加えて、留学都市としても最適と言われているエディンバラ。世界的にも教育レベルの高いエディンバラ大学をはじめ、語学学校などを含む多くの教育機関が整っているため、世界中から留学生が集まってくるのです。
この記事では、エディンバラ留学が人気の秘訣に加え、期待できる7つのメリットと必要な費用の概算を詳しく解説していきます。
エディンバラ留学が日本人に人気の理由
イギリス北部のスコットランドの首都で、ロンドンに次ぐ観光地として知られているエディンバラ。日本でも知られているエディンバラ城などの歴史的な建造物や世界遺産もあるほか、イギリス王室の避暑地があるなど話題には事欠かない美しい街です。人口約50万人ほどでスコットランドでは2番目に人口が多く、イギリス全体で見ても7番目に大きな街ですが、全体的にコンパクトに仕上がっており、便利で過ごしやすい街として定評があります。
実は、エディンバラは多くの学生が集まる留学都市としても有名な街です。高い教育レベルを誇る「エディンバラ大学」をはじめ、語学学校やコミュニティカレッジなどの教育機関も充実しており、留学先として選ぶ学生が多いのです。
主に留学生として多いのはヨーロッパ諸国を母国とする学生ですが、中には日本人留学生の姿も見受けられます。ただ、ロンドンなどの大型都市と比べると格段に邦人数は少ないので、日本人のいない環境で気を散らされることなく勉強に励みたい方にはぴったりの場所です。大都市に比べると物価も比較的リーズナブルなので無理なく過ごせますし、コンパクトな街でマイペースに便利な生活を楽しめます。
また平均的に天気が悪い確率が高いと言われているイギリスにあって、エディンバラは意外に過ごしやすい気候が特徴です。夏場でも平均最高気温が22℃程度なので、日本よりも過ごしやすいですし、冬も氷点下になることは基本的にありません。気候の問題は体調管理に関係しますので、留学生にとっては無視できない条件です。エディンバラの気候は過ごしやすさが特徴なので、このような環境の良さも日本人留学生がエディンバラを留学先として選ぶ理由に含まれているのでしょう。
エディンバラ留学のメリット
イギリス北部スコットランドの首都、エディンバラ。歴史を感じさせるオールドタウンと近代的な建物が並ぶニュータウンの2つの顔を合わせもつ美しい街並みは、世界遺産にも登録され、ロンドンに次いで観光客が多い街として知られています。
ですが、エディンバラを訪れるのは観光客だけではありません。コンパクトに仕上がった街の中心には、世界基準の教育レベルを誇る「エディンバラ大学」があり、その他の教育機関も多く点在しています。そのため多くの留学生がエディンバラに滞在し、勉学に励む様子が見られます。街全体の雰囲気として色んな国籍の人間が入り混じっているので、エディンバラの住民は多文化や多国籍の人間に対して寛容で、親切な思想を持っています。これもエディンバラが留学都市として人気がある秘訣なのでしょう。
とはいえ、エディンバラ留学の人気の理由はそれだけではありません。他にも、エディンバラ留学のメリットにはこのような要素が考えられます。
- 高い教育レベルを経験できる
- 効率が良いコンパクトシティである
- 公共の交通機関が整っている
- 食事のストレスが少ない
- 芸術を楽しめる街である
- 日本人が少ないため語学取得に向いている
- 勉強と息抜きのバランスが良い街である
ではここから、エディンバラ留学のメリットを一つずつ詳しくご紹介していきましょう。
高い教育レベルを経験できる
エディンバラは、イギリス国内の中でも教育レベルが高い都市として知られています。教育業界の中では注目度が高い世界的な高等教育機関の調査、「世界大学ランキング2019」ではエディンバラ大学は18位という結果に。ちなみに日本で一番とも言われる東京大学は23位ということを考えると、エディンバラ大学の教育レベルが高いことが分かります。
しかもイギリス国内だけのランキングに絞ると、第5位という高評価。名門オックスフォード大学やケンブリッジ大学、インペリアル・カレッジ・ロンドン、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンに次ぐ評価です。
エディンバラ大学は1582年に設立され、イギリス国内でも歴史ある大学としても知られています。主な特徴として注目されているのは、自然科学の分野での国内最大規模の学部を有すること。またその他300以上の多様なコースを提供していますが、中でも特に会計学、言語学、考古学、経営学、英語・英文学、工学、哲学、心理学等の25の分野で非常に高い評価を得ています。
また、エディンバラ大学は昔から多くの留学生を受け入れてきました。近年でも5000人以上の留学生をサポートしており、多国籍の学生が楽しみながら学べるような環境作りに寄与しています。もちろんエディンバラ大学以外にも沢山の学校がありますが、特にエディンバラ大学はこの地における教育と研究の中心的な役割を果たしていて、当大学を基盤に多くの語学学校やコミュニティカレッジなどが活気づいています。そのためエディンバラにおける教育水準は高レベル。留学する学生は、世界でも最もわくわくする都市のひとつで学生生活を楽しむことができるのです。
効率が良いコンパクトシティである
エディンバラはロンドンのような大都市ではありませんが、非常にコンパクトで暮らしやすい街として定評があります。街自体の作りがギュッとまとまっていて、どこにでも歩いていけるぐらいの距離感。生活範囲の中に必要な施設が密集していて、学校もスーパーも中央駅も徒歩で行けるほどです。街の中心地から1時間もあれば空港との行き来も可能ですので、帰国や渡英する回数が多い留学生にとっても便利な立地です。
さらに車を持っていれば、街の端から端まで約1時間程度あれば行ける距離感です。そのため初めての海外暮らしでも迷うことなく、すぐに地理も覚えられるでしょう。どこに行くにも便利、そんなフットワークの良さもエディンバラの魅力の一つです。
公共の交通機関が整っている
車の所持率が低い留学生にとって快適な生活のために必須な条件、それは公共の交通機関の充実具合です。学生の生活範囲なのでそんなに広くはないかもしれませんが、通学や買い物、遊び、帰国の際には公共の交通機関が整っているに越したことはありません。
エディンバラの場合、住民や学生の主な移動手段はバスかトラムです。特に路線バス(ロズィアンバス)は本数が多く、街のほとんどのエリアを網羅しているため不自由を感じることはないはずです。価格もリーズナブルですし、びっくりするほど交通費がかさむこともありません。片道(Single ticket)は約225円(1.5ポンド)、1日乗り放題(Day ticket)なら約600円(4ポンド)、1日乗り放題に空港行きのセット(Airport day ticket)で約1300円(9ポンド)、1週間チケット(Week ticket)は約2,550円(17ポンド)、1ヶ月チケット(Month ticket)は約7,560円(51ポンド)です。
切符ではなくICカード(Ridacard)にすれば、バスだけではなくトラムも乗り放題、ナイトバスなどのほとんどの交通機関を利用でき大変便利です。利用価格は、1週間で約2700円(18ポンド)、1か月で約8640円(54ポンド)、1年間で約94500円(630ポンド)の計算になります。とてもリーズナブルに利用でき、市内であればどこまで乗っても同じ値段なので毎日の移動手段には最適です。
またバスと同じ位よく利用されているのが、トラム(路面電車)。バスより少し値段が高いですが、乗り降りも楽で、荷物が多い時や帰国時には大変便利です。市内の移動はもちろんエディンバラ空港から市内各駅も繋いでおり、片道は約750円(5ポンド)、1日乗車券(空港利用可)は約1350円(9ポンド)、1日乗車券(空港利用不可)約525円(3.5ポンド)で利用できます。この利便性もエディンバラ留学のメリットの一つと言えるでしょう。
食事のストレスが少ない
イギリスといえば、食事の面ではあまり良いイメージがない…という方も少なくないことでしょう。イギリスの家庭料理や昔からの伝統の料理もありますが、日本でもあまり馴染みがなく、イメージが定着していないのが理由かもしれません。
ですが世界的にもエディンバラの料理には定評があり、料理の批評家達にさえ絶賛されるほど。特にスコットランドの伝統料理は食に対するこだわりが強く、古くから国内外で評判が良いとされます。エディンバラにはそのような伝統料理を味わえるクオリティの高いレストランも多いため、多くの美食家が集まります。
また、エディンバラはシーフードが美味しいことでも有名です。海の幸メインにしたレストランも多いですが、比較的安くシーフードが手に入るので、日本食の自炊も可能です。美味しい料理を提供してくれるレストランが多く、しかも自炊に必要な食材も手に入るのであれば、食生活で大きなストレスを抱えることは少なくて済むはずです。
芸術を楽しめる街である
エディンバラは世界遺産のある観光地であり、教育機関が整う留学都市でもありますが、その他にも芸術を存分に楽しめる街であることをご存知でしたか?
実はエディンバラは、スコットランドでも芸術の発展が特にめざましい都市として知られているのです。おしゃれな市内には、国立の美術館や博物館、アートギャラリーなどさまざまな芸術施設があります。学生は無料で入館できる場所も多いので、休みの日に見て歩くだけでも十分楽しめます。
また毎年8月に開催される芸術の祭典「エディンバラ・フェスティバル」も必見の価値あり。このフェスティバルでは、伝統的なバグパイプ演奏やハイランドダンス、演劇、コメディ、ミュージカルなど多岐にわたるパフォーマンスを楽しめます。この期間中は街中のいたるところで劇やダンスなどのパフォーマンスが行なわれているため、観光客も多く、とても賑やかな期間です。留学プランの中には、このエディンバラ・フェスティバルを組み込んだコースも用意されており、エディンバラ留学ならではの楽しみ方もあります。
エディンバラは芸術において発展した街ですから、ここで留学生活を送れれば勉強面だけでなく、心を豊かにする感性も磨くことができ、良い経験ができるはずです。
日本人が少ないため語学取得に向いている
イギリスは留学先としてアメリカの次に人気がある主要国の一つですが、エディンバラに関してはそれほど日本人の数は多くありません。どうしても日本人は邦人が多い場所を留学先に選ぶ傾向が強く、首都のロンドンや有名なオックスフォードなどに集中するため、なかなかエディンバラは選択肢に挙がりにくいようなのです。
日本人が少ないとなれば初めての留学経験の方には少し心細いかもしれませんが、物は考えようで邦人の少なさがメリットになることもあります。それは、語学習得に集中しやすいという点。エディンバラに留学する生徒の大半はヨーロッパ諸国出身者で、アジア系はほんとに少数です。そのため必然的に英語漬けの生活になり、嫌でも英語を話さなければならないので上達が早くなります。多くの方が実感している通り、語学の習得はその言語に触れる時間の長さ、またどのくらい深く関わるかにかかっています。
できるだけ早く英語を習得したい、ネイティブに近い発音をマスターしたいという方には、エディンバラはおすすめの留学先です。
勉強と息抜きのバランスが良い街である
留学生の本分は勉強ですが、とはいっても学生だって息抜きは必要なもの。留学生の中には「小さな街に留学すると息抜きの方法がなくて退屈だった」という方もいますが、エディンバラは勉強と息抜き両方をうまく兼ね備えた土地柄という魅力があります。
教育面では、世界的にも高い評価を受けているエディンバラ大学を中心に、高い教育レベルを誇る教育機関が整っているため不便はありませんし、同時に世界遺産やその他の様々な観光地を有し、フェスティバルも盛んにおこなわれているため、息抜きの機会も多くあります。勉強だけ、遊びだけとどちらかだけに偏ってしまうと問題ですが、しっかり勉強もしながら異文化体験や観光もバランスよく経験できるエディンバラは、留学地としては最適なのではないでしょうか?
エディンバラ留学のデメリット
イギリス最北端にあるスコットランドの首都エディンバラ。コンパクトな街でありながら、都会の便利さと田舎らしいのどかさがバランスよく組み合わされた魅力的な土地です。
とはいえ、どんなに良い条件が揃っていても、海外に住むということはそんなに簡単な事ではありません。その土地ならではの悩みや問題点もありますから、もし実際に生活するのであれば、留学先のデメリットに自分がうまく対応できるかどうかを事前に確かめておく必要があります。
例えば、エディンバラ留学で考えられるデメリットには以下のようなものがあります。
- 都市への利便性が悪く不便な場合も
- 治安に不安がある
ではここから、エディンバラ留学のデメリットについて一つずつ詳しくご紹介します。
都市への利便性が悪く不便な場合も
エディンバラはスコットランドの首都ですが、他の都市への利便性としては決して便利とは言えない立地にあります。
例えば、エディンバラから1番近い大きな都市はグラスゴーですが、そこに行くにはバスか電車で約1時間強。通えない距離ではありませんが、頻繁だと億劫に思える距離間です。
またイギリスの首都ロンドンに出る際には、電車で約4~5時間程度、夜行バスで約8時間程度かかります。これは普通に旅行のレベルなので、ロンドンに日帰りは難しそうです。
このように考えても、エディンバラは他都市へのアクセスが良くなく、時には不便に感じてしまうこともあるでしょう。
治安に不安がある
イギリス国内ではロンドンに次いでの観光地、エディンバラ。そのため毎年多くの観光客がエディンバラに訪れるため、観光客狙いの軽犯罪は後を絶ちません。観光地ならではのあるあるですが、ひったくりやスリ、置き引きなどが観光名所や人通りの多いストリートで見られ、在住している留学生も同じように巻き込まれることが多いようです。外国人と言うだけで目立ちますし、世界的にも日本人は狙いやすいという認識は共通しているようで、特に注意が必要です。
また、レストランやお店によっては外国人に高額の料金を不正に要求してくるお店も少なくないよう。もちろんちゃんと対応してくれるお店の方が多いのですが、観光地でよく見られるぼったくりまがいの対応も少なくないので、気をつける必要があるでしょう。
エディンバラ大学が所在しているニューイントン近辺は比較的富裕層が多く、地元の人も多いので治安も安定しているようです。ですが、住む地域を意識していなければ空き巣や窃盗の被害に遭う可能性も上がりますので、自分の行動範囲となる地域の治安は事前に確かめておきましょう。
エディンバラ留学実現に必要な費用の概要
エディンバラ留学実現において、やはり一番の要は留学費用です。留学期間や学校選び、滞在方法などによってそれぞれ必要な金額は変わってきますが、まずは必要な情報を集め、予算を立てて、その中で自分に合ったベストな留学プランを練っていく必要があるでしょう。
一般的にエディンバラ留学に必要な費用は、1ヶ月につき平均で35万~48万円前後と言われています。もちろん生活スタイルや選ぶ学校の違いなどで必要な費用の概算は異なりますが、一般的に参考にされている金額です。具体的な内容例をいかに示しています。
項目 | 必要な費用 |
---|---|
航空券(往復) | 13万円前後 |
語学学校 | 16万円前後 |
滞在費 | 11万円前後 |
交際費 | 4万円 |
海外旅行保険 | 2万円 |
合計 | 約46万円程度 |
※この費用の中にはビザの申請費用や食費などを含む生活費は含まれていません。実際にはこの価格よりも上回る可能性が高いので、あくまでも参考価格としてご覧ください。
語学学校の費用
エディンバラに留学する場合、一番大切な費用となるのは学校の授業料です。もちろん金額は一律ではなく、留学時期や期間、学校のレベル、所在場所、アクティビティが含まれるかなどの条件によって変化します。平均としては、年間約300万円~430万円の費用を計画しておくことが必要なようです。
留学の費用は、目的が英語学習のための語学留学なのか、大学への正規留学をするのか、おけいこ留学なのかでかかる金額が大きく異なってきます。英語学習を目的とした語学留学は比較的多く、リーズナブルな価格に抑えることも可能なため、現地の語学学校も様々なタイプのものがあります。そのため必要な学費も変動しますが、おおよそ1ヶ月で12万円〜24万円前後と考えられます。
期間 | 費用の目安 |
---|---|
1ヶ月 | 35~45万円前後 |
3ヶ月 | 70~95万円前後 |
6ヶ月 | 140~210万円前後 |
1年間 | 300~430万円前後 |
※この費用の目安には、航空券(往復)と語学学校の学費、滞在費、生活費が含まれていますが、その他の必要な費用は含まれていませんのでご注意ください。
エディンバラには有名大学「エディンバラ大学」があり、それに付随した語学学校やコミュニティカレッジも多いため、学校の選択肢はとても多く充実しています。語学習得留学が一番人気ですが、エディンバラにある語学学校は最低2週間から通えるコースが多く、短期間の留学もウエルカムです。長期留学はまだ不安とか、短期間のお試しだけでよいという方には特におすすめです。
またその他一般英語コースのほか、IELTSやビジネス英語コース、エディンバラ・フェスティバルの見学ができる特別コース、半日だけ英語を学習し、午後はアクティビティや自由時間に当てられるコースなど選択肢は豊富です。学校によってさまざまなコースを用意しているので、自分に合ったスタイルを見つけると良いでしょう。
エディンバラの留学プランはとても柔軟性があるため、自分の目的に合わせて上手に選べば学費以上の価値がある学校で学ぶことができます。ですが、安さや口コミだけで安易に学校を選んでしまうと、教師レベルや教育レベルが低かったり、生徒が多すぎて学習の質が悪いなど失敗してしまう可能性もあります。まずはなるべく多くの情報を集めたり、留学エージェントにアドバイスをもらうなどして賢く学校選びを行いましょう。
滞在費用
エディンバラ留学で学費の次に大きな金額が予想されるのは、滞在費です。多くの留学生が賢明に節約して経費削減に勤めますが、どうしても固定費として出ていく家賃(滞在費用)は大きな出費になります。また海外では、滞在費と身の安全の保障は金額が比例するとも言われるので、安ければ良いという問題ではありません。
ですが、滞在方法は幾つかの中から選択することができ、選び方によっては費用を抑えることも可能なので、滞在費用の節約も十分に可能ではあります。
エディンバラ留学の際、選択肢としては寮、ホームステイ、ルームシェアが一般的です。
寮の場合の費用
●エディンバラで寮生活をする場合の費用目安:1ヶ月平均5万~11万円前後、年間平均60万~135万円程度
エディンバラ留学で寮生活を選択した場合、滞在費用は上記に記した金額を参考にしていただけます。金額に大きな差があるのは、寮の築年数や特約(女性専用棟がある、セキュリティ強度が強いなど)あり、利便性、立地、入寮率などによって違いがあるからです。イギリスでは寮のことをレジデンスとも言いますが、中には食事や生活のサポートをしてくれる寮母がいるところもありますし、ドミトリー(共同部屋)や個室タイプの部屋など様々です。ですが、どうしても個室は費用が高くなるので、複数人で1つの部屋に寝泊まりするドミトリータイプの方が人気があります。
大規模な大学であれば、学内にドミトリータイプの寮があったり、最新のアパートタイプの寮があることも。エディンバラ大学でも様々な種類の宿泊施設がありますが、大学学部生用の食事付き寮、大学院生用の自炊寮、カップルや家族向け住宅などもあり、多様な選択肢の中から最適な居住形態を選ぶことが可能です。
当大学では、原則学部1年生とEU圏外からの学部留学生、大学院生の大学寮への入寮は保証されていますが、申し込み締切日までの手続きが必要など条件も多いので、事前にチェックが必要です。キャンパス内の寮はセキュリティ面でも安心ですし、何より近いので留学生には特に人気です。
寮生活の費用も大きな金額が必要なのでどうしようか迷うかもしれませんが、寮生活をすることには沢山のメリットがあり、実際に寮生活をして良かったと感じる留学生経験者は多いものです。色んな国籍の留学生と仲良くなることができますし、色んな生活様式を目にするので価値観や見分に大きな影響を受けます。この経験は、後の自身の人生において大きな財産になるはずです。
ホームステイの場合の費用
●エディンバラ留学でホームステイをする場合の費用目安:1ヶ月平均6万~12万円前後、年間平均72万~145万円程度
エディンバラ留学でホームステイをする場合、費用の目安は寮生活の場合とさほど変化はありません。ただし一般の家庭に入れてもらって生活するわけですから、学生ばかりの寮とは全く雰囲気が違います。家族と一緒に暮らしているような安心感の中で過ごすことができるという独特の魅力があります。
また年齢層が違う色んなホストファミリーと話そうと努めるので、語学能力やコミュニケーション能力もかなり上がると言われています。学友以外の人に自分の英語が伝わるかどうか試す機会にもなるでしょう。
なるべく現地の生活に密着した生活スタイルを望んでいる留学生には、おすすめの滞在方法です。
ルームシェアの場合の費用
●エディンバラ留学でルームシェアをする場合の費用目安:1ヶ月平均5万~10万円前後、年間平均60万~120万円程度
エディンバラ留学でルームシェアをしようと思った場合、費用はどこに住むかで大きく変わります。当然のことですが、学校が多い市内の中心地を選ぶと便利ですが、費用は高めになり年間120万円前後、しかしちょっと不便でも郊外を選ぶと年間60万円前後まで下げることができます。
エディンバラは大都市ではないので、首都ロンドン市内と比べると家賃は随分安く済みます。その上、家賃をシェアできるわけですから、うまくいけば一番安い滞在方法かもしれません。エディンバラで一人暮らしをしたければどんなに安くても1LDKで600ポンド程度ですが、何故かエディンバラの家は大きめが主流なのか、寝室2つとキッチン、ダイニング、シャワートイレ別の部屋で1ヶ月650ポンド(約95,000円位)ぐらい。全く大きさと価格が比例していないという感じです。でもこのくらいの金額を2人で割るわけですから、比較的リーズナブルな滞在費です。また、さらに人数の多いフラットを探せばこれより安くなる可能性もあります。
エディンバラは学校が多い街ですから、昔から留学生の受け入れには慣れています。そのためルームシェア向きの家やアパートメントも多く用意されており、中には学生相手にしか貸していないという大家さんもいる程。インターネットのサイトや口コミで部屋を見つけることができますが、もし不安があるなら現地の情報に特化している留学エージェントに相談して、安全で安く借りられる家を探してもらうこともできるでしょう。
渡航費用
●エディンバラ留学で必要な渡航費用の目安:平均9万円~15万円前後
実際にエディンバラに行くために必要な渡航費用。大抵は飛行機が一般的ですが、多くの方がイメージしているほど高額なものではありません。時期や購入時期をよく考えれば、予算よりも低い金額で購入することは十分に可能です。世間が休暇の時は航空券も値上がりしますので、長期休暇後の時期を選んだり、費用が高めの直行便ではなく、トランジットが長い乗継便で行くことによっても渡航費を抑えることができます。
日本からエディンバラに渡航する場合には、一般的にエディンバラ空港を利用します。主にエミレーツ航空やカタール航空、全日空、エールフランス航空、ブリティッシュ・エアウェイズなどが就航しています。日本からの飛行時間は約16時間から20時間前後かかりますが、需要が多いので便数も多く、渡航には大変便利です。
エディンバラ空港から市内までも交通機関が揃っています。一般的に良く利用されているのは、バスまたは電車です。バスの場合、エクスプレスバス(エアリンク100系統)が市内のウェイヴァリー・ブリッジ(Waverley Bridge)停留所まで運行しており、所要時間は約30分程度、10分おきに出ています。運賃は片道4.5ポンド(約675円)です。またもっと安く移動したかったら、路線バスを利用することもできます。市内を満遍なく経由し、オーシャンターミナル(Ocean Terminal)停留所まで運行しています。全ての所要時間は約1時間程度、15分おきに出ています。運賃はエクスプレスバスよりも半額以上安い、片道1.5ポンド(225円)で利用可能です。
また、エディンバラ空港から市内までを繋ぐ路面電車(エディンバラ・トラム)も便利。空港から市内中心まで所要時間約35分程度で、8~12分おきに運行しています。運賃は5ポンド(約750円)で、バスよりもかなり楽に移動できます。留学生にとって日本への行き来が便利なのは、留学先を選ぶうえでの大きなポイントになるはずです。
海外保険費用
●エディンバラ留学で必要な海外保険費用の目安:1ヶ月平均1万5000円~2万円前後、年間平均20万円~30万円程度
海外に旅行する時や滞在する時に任意で加入することを薦められる、海外保険。もちろん節約のために加入しないという方もおられますが、急な事故やケガ、病気に自分だけで対応するのは決して簡単な事ではありません。特に海外の場合、治療費や薬代が実費になることがほとんどですので、海外保険に入っておかなければ自分ですぐに賄える金額ではありません。
特に留学生は働いているわけではないのでお金の余裕もなく、中には病院代を払えないので治療に行かず体調を崩してしまう学生もいます。そうなれば勉強どころではなくなってしまい、留学期間を満了できないかもしれません。それはとても残念なことです。
ですから、慣れない場所でのもしもの時のために、海外保険には入っておくことをおすすめします。インターネットを利用すればどこでも申込みできますし、エージェントに依頼して手続きの代行をしてもらうとスムーズです。
ビザの申請費用
●エディンバラ留学で必要なビザの申請費用:約2万円~5万円程度
エディンバラに留学する場合、ビザの取得が必要な場合があります。大抵3つのカテゴリーに分けられており、Short-term study visa (Up to 6 months):滞在6ヶ月以内の学生ビザ、Short-term study visa (Up to 11 months):滞在7ヶ月以上~11ヶ月以内の学生ビザ、Tier 4 student visa:一般的な学生ビザで12ヶ月以上の留学生向けビザ、のいずれかが必要です。
短期留学ビザの費用経費は、平均費用約2万〜3万円ほど。さらに長期で1年以上の滞在の場合になると、長期留学ビザが必要なので平均約4万〜5万円ほど必要になります。
イギリスだけに限らず、多くの国ではビザの申請に関してシビアになっています。テロなどの国際問題が多くなっているため、他の国籍の人間が入国することに関しては年々厳しくなっているのです。もしビザがうまく発行できないと予定した日に入国できなくなってしまうこともありますので、トラブルを避けるためにもビザの申請は事前の確認を怠らず、スケジュールに合わせて余裕を持っておこなうようにしましょう。
生活費用
●エディンバラ留学で必要な生活費用の目安:1ヶ月平均6万~10万円程度、年間平均72万円〜120万円前後
留学生活で他に大きな経費として考えておくべきなのは、毎日の生活費です。食費が一番大きなウエイトを占めますが、その他にも消耗品や必要な物の購入、交際費なども含まれますので、金額は大きくなりがちです。これは個人の生活スタイルや食生活なども関係しますので、個人差が如実に出る経費分野ともいえるでしょう。
ポイントとなるのは、生活範囲がどのエリアなのか、どれくらい外食やアクティビティに参加するか、どんな生活スタイルにするかという点です。その違いで費用は大きく変動します。
イギリスではロンドンが特に物価の高い都市として知られていますが、エディンバラもイギリスの中では物価は高めの傾向があります。
たとえば、ロンドンとエディンバラで同じものを食べた場合、金額はロンドンで15.00ポンド(約2,175円)、エディンバラで14.25ポンド(約2,065円)と差は大きく開きません。そのうえ日本とは違い、支払い総額の10〜15%ほどのチップが必要となりますので、さらに割高になります。エディンバラのレストランで外食するなら平均1500〜3000円(10〜20ポンド)以上の価格は覚悟しておくべきです。これもたまになら問題ありませんが、いつも外食して浪費していると、生活費はすぐになくなってしまいます。
ですから、もし生活費を上手に節約したいのであれば、多くの留学生が行っているように自炊を心がける必要があるでしょう。地元の人に聞いて安いスーパーで食料を購入したり、冷凍保存で小分けにしておいたり、なるべく外食の回数を減らすなどの工夫が必要です。エディンバラはシーフードなどの食材が豊富ですし、ディスカウントストアや大型のスーパーマーケットも揃っているので、自炊するにはぴったりの生活環境です。買い物する場所や方法、量を少し意識するだけでも、生活費を抑えることが十分に可能なのです。
エディンバラ留学をサポートしてくれるおすすめのエージェント
新旧市街ともに世界遺産に登録されている美しい都市、エディンバラ。イギリスの首都ロンドンの次に観光客が多く訪れ、「歩く場所全てが観光地」と評されるほど多くの人に注目されている街です。コンパクトな街で生活環境も整っているうえ、高度な教育レベルを保っている留学都市でもあるため、日本人をはじめ多国籍の学生たちの留学先として人気があります。
ただ誰にでも言えることですが、初めての海外留学の場合、どうしても不安や心配がつきものです。期待や好奇心と同時に、一体何から準備したらいいのかと戸惑いを覚える留学生も少なくありません。色々と複雑な手続きや準備、情報収集をすべて自分だけでこなすことはかなりの労力を要します。
そのため多くの場合、留学準備のサポートを行ってくれる留学エージェントにすべてをお任せしている留学生は少なくありません。エージェントは留学に関しては専門家ですし、留学に関する最新情報を持っているので、依頼した方が全て効率よく準備できる場合も多いからです。
ただ、留学エージェントにもそれぞれ特徴や得意分野があり、特定の地域や都市に特化していたり、サポート場所が限定されているエージェントもいます。ですから、より自分に最適なエージェントを選ぶためには、留学先候補の都市に詳しいかどうかをチェックしてみると良いでしょう。
ではここから、エディンバラ留学をサポートしてくれるおすすめの留学エージェントを詳しくご紹介していきます。
SI-UK
イギリス留学を専門に取り扱っていることで知られている留学エージェント、SI-UK。特にイギリス国内にある大学や大学院への出願サポートが得意で、エディンバラも含めイギリス国内の大学、語学学校の最新情報にも目ざといのが特徴です。
日本では東京と大阪にオフィスがあり、イギリスでもロンドンやマンチェスターなど主要都市にサポートオフィスを置いています。世界7ヶ国にオフィスがあり、イギリスの現地サポートが得意なのも嬉しいポイントです。サポートしてくれる留学コンサルタントは全員海外の留学経験を持っており、イギリスの大学でのトレーニングやブリティッシュ・カウンシル公式資格を保有しているので安心できます。
サポートの内容も多岐にわたります。一番多いのは語学留学ですが、他にも大学や大学院への進学や編入手続き、専門学校留学、おけいこ留学、趣味留学など幅広く留学のサポートをしてくれるので、まずは相談からという留学生も多く訪れるようです。持っている情報の幅が広いので、留学生個人に合わせてカスタマイズする留学プランも得意としています。
イギリス・ロンドン留学サポートサービス(有限会社 TSA)
イギリス国内主要都市への語学留学や大学進学留学、お稽古留学、キャリアアップ留学を中心としたサポートを行っている留学エージェント、イギリス・ロンドン留学サポートサービス。現地でのサポートサービスに定評があり、現地での生活に不安がある留学生に大変人気があります。
イギリス・ロンドン留学サポートサービスでは学校の紹介や入学手続き、ビザの手配などのサポートはもちろんですが、ホームステイや寮、フラットなどの滞在方法の相談、手配もトータルで任せることができ、生活面でのフルサポートが魅力。実際に現地に着いてからの留学エージェントの存在は心強く、困ったことや相談したいことを気軽に言えるエージェントは頼もしい存在です。
アースタイムズ
「できるだけ金銭的な負担を少なく、気軽に海外に出掛けてほしい」そんな素敵なモットーを掲げている留学エージェント、アースタイムズ。格安留学を得意とし、英語圏やヨーロッパ留学先を中心にサポートしている留学エージェントです。
イギリスなどの主要国を含め世界各国500校、10,000以上の厳選プログラムを持っており、スタッフの独自の調査と現地の留学生の声を基にして、日々最新の留学プランの紹介をしています。
また手数料が0円と言う低価格はもちろん、普通の留学エージェントでは考えられないシステムも導入。それは、予約後でも出発予定日の60日前までは手数料なしで、「渡航日変更」「コース変更」「キャンセル」OKという異例のサービス内容。留学準備には不測の事態の可能性もありますし、このサポート内容は安心できます。
その他ワーキングホリデーなど、海外での求人情報も豊富に提供していますし、各国情報サービスサイトも運営しているので、最新の生きた情報を取り入れることができます。
エディンバラ留学 まとめ
世界遺産と旧市街の美しい街並みが魅力のエディンバラ。イギリス北部に位置するスコットランドでは2番目に人口が多く、観光地としても人気な首都です。エディンバラの景観は、中世の歴史や伝統を大切にしていながらも近代的な施設も数多く、旧と新の対比が見事な街です。
それに加えてイギリス国内でも評価が高い名門エディンバラ大学が所在しており、それを中心にして語学学校やコミュニティカレッジなどの教育機関の数も多いのが特徴です。そのため世界各地から集まった留学生が多く見られるのですが、エディンバラに住むスコットランド人は気さくでおおらかな人柄の人が多いため、外国人や留学生にとっても住みやすい街といえるかもしれません。
また日本人の留学生もそんなに多くないので、ストイックに語学習得を目指す方にとってはまさに最適な留学先です。高い教育レベルを実感でき、留学生の受け入れに慣れている街での生活は勉強に集中しやすい環境と言えるはずです。
ただどんなにメリットが多い留学先でも、デメリットは少なからずあるものです。ですから、まずは自分に合っている留学地かどうか見極めるためにも、留学エージェントのサポートを得ながら情報収集することが必要です。エディンバラ留学に関する注意点やメリット、デメリット、必要な費用の概要などをきちんと調べたうえで、留学準備を進めることをおすすめします。