イギリス留学 2019/10/1

ロンドン留学実現に必要な費用は?7つのメリットと人気の理由も詳しく解説

ロンドン留学実現に必要な費用は?7つのメリットと人気の理由も詳しく解説
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知らない人はいないというほど有名な都市、ロンドン。イギリスの首都でもあり、伝統と最先端が融合する世界屈指の都市でもあります。観光名所も多く、毎年多くの観光客が訪れる魅力ある場所ですが、その他にもアートやファッション、金融、ビジネスなどの分野においても秀でており、色んな国籍の人が混ざり合う多国籍な一面も持ち合わせています。

また同時に、教育の分野でもレベルが高いことで有名なため、ロンドンは留学先として人気の土地でもあるのです。 この記事では、ロンドン留学実現に必要な費用に加え、7つのメリットと人気の理由も詳しく解説していきます。

ロンドン留学は日本人に人気?

 

世界的にも有名な都市、ロンドン。イギリスの首都ということもあり、政治や経済、文化などあらゆる分野で世界をけん引している場所でもあります。場所はイギリスの南東部に位置し、日本からは直行便でも約12時間~13時間程かかる距離です。ただ大きな都市ですし、需要も多いので飛行機の便数は多く、日本からでも成田や羽田空港から直行便が常に運行しているという便利さも魅力です。

ロンドンの気候は基本的に「涼しい」の一言に尽きますが、一年を通して平均すると日本より涼しく、春でも雪が降ることさえある程。温暖な気候ではないので、寒さに弱い人には厳しく感じるかもしれませんが、一方で夏は猛暑となることが少ないため、暑さに弱い人にとっては過ごしやすい気候となるはずです。

大都市なのに過ごしやすい場所として知られているロンドンですが、実は教育都市としての一面も兼ね備えており、そのため世界中から留学生が集まることでも有名です。ロンドンには多くの大学とそれに付随した教育機関が名を連ねていますが、中でも有名なのはロンドン大学。1836年に英国王室の認可を得て設立された歴史ある大学で、イギリス国内でも最古かつ最大規模を誇る国立総合大学の一つです。提供される教育の質やレベルは高く、世界を牽引する教育機関として知られています。ロンドン大学は18のカレッジにて構成される大学の連合体で、様々な分野に特化したカレッジがありますので、専門分野を深く追求できるというメリットがあります。

ロンドンにある多くの大学やコミュニティカレッジは巨大なキャンパスを持ち、教育レベルも高いため、数多くの国籍の学生が在籍しています。その中には日本人を含むアジア人も見受けられ、質の高い英語教育を受けたい方にとってはこれ以上ない都市と言えるでしょう。

ロンドンは世界でも有数の大都市ですから、日本人が生活するにおいて必要な物は何でも揃っています。仕事などで在住している方も少なくないですし、日系企業が多く進出し、日系のレストランや食料品店にも事欠きません。外国の地で生活しなければならない日本人にとって、食生活で困らないというのは嬉しい限りです。これもロンドン留学が日本人に人気がある理由の一つなのでしょう。

ロンドン留学のメリット

新旧の文化が共存しつつ、かつお洒落な雰囲気があるロンドン。伝統が息づいている厳格な雰囲気と同時に、世界の中でも最もエネルギッシュな都市であり、各国から留学生が集まる人気の留学地でもあります。

ロンドンには世界的にもよく知られている大学が所在していますし、それに付随した形で語学学校やコミュニティカレッジなどの教育機関も充実しています。そのため留学プログラムも豊富で、個人の希望や目的、予算などに合わせてさまざまな留学スタイルを叶えることができます。

とはいえ、ロンドン留学の人気の秘訣はそれだけではありません。他にも、ロンドン留学のメリットにはこのような要素が考えられます。

  • 綺麗な英語を覚えることができる
  • 教育機関の選択肢が広い
  • 公共の交通機関が整っている
  • 思っているより物価が安い
  • 観光名所が多いので楽しめる
  • 他の国へのアクセスが良い
  • 日本人が少ないので語学力が伸びる

ではここから、ロンドン留学のメリットを一つずつ詳しくご紹介していきましょう。

綺麗な英語を覚えることができる

世界人口の大半が第一言語、又は第二言語にしていると言われる英語。大抵どの国に行っても基本的な言語として扱われる英語は、話せるに越したことはありません。よく英語にも訛りがあると言われますが、イギリス英語はクイーンズイングリッシュと呼ばれており、アメリカ英語と比べてよりフォーマルで格調高いものだと認識されています。

今では多くの国の主要言語となっている英語ですが、そもそも英語は昔イギリスからの移民がアメリカやオーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどへ移住したことにより、世界に広まっていきました。ですから、イギリスは英語の発祥の地でもあるのです。そのため、イギリス英語は崩れていない英語、つまり原型である訛りのない英語の標準発音を学ぶことができると言われているのです。

イギリス英語はアメリカ英語よりも上品で綺麗な発音としても知られていますので、せっかく英語を学ぶのであれば、英語発祥の地であるイギリスで学ぶことには大きなメリットがあるはずです。

教育機関の選択肢が広い

英語の発祥地であるイギリス、しかも首都ロンドンでは綺麗な発音の英語を学ぶこともできますし、その他にも様々な専門分野の教育を受けることができます。世界的にも有名なロンドン大学と呼ばれるカレッジ制の連合大学には、10以上のカレッジが含まれており、それぞれが専門分野において特化しています。

ロンドン大学に含まれるカレッジには、Birkbeck(バークベック・カレッジ)、City, University of London (シティ)、Central School of Speech and Drama (セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマ)、Courtauld Institute of Art(コートールド美術研究所)、Goldsmiths College(ゴールドスミス・カレッジ)、Heythrop College(ヘイスロップ・カレッジ)、Institute of Cancer Research(ロンドン大学癌研究所)、Kings College London (キングス・カレッジ・ロンドン)、London Business School (ロンドン・ビジネス・スクール)、London School of Economics and Political Science(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)、London School of Hygiene & Tropical Medicine(ロンドン衛生熱帯医学大学)Queen Mary(クイーン・メアリー)、Royal Academy of Music(王立音楽アカデミー)、Royal Holloway(ロイヤル・ホロウェイ)、Royal Veterinary College (王立獣医大学)、School of Oriental and African Studies (東洋アフリカ研究学院)、St George’s (セント・ジョージ医学校)、University College London (ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン)などが名を連ねます。医療やビジネス、理学、工学、音楽、美術など専門性も幅広いので、学びの場が豊富に提供されており、留学生からすればとてもうれしいメリットです。

他にも語学学校やコミュニティカレッジ、専門学校などの教育機関も多いため、学べるジャンルが幅広いという要素を考慮してロンドン留学を決める学生も少なくありません。

公共の交通機関が整っている

留学先によっては悩みの種となることも多い、交通手段。車移動しかできないとか、バスや電車がないとか、通学に支障があるという土地だって珍しくはありません。

とはいえ、ロンドンはそんな心配は皆無!路線バスや地下鉄などの公共交通機関が発達しており、移動に困ることはほぼありません。街中に地下鉄や路線バスなどの路線が張り巡らされており、ロンドン市内であれば大抵どこでもスムーズに行くことが可能です。

一番利用率が高いのは、愛称チューブ(Tube)とも呼ばれる、ロンドン地下鉄(London Underground)。どこに行くにも地下鉄が一番速く、便利なのでロンドンの移動手段としては最適です。また学生が良く利用しているのは、路線バス。地下鉄よりも運賃が安く、小回りが効くのでおすすめの交通手段です。

公共の交通手段をフルに活用するつもりならば、オイスターカードを購入しておくと大変便利です。このカードはロンドンのほとんどの交通機関で利用でき、特にロンドンのバスは現金が使えないためオイスターカードをチャージしておけば、慌てる必要はありません。

思っているより物価が安い

ロンドンといえば大都市ですから、物価が高いというイメージを持っておられる方が多いのではないでしょうか?実際暮らすとなると、現地の物価は直接毎日の生活を直撃しますから、物価が高いというイメージがあるためにロンドン留学を断念したという方も見受けられるほどです。ですが、実はそうとも限らないという事実が。

実はイギリスにも最近格安スーパーなどが出現しており、実際には日本の物価とさほど変わりがないことが分かっています。逆に言えば、イギリスの田舎街で暮らしている方が生活必需品が割高になり、全体的に高くついてしまうという場合さえあります。

またロンドンでは、生活必需品や本、新聞や雑誌、子供服や法律で決められた項目の食品等は0%課税と言う嬉しいシステムも手伝い、上手に自炊すれば日本より食費を安く抑えることだって十分可能です。

観光名所が多いので楽しめる

留学生の本分は勉強ですが、時には息抜きにロンドン市内を散策してリフレッシュしたいもの。そんな点でもロンドンはぴったりの場所です。ロンドンは世界の中でも有数の観光名所であり、数多くの世界遺産があることで知られています。

例えばロンドン市内だけでも、「ウェストミンスター宮殿」「ウェストミンスター寺院」「ロンドン塔」「マリタイム・グリニッジ」など有名な世界遺産が数多くあります。

その他にも、映画「ナイト・ミュージアム」でもロケ地になった「大英博物館」や、ロンドン市内とテムズ川を一望できる「タワーブリッジ」、ロンドンの象徴的な時計「ビック・ベン」、川辺の有名な観覧車「ロンドン・アイ」などもあり、休日にちょっと足を延ばすだけでも十分楽しめるスポットが沢山あります。

他の国へのアクセスが良い

イギリスの魅力の一つは、他のヨーロッパ諸国に気軽に行けること。立地的にヨーロッパ諸国が近くにあり、EU圏内であればパスポート不要で他の国に行くことができてしまいます。

例えば、ロンドンからイタリアのミラノでまでなら飛行機で2時間程度ですし、フランスのパリまでは電車で2時間半程度、ローマやドイツのベルリンにも飛行機で2~3時間程度でアクセス可能です。また、ノルウェー・ベルギー・北欧・スペイン・オランダ・イタリア・地中海など魅力のある国々へも飛行機で1〜2時間というアクセスの良さ。そのため、ロンドン留学中に休暇を利用して他のヨーロッパ諸国に旅行してみることもできます。

またその他にも、日本からは遠いアフリカ大陸もイギリスからであれば簡単に行くことが可能。北アフリカのエジプトやモロッコは6時間程度で着きますし、ドバイやニューヨークも同じく約6時間でアクセスできます。気軽に他の国に旅行できるというのは、大きなメリットであるに違いありません。

日本人が少ないので語学力が伸びる

ロンドンは大変便利で住みやすい都市ですが、意外にも日本人留学生が多くはない様子。意外にハードルが高いイメージが先行してしまっていて、日本人の留学生はチラホラ見かけるぐらいです。ロンドンへの留学生は主にヨーロッパ圏、中東やアフリカなどの割合が多く、アジア圏はまだまだ少ないようです。

ですが、日本人が少ないことには大きなメリットがあります。それは語学力の向上に役立つということ。どうしても日本人が多いと言語面で頼りっきりになってしまったり、日本人同士ばかりで話して英語を話す機会が減ってしまうことが多いといいます。これは、なかなか語学能力が上がらないという要因の一つです。

どうしても日本人がいなければ、自ずと英語を話さなければならなくなりますし、機会が多ければ英単語も沢山覚え、それなりのコミュニケーション能力と対応力が身に付きます。語学は使えば使うほどうまくなりますから、日本人がいない環境は結果的にメリットになるということも覚えておきましょう。

ロンドン留学のデメリット

留学生が住みやすく、勉強に集中できる人気の留学地は世界中に沢山あります。とはいえ、どんなに良い条件が揃っていても、海外に住むということはそんなに簡単な事ではありません。その土地ならではの悩みや問題点もありますから、もし実際に生活するのであれば、留学先のデメリットに自分がうまく対応できるかどうかを事前に確かめておく必要があります。
例えば、ロンドン留学で考えられるデメリットには以下のようなものがあります。

  • 気候の変化が激しい
  • イギリス英語に慣れるまでに時間がかかることも

ではここから、ロンドン留学のデメリットについて一つずつ詳しくご紹介します。

気候の変化が激しい

留学生にとって健康管理のバロメーターにもなる、気候問題。慣れない外国の地で体調を壊してしまうほど辛いことはありません。ひとたび不調に陥ると勉強に集中できなかったり、メンタル面でくじけてしまう引き金にもなるので、留学先の気候に自分が適応できるかどうか、事前に確認しておくのは大切なことです。

イギリスの気候は、基本的に涼しく、日本に比べて曇りがち、雨が多いという印象です。実際に日本よりは曇りの日が多くて日照時間が少なかったりもしますし、雨も降りやすい天候傾向にあります。そんな中でも特に気をつける必要があるのは、1日の中での気温の変化。暑い夏でも昼間は半袖短パンで過ごしていたのに、早朝や夜は肌寒くなったりすることも多く、服装での温度管理が必要です。日本では残暑と騒いでいる8月の時期でも、ロンドンでは肌寒く感じる時間帯が増えてくるほど。

また、ロンドンの冬は日照時間が短くなるため、全体的に曇りの日が多くなります。雪はあまり降ることはありませんが、寒さは厳しく、温度が一気に下がります。早くも夕方4時ころから暗くなり、翌朝8時ころまで明るくならないという日々が続き、日本人の中には少し息苦しさを感じるという方もおられるようです。

季節に合わせて服装の管理をすることはもちろんのこと、ロンドンのベストシーズンと言われている6月~8月半ばにかけて留学を計画するのも一つの手です。

イギリス英語に慣れるまでに時間がかかることも

多くの留学生が憧れるロンドン留学ですが、生活するうえで思わぬ足かせとなる可能性があるのが、言語の問題。綺麗な発音の英語を学びたいということでロンドンに語学留学される方も多いわけですが、皆さんもご存知の通り、イギリス英語の慣用表現や発音はよく聞くアメリカ英語等と比べて大きく異なるため、初めは聞き取りに苦労するかもしれません。

例えば、飲食店で持ち帰りのことをアメリカ英語ではテイクアウトですが、イギリス英語ではテイクアウェイ。アパートのことは、アメリカではアパートメントですが、イギリスではフラット。休暇のこともアメリカではバケーションと言いますが、イギリスではホリディと言います。日本人はほぼどちらも耳にしたことがあるので分からないことはありませんが、初めは単語の違いや発音の違いに戸惑う方も多いようです。

多くの留学生たちはこの違いを認識しており、時には冗談めいて話すことも。またイギリスも地域によって話す英語に訛りがあり、日本語の方言と同じように聞き取りが困難な場合もあります。生粋のロンドン生まれのイギリス人の英語なら何ら問題はないと思いますが、学校には色んな場所から集まった人がいますし、講師や教授陣も皆がロンドン生まれとは限りませんので、注意が必要です。

ロンドン留学実現に必要な費用の概要

ロンドン留学実現において、やはり一番重要になってくるのは留学費用です。留学期間や学校選び、滞在方法などによってそれぞれ必要な総額は変わってきますが、まずは必要な情報を集め、予算を立てて、その中で自分に合ったベストな留学プランを練っていく必要があるでしょう。

一般的にロンドン留学に必要な費用は、1ヶ月につき平均で43~46万円前後と言われています。もちろん生活スタイルや選ぶ学校の違いなどで必要な費用の概算は異なりますが、一般的に参考にされている金額です。具体的な内容例をいかに示しています。

●語学留学した場合の費用(参考にしていただける例)
項目 必要な費用
航空券(往復) 12万円前後
語学学校 16万円前後
滞在費 12万円前後
交際費 3万円
海外旅行保険 2万円
合計 45万円程度

※この費用の中にはビザの申請費用や食費などを含む生活費は含まれていません。実際にはこの価格よりも上回る可能性が高いので、あくまでも参考価格としてご覧ください。

語学学校の費用

ロンドンに留学する場合、一番大切な費用となるのは学校の授業料です。もちろん金額は一律ではなく、留学時期や場所、期間、学校のレベルなどによって変化します。平均としては年間230万円~320万円の費用を計画しておくことが必要なようです。

留学の目的が英語学習のための語学留学なのか、大学への正規留学をするのか、おけいこ留学なのかでかかる費用が大きく異なります。英語学習を目的とした語学留学は比較的多いため、現地の語学学校も様々なタイプのものがあります。そのため、かかる学費も変化しますが、おおよそ1ヶ月で19万円〜26万円前後と考えられます。

●語学留学した場合の期間別平均費用表
期間 費用の目安
1ヶ月 19~26万円前後
3ヶ月 57~78万円前後
6ヶ月 114~160万円前後
1年間 230~320万円前後

※この費用の目安には、航空券(往復)と語学学校の学費、滞在費、生活費が含まれていますが、その他の必要な費用は含まれていませんのでご注意ください。

ロンドンには多くの教育機関が揃っています。なかでも有名なのは、ロンドン市中心部ラッセル・スクウェアに本部を置くカレッジ制の連合大学、ロンドン大学。所属している10以上のカレッジは個別の大学として扱われることが多く、日本では「ロンドン大学連合」として知られている場合も多いようです。この各カレッジはそれぞれ専門分野に特化しており、学生や留学生に幅広い教育を提供しています。現在では18のカレッジ・研究機関が所属し、学生数は合計で16万人を超える大規模連合大学ですから、ロンドン留学を目指す大半の留学生がロンドン大学進学、もしくは編入を希望しているといっても過言ではありません。またこのような有名大学に入学したり、編入するために通う語学学校やコミュニティカレッジも数多く点在します。

選択肢が多いので自分の目的に合わせて上手に選べば、学費以上の価値がある学校で学ぶことができますが、安さや口コミだけで安易に学校を選んでしまうと、教師のレベルや教育レベルが低かったり、生徒が多すぎて学習の質が悪いなど失敗してしまう可能性も。まずはなるべく多くの情報を集めて、留学経験者の評価を見たり、留学エージェントに助けてもらうなどして賢く学校選びを行いましょう。

滞在費用

ロンドン留学で学費の次に大きな金額が予想されるのは、滞在費です。多くの留学生が節約に励み費用を浮かせようと努力しますが、どうしても固定費として出ていく家賃は大きな出費になります。また海外では、特に滞在費は金額に比例して安全性なども関係するので、安ければ良いというものでもありませんから難しいところです。

ですが、滞在方法は幾つかの中から選択することができ、選び方によっては費用を抑えることも可能なので、滞在費用の節約も十分可能です。
ロンドン留学の際、選択肢としては寮、ホームステイ、ルームシェアが一般的です。

寮の場合の費用

●ロンドンで寮生活をする場合の費用目安:1ヶ月平均10万~20万円前後、年間平均120万~240万円程度
ロンドン留学で寮生活を選択した場合、滞在費用は上記に記した金額を参考にしていただけます。金額に大きな差があるのは、寮の築年数や特約(女性専用、セキュリティなど)あり、利便性、立地、入寮率などによって違いがあるからです。どうしても中心地にある寮なら高額になりやすいですし、郊外にある寮ならリーズナブルな価格になりやすくなります。

大規模な大学であれば、学内にドミトリータイプの寮があったり、最新のアパートタイプの寮がある場合も。タイプによって金額には差がありますが、大抵の場合共同のキッチンや自炊設備もあるため、自炊して生活費の節約も可能。キャンパス内の寮はセキュリティ面でも安心ですし、何より近いので留学生には特に人気です。

寮生活の費用も大きな金額が必要なのでどうしようか迷うかもしれませんが、寮生活をすることには沢山のメリットがあり、実際に寮生活をして良かったと感じる留学生は少なくありません。寮では1人部屋もありますが、基本的には相部屋が一般的。色んな国籍の留学生と仲良くなることができますし、色んな生活様式を目にするので価値観や見分に大きな影響を受けます。この経験は大きな財産になるはずです。

ホームステイの場合の費用

●ロンドン留学でホームステイをする場合の費用目安:1ヶ月平均8万~18万円前後、年間平均96万~216万円程度  
ロンドン留学でホームステイをする場合、費用の目安は寮生活の場合とさほど変化はありません。ただし一般の家庭に入れてもらって生活するわけですから、学生ばかりの寮とは全く雰囲気が違います。家族と一緒に暮らしているような安心感の中で過ごすことができるという魅力があります。

また年齢層が様々なホストファミリーとコミュニケーションを取ろうと一生懸命になるので、語学能力もかなり上がると言われています。学友以外の人に自分の英語が伝わるかどうか試す機会にもなります。
なるべく現地の生活に密着した生活スタイルを望んでいる留学生には、おすすめの滞在方法です。

ルームシェアの場合の費用

●ロンドン留学でルームシェアをする場合の費用目安:1ヶ月平均9万~15万円前後、年間平均108万~180万円程度
ロンドン留学でルームシェアをしようと思った場合、費用はどこに住むかで大きく差が出ます。当然のことですが、中心地を選ぶと費用は高めで年間180万円前後、しかしちょっと不便でも郊外を選ぶと年間108万円前後まで下げることができます。

ロンドンは教育機関が多い都市で、留学生の受け入れには慣れています。そのためルームシェア向きの家やアパートメントも多く、比較的容易に見つけやすいかもしれません。また現地の情報に特化している留学エージェントに相談して、安全で安く借りられる家を探してもらうこともできます。自分で一から探すよりも効率的でしょう。

渡航費用

●ロンドン留学で必要な渡航費用の目安:平均8万円~15万円前後
実際にロンドンに行くために必要な渡航費用。大抵は飛行機が一般的ですが、多くの方がイメージしているほど高額なものではありません。時期や購入時期をよく考えれば、予算よりも低い金額で購入することは十分に可能です。世間が休暇の時は航空券も値上がりしますので、長期休暇後の時期を選んだり、比較的高い直行便ではなく、乗継便で行くことによっても渡航費を抑えることができます。安い時期なら乗継便で8万円程度の航空券がある場合もあります。ロンドンは5〜9月が観光シーズンになり、イベント事も多く催されます。そのため多くの人が飛行機を利用し、乗継便の安いものでも10万円以上の渡航費がかかることはざらです。

日本からロンドンに渡航する場合に利用する空港は、ロンドン・ヒースロー空港。距離からして約9,615kmあり、飛行時間は約12時間から13時間前後です。直行便の就航も多く、羽田空港(HND)から全日空(NH)、日本航空(JL)、ブリティッシュエアウェイズ(BA)が出ていますし、成田空港(NRT)からはブリティッシュエアウェイズ(BA)がロンドン・ヒースロー空港(LHR)まで毎日運航しています。

また関西空港(KIX)から週4便でブリティッシュエアウェイズが直行便を運航していますので、日本からの渡航も大変便利です。

海外保険費用

●ロンドン留学で必要な海外保険費用の目安:1ヶ月平均1万5000円~2万円前後、年間平均20万円~30万円程度
海外に旅行する時や滞在する時に任意で加入することを薦められる、海外保険。もちろん節約のために加入しないという方もおられますが、急な事故やケガ、病気に自分だけで対応するのは決して簡単な事ではありません。特に海外の場合、治療費や薬代が実費になることがほとんどですので、海外保険に入っておかなければ自分ですぐに賄える金額ではありません。

幸いなことにロンドンには日系の病院があり、言語面で困るということはなさそうです。ジャパングリーンメディカルセンターとロンドン医療センターという2つの日系病院を利用できるのは心強いですが、留学生は働いているわけではないので大金を持っていることも少なく、中には病院代を払えないので治療に行かず体調を崩してしまう学生も。そうなれば勉強どころではなくなってしまい、留学期間を満了できないかもしれません。それはとても残念なことです。

ですから、慣れない場所でのもしもの時のために、海外保険には入っておくことをおすすめします。インターネットを利用すればどこでも申込みできますし、エージェントに依頼して手続きの代行をしてもらうとスムーズです。

ビザの申請費用

●ロンドン留学で必要なビザの申請費用:2万円~3万円程度
ロンドンに留学する場合、ビザの取得が必要な場合があります。6ヶ月以下の短期留学の場合はビザを取る必要はありませんが、短期留学でも6ヶ月〜11ヶ月未満の場合は、ビザの取得が必要となります。短期留学ビザの費用経費は、平均2万〜3万円ほど。さらに長期で1年以上の滞在の場合になると、長期留学ビザが必要なので平均4〜5万円ほど必要になります。

イギリスだけに限らず、多くの国ではビザの申請に関してシビアになっています。テロなどの国際問題が多くなっている中、他の国からの入国に関しては年々厳しくなっていくと見られているからです。ビザがうまく発行できないと予定した日に入国できなくなってしまうこともありますので、トラブルを避けるためにもビザの申請は事前の確認を怠らず、スケジュールに合わせて余裕を持っておこなうようにしましょう。

生活費用

●ロンドン留学で必要な生活費用の目安:1ヶ月平均10万円程度、年間平均110万円〜140万円前後
留学生活で他に大きな経費として考えておくべきなのは、毎日の生活費です。食費が一番大きなウエイトを占めますが、その他にも消耗品や必要な物を購入したり、交際費なども含まれますので、金額は大きくなりがちです。これは個人の生活スタイルや食の好みなども関係しますので、個人差が如実に出る経費分野ともいえるでしょう。

ポイントとなるのは、生活範囲がどのエリアに偏るのか、どれくらい外食や旅行にいくかによって費用は大きく変動するでしょう。ロンドンは大都市でもあり、観光地なので決して物価は安くはありませんが、びっくりするほど日本の物価とかけ離れているというわけではありません。日本と同じ位か、多少多めに見積もっておくと無難かもしれません。

生活費を上手に節約したいのであれば、多くの留学生が行っているように自炊を心がけると良いかもしれません。地元の人に聞いて安いスーパーで食料を購入したり、冷凍保存で小分けにしておいたり、なるべく外食の回数を減らすなどの工夫が必要かもしれません。買い物する場所や方法、量を少し意識するだけでも、生活費を抑えることが可能です。

ロンドン留学をサポートしてくれるおすすめのエージェント

利便性も良く、住みやすさも快適な都市ゆえに留学先として人気がある、イギリスの首都ロンドン。魅力的な環境の良さに加え、さらに教育都市としても知られていますので、より高度な教育と知識を得るため、世界中から留学生が集まってきます。

ただどの留学生にも言えることですが、初めての海外留学の場合、どうしても不安や心配がつきものです。期待や好奇心と同時に、一体何から準備したらいいのかと戸惑いを覚える留学生も少なくありません。色々な書類集めや手続き、準備、情報収集をすべて自分だけでこなすことはかなりの労力を要します。

それで多くの場合、留学準備のサポートを行ってくれる留学エージェントにすべてをお任せしている留学生は少なくありません。エージェントは留学に関してはプロですし、留学に関する最新情報を持っているので、お願いした方が効率よく準備できる場合も多いからです。

ただ、留学エージェントにも特徴や得意分野があり、特定の地域や都市に特化していたり、サポート場所が限定されているエージェントもあります。ですから、より自分に合ったサポートを受けるためには、留学先候補の都市に詳しいエージェントに依頼するのが最適でしょう。
ではここから、ロンドン留学をサポートしてくれるおすすめの留学エージェントを詳しくご紹介していきます。

ロンドン留学センター

ロンドンにはもちろん、日本の東京、大阪、名古屋にオフィスを構える留学エージェント、ロンドン留学センター。現地にオフィスがあるため、学校に直接訪問するなどして情報を収集することができ、最新のサポートと情報提供に定評があります。

サポート内容も幅広く、語学学校の手配代行手数料は無料ですし、ビザの取得サポートや保険加入手続き、航空券の手配なども無料で行ってくれます。留学エージェントを利用する際に料金のことを不安に感じる学生さんは多いようですが、ロンドン留学センターの場合、料金設定は明確そのもの。しかも最初のメールやカウンセリングで希望するプランの料金を提示してくれるので、金額に不安を抱えたまま準備は進んでいくことはありません。またお願いすれば、イギリス現地での生活費用を含めた全体の概算を見積もってくれるので、予算の計画には大変助かります。

その他にも東京、大阪、名古屋のオフィスで週2回のネイティブスタッフによる無料英会話レッスンを受けることもでき、留学前に語学力を培っておくこともできます。これは何度でも無料で受講できますので、お得です。

イギリス留学スクエア

イギリス留学を専門的に取り扱っている留学エージェント、イギリス留学スクエア。イギリス留学経験者で、ブリティッシュ・カウンシル公式資格取得カウンセラーのスタッフが常駐していることでも有名です。

首都ロンドンにある様々な学校を含め、イギリスの語学学校を中心に提携しており、他にも一部の専門学校や公立カレッジ、大学とも提携を結んでいます。そのため留学生それぞれの目的や希望に合わせて、提携校を紹介したり、他に役立つ教育機関や学校もアレンジメントしてくれます。

ただ日本には広島にしかオフィスがないので、近くに住んでいない場合はカウンセリングや見積もりをメールや電話、スカイプなどで行う必要がありそうです。

留学@UK

まさにロンドンに所在しているイギリス留学専門の留学エージェント、留学@UK。留学生にとっては本当に心強い現地型エージェントで、滞在中にさまざまなサポートをしてくれます。

留学@UKのスタッフは全員、渡英歴が長くイギリスの情報に詳しいのが特徴です。また、ブリティッシュ・カウンシル認定のカウンセラー2名が現地オフィスに常時在籍していますので、いざという時も安心。現地オフィス中心なので、渡英前にサポートが必要なことは、SkypeかLINEを通しての連絡となります。

サポート内容としては教育機関の紹介、申し込みはもちろん、ビザの手配、飛行機の手配、イギリスに到着してからのカウンセリングやホームステイ先無料手配など充実。また語学留学という形だけではなく、大学留学、ワーキングホリデー、シニア留学、おけいこ留学など幅広いサポートに対応しています。

ロンドン留学 まとめ

伝統ある留学先として世界的にも知名度が高いイギリス。その中でも特に、首都であるロンドンへの留学は圧倒的に人気があります。英語の基本ともいえるイギリス英語を学べるだけでなく、歴史や文化も興味深く、ニューヨークやパリ、東京とともに世界大都市の1つに数えられているほどの近代都市でもあります。その一方、有名大学や語学学校などの教育機関が多いこともあり、昔から沢山の留学生を受け入れてきた学園都市の一面も持ち合わせています。このような多彩な環境も、ロンドンが留学生に人気がある秘訣なのかもしれません。

ロンドンには様々な人種の人が暮らしていますが、その中には少なからず日本人も含まれます。邦人が多すぎず少なすぎないのが魅力の一つで、勉強に集中しやすく、語学能力の向上にはもってこいの環境と言えるでしょう。

ただ、どんな留学先でもデメリットはあるものですから、まずは自分に合っている場所かどうか見極めるためにも、留学エージェントのサポートを得ながら情報収集することが大切です。ロンドン留学に関する注意点、メリット、デメリット、予算などきちんと調べたうえで、留学準備を進めていきましょう。

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