マンチェスター留学が人気の秘訣とは?期待できる7つのメリットと必要経費も徹底解説!
イギリス国内で首都ロンドンに次ぐ経済都市、マンチェスター。イギリス第三の都市として知られていますが、マンチェスター大学をはじめとした教育機関も充実しているため、世界中から留学生が集まる教育都市としても有名です。都会なので生活面でも不便がありませんし、他都市やヨーロッパ各国へのアクセスが良いという利便さも人気の秘訣なのかもしれません。 この記事では、マンチェスター留学が人気の秘訣に加え、期待できる7つのメリットと留学に必要な費用について詳しく解説していきます。
マンチェスター留学は日本人に人気?
イギリス北西部グレーター・マンチェスターに位置し、イギリス北部の中心地とも言われる都市、マンチェスター。マンチェスターの景観からは、新旧のイギリス文化を感じることができ、ゴシック様式を復刻した建物やローマ時代の遺跡など文化財が多く残る一方、便利で賑やかな近代都市の側面も持っています。
マンチェスターは人口約50万人の経済都市で、商業、企業都市としても発展しています。特に、日本でもよく知られているイギリスを代表するメディア「BBC」が2011年にマンチェスターに本社を移転させてから、都市の認知度はどんどん上昇していると言われています。
日本人がマンチェスターと聞くと、やはり一番に思い浮かぶのはサッカーのイメージでしょう。日本代表の香川選手が所属していたことでも有名なマンチェスターユナイテッドの本拠地でもあり、サッカーの聖地として人気がある都市です。大きなサッカースタジアムもあり、世界最高峰のサッカーを生で見ることができたり、街のいたるところにサッカー関連のお店があります。スポーツが好きな方にとっては、とても魅力的な土地と言えるでしょう。
様々な顔を持つマンチェスターですが、他にも世界的に有名な一面があります。それは、多くの留学生が集まる学生都市というもの。実はマンチェスターには、有名なマンチェスター大学をはじめ、マンチェスター・メトロポリタン大学やマンチェスター・ビジネス・スクール、その他多くの語学学校やコミュニティカレッジなどが点在しています。
昔から教育に熱心な街で、多くの学生や留学生を受け入れてきた背景を持ちます。そのため、マンチェスターには日本人を含むアジア人も少なからず留学しています。ロンドンなどの大都市に比べると日本人留学生の比率は低いですが、語学に集中したい方やできるだけネイティブの友人に囲まれて生活したい方にとってはまさに理想的な環境です。
マンチェスターの総人口のうち、およそ9%が東南アジア系、5%が黒人、1.5%が中国人と言われており、イギリスの地方都市としては有色人種の割合が比較的高いようです。結果、非白人の全住民が占める割合は約20%近いということで、多民族都市の色彩が濃いため、住民は多国籍の人間に対しておおらかな特徴があります。このような環境も、留学生にとっては馴染みやすく、留学先として人気がある理由の一つなのでしょう。
マンチェスター留学のメリット
イギリス第三の都市としてイギリス国内の経済、商業の中心地であるマンチェスター。BBCの本社の所在地であったり、エンジニア・コンピューター関連の商業都市・企業都市としての発達が進んでいる近代的な街でもあります。
マンチェスターはロンドン程の大都会ではありませんが、生活に不便はありませんし、交通機関などの利便性も良いので、都市型の便利な生活を求めている方にとっては暮らしやすい環境でしょう。
またマンチェスターには世界的にもよく知られている「マンチェスター大学」が所在していますし、それに付随した形で語学学校やコミュニティカレッジ、ビジネススクールなどの教育機関も充実しています。そのため留学プログラムも豊富で、個人の希望や目的、予算などに合わせてさまざまな留学スタイルを叶えることができます。
とはいっても、マンチェスター留学の人気の秘訣はそれだけではありません。他にも、マンチェスターに留学することのメリットにはこのような要素が考えられます。
- 高い教育レベルを体感できる
- 交通機関も万全で便利
- 音楽や芸術に親しめる環境
- 日本人が少ないので語学習得に向いている
- 土地柄スポーツ留学プランも充実
- 治安が良く暮らしやすい
- 多国籍の料理を楽しめる
ではここから、マンチェスター留学のメリットを一つずつ詳しくご紹介していきましょう。
高い教育レベルを体感できる
マンチェスターは教育都市の異名を持つこともあり、教育機関のレベルが高いことで有名です。特に知られているのはマンチェスター大学ですが、教育業界では有名な「世界大学ランキング(THE World University Rankings 2017-2018)」では、マンチェスター大学は第54位の評価。イギリス国内だけに絞ると、第8位の大学として高い評価を受けました。
【イギリスの大学上位10校】 | |
---|---|
1位 | オックスフォード大学 |
2位 | ケンブリッジ大学 |
3位 | インペリアル・カレッジ・ロンドン |
4位 | ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン |
5位 | ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス |
6位 | エディンバラ大学 |
7位 | キングス・カレッジ・ロンドン |
8位 | マンチェスター大学 |
9位 | ブリストル大学 |
10位 | グラスゴー大学 |
このような背景が関係していることもあり、マンチェスターには高いレベルの教育方針が根付いており、マンチェスター大学以外のマンチェスター・メトロポリタン大学、マンチェスター・ビジネス・スクールなども教育レベルが高いと言われます。またその他語学学校やコミュニティカレッジなども高い教育レベルを維持し、それがマンチェスターを教育都市として支えているのです。学べる場が沢山あることから、世界中から優秀な学生が集まり、教育レベルはどんどん上がりつつあります。
学生の人口はヨーロッパ各都市の中でもトップクラスに多く、教育環境もピカイチ。語学留学はもちろん、サッカーが有名なためスポーツ留学さえも実現できます。街中にはアートや音楽、文学、ファッション、バー、クラブなど、学生のための娯楽や施設が溢れていますから、学生にとってはとても恵まれた環境と言えるでしょう。
交通機関も万全で便利
マンチェスターの街は、公共の交通機関も万全で大変便利です。特に地元も人が良く利用しているのは、トラム(路面電車)。市内には各所にトラムが出ていて、朝6時くらいから夜は場所によって異なりますが、大体22〜24時くらいまで運行しています。市内の移動にはとても便利なので、留学生達も多く利用しています。
その他にも学生たちの足となっているのが、市内を走る無料シャトルバスや市バス。実は、マンチェスター市内には無料のシャトルバスが走っており、駅や観光地などの街の主要な場所を結んで運行しています。3つのルートに別れており、休日の観光や通学にはぴったりの移動手段です。また、無料シャトルバスが止まらないエリアに行きたいときは、有料の市バスを使って移動できます。約5500円(34ポンド)で2週間の乗り放題チケットも利用できるので、日常的に利用している学生も少なくありません。
ですが、基本的にマンチェスターはコンパクトな街なので、市内に住んでいれば通学や買い物は徒歩でも十分です。中には自転車通学をしている学生も多く見られます。交通費を節約することができるので、留学生にとっては暮らしやすいはずです。
音楽や芸術に親しめる環境
教育都市という一面と同時に、音楽や芸術の街でもあるマンチェスター。マンチェスターは世界的にも知られている「Oasis」や「The Chemical Brothers」などの有名なバンドを輩出している街でもあるのです。そのため住民たちは、音楽や芸術に関する関心が高く、街の至るところにアートな雰囲気が感じられます。市内にはライブハウスも多くあり、ミュージシャンやバンドが集まりライブをすることもしばしば。
また「マンチェスター・オペラハウス」や「マンチェスターアートギャラリー」などの芸術も気軽に体験できる場所が多く、勉強だけではなく、感性や表現力も鍛えることができる留学先なのです。
日本人が少ないので語学習得に向いている
留学経験者の多くが口にする、語学習得を成功させるための秘訣。一番に挙がるのは、邦人の比率問題です。やはり邦人比率が低い場所に留学した方が、断然語学力は伸びると言うのです。
留学先に日本人が沢山いることは精神面で心強いなどのメリットもありますが、時にはデメリットになってしまうことも。どうしても日本人が多いと邦人同士で固まってしまったり、日本語ばかり使って英語を話さなかったり、ネイティブの友人ができにくいなどの状況に陥ります。語学の上達は、言語に触れる時間の長さに比例しますので、使わなければ話せるようにはなりません。ですから、出来るだけ早く英語を習得したいのであれば、日本人が少なく、強制的にでも英語を話さなければならない環境に身をおかなければならないのです。
日本人にもイギリス留学を選ぶ方は多いですが、その中でも留学先としてマンチェスターを選ぶ人は、実はそれほど多くありません。マンチェスターにおける日本人留学生の比率は、平均で3~4%と言われており、ほとんどはヨーロッパ国籍の若者が多く、そのあと南米、アジアと続きます。世界中から留学生の集まる環境ですから、様々な国籍の人とコミュニケーションをとり、多様な英語のアクセントに馴れることも可能です。せっかく海外で生活し、生きた英語を学ぶチャンスをつかんだのですから、最大限にネイティブとの交流を楽しみましょう。
土地柄スポーツ留学プランも充実
マンチェスターはサッカーのイメージが色濃い街です。日本人でもサッカーつながりでマンチェスターを認知している方も多く、常にサッカーの話題と同時に名前が上がることが多い都市でもあります。それもそのはず、マンチェスターには世界的にも有名な香川真司選手が在籍している「マンチェスターユナイテッド」と「マンチェスターシティー」の2つのビッグクラブがあるからです。
サッカーの聖地ということもあり、語学学校やコミュニティカレッジのプランの中にはサッカー観戦のアクティビティがあったり、いわゆるスポーツ留学ならぬサッカー留学のプログラムがあったりもします。
身体を動かすのが大好きな方やスポーツ観戦が好きな方、サッカー好きの方にとっては、勉強しながら本場世界のサッカーを体験できる貴重な機会になります。これはマンチェスターならではの留学メリットですから、他の国や地域では味わえない留学経験が体験できそうです。
治安が良く暮らしやすい
留学生が海外に住むとなると一番に気になるのが、治安の問題。日本にいると特に治安を意識することもないかと思いますが、海外では治安が悪い場所も多いですし、外国人として暮らすと狙われることも多いので、十分に気をつけなければなりません。安全にそして安心して留学生活を送るためには、治安の良さは重要なポイントなのです。
マンチェスターは、イギリス国内でも比較的治安がよい地域と言われています。学生や教育関係者が多い教育都市ということもありますし、軽犯罪さえ気をつければ日中一人で出歩いても問題ありません。
ただ場所によっては注意が必要な場合も。マンチェスター南部に位置するモスサイドや北部に位置するソルフォードは治安が怪しい傾向があるので、必要以上に近づかない方がよいでしょう。
またマンチェスターも他の都市と同様パブ文化が色濃いですが、お店が閉店する24時~からは酔っ払いの徘徊や帰宅者目当てのスリ、強盗なども頻発するので、帰る時間、人数、手段、道順には十分気を付けましょう。最低限の警戒さえ怠らなければ、マンチェスターの治安を特に警戒する必要はなさそうです。
多国籍の料理を楽しめる
マンチェスターはイギリスの中でも有数の多国籍都市です。白人以外の国籍の住民が約20%を占めるという統計にもあるように、いろんな人種が寄り集まっているため、街中には多文化も多く見られます。
中でも中心地にはインド人や中国人が多くなってきており、多国籍レストランも増えつつあるようです。市中心部にはイギリス有数の規模のチャイナタウンがあり、本場中国料理が楽しめるので、アジア料理が恋しくなっても大丈夫。日本人やアジア系の留学生には人気のようです。
また他に有名なのは、ラッショルム地区のウィルムスロウ通りにあるインド料理店やパキスタン料理店。ヨーロッパでもっとも美味しいインド、パキスタン料理店との呼び声も高く、ヨーロッパの食事に飽きたとしても食事の選択肢で悩む必要はなさそうです。
留学生にとって毎日の食事のストレスは予想以上に大きいものです。自分の口に合うものを食べられる幸せは何物にも代えられません。食事に関して選択肢が多く、ストレスを感じにくいマンチェスターなら留学生活も十分に楽しめそうです。
マンチェスター留学のデメリット
留学生が住みやすく、高い教育レベルを維持している人気の留学地は世界中に沢山あります。とはいえ、どんなに良い条件が揃っていても、海外に住むということはそんなに簡単な事ではありません。その土地ならではの悩みや問題点もありますから、もし実際に生活するのであれば、留学先のデメリットに自分がうまく対応できるかどうかを事前に確かめておく必要があります。
例えば、マンチェスター留学で考えられるデメリットには以下のようなものがあります。
- 寒さが苦手な人要注意
- 物価が低いわけではないので計画性が必要
ではここから、マンチェスター留学のデメリットについて一つずつ詳しくご紹介します。
寒さが苦手な人は要注意
イギリスといえば、いつも曇っていて雨が多い‥‥そんな印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか?天気が悪いというイメージが強いイギリスですが、マンチェスターも例外ではない様子。
マンチェスターの夏は気温が高くならず過ごしやすいのですが、特に注意が必要なのは冬で、11月~4月にかけてはかなり寒く、1月には-10℃ほどまで下がることもあります。屋内に入ってしまえばそれほどでもありませんが、外の寒さは厳しいので防寒対策が必須になります。
またマンチェスターは、イギリス国内の中でも特に雨の降る日が多い地域です。長い期間ダラダラ降る日本の雨のようなものではなく、スコールのような短く突発的な雨が降ることが多いので、急な雨にも対応できる折りたたみ傘やレインコートなどがあると便利です。天候の変化は体調に大きく影響します。しっかり勉強に集中するためにも、天候の変化によって体調を崩すことがないように気をつけましょう。
物価が低いわけではないので計画性が必要
マンチェスターは首都ロンドン程大都会ではありませんので、物価はロンドンに比べると比較的リーズナブルになります。とはいえ、日本と比較すると、それほど安くはない可能性もあります。
ものにもよりますが、特に外食は日本よりも高めの傾向があります。例えば、安めのランチで500〜900円(3〜6ポンド)ぐらい、ディナーなら2300〜4500円(15〜30ポンド)程度です。この金額に加えてチップも必要になりますから、やはり日本での食事より若干割高です。外食する場合は日本よりも出費がかさむと思っておいても良いかもしれません。
時には友人たちと一緒に遊びに繰り出し、出費が重なる時もあるかと思いますが、留学生は予算も限られているはずなので月々の計画はきちんと立てておく必要があります。お金が無くなって帰国しなければならなくなった、なんてことにならないように考えながら使うことが大切です。
マンチェスター留学実現に必要な費用の概要
マンチェスター留学実現において、やはり一番重要になってくるのは留学費用です。留学期間や学校選び、滞在方法などによってそれぞれ必要な総額は変わってきますが、まずは必要な情報を集め、予算を立てて、その中で自分に合ったベストな留学プランを練っていく必要があるでしょう。
一般的にマンチェスター留学に必要な費用は、1ヶ月につき平均で23万~47万円前後と言われています。もちろん生活スタイルや選ぶ学校の違いなどで必要な費用の概算は異なりますが、一般的に参考にされている金額です。具体的な内容例を以下に示しています。
項目 | 必要な費用 |
---|---|
航空券(往復) | 13万円前後 |
語学学校 | 16万円前後 |
滞在費 | 10万円前後 |
交際費 | 3万円 |
海外旅行保険 | 2万円 |
合計 | 44万円程度 |
※この費用の中にはビザの申請費用や食費などを含む生活費は含まれていません。実際にはこの価格よりも上回る可能性が高いので、あくまでも参考価格としてご覧ください。
語学学校の費用
マンチェスターに留学する場合、一番大切な費用となるのは学校の授業料。もちろん金額は一律ということではなく、留学時期や場所、期間、学校のレベルなどによって変化します。平均としては年間約300万円~396万円の費用を計画しておくことが必要なようです。
留学の目的が英語学習のための語学留学なのか、大学への正規留学をするのか、スポーツ留学なのかなどで掛かる費用が大きく異なります。英語学習を目的とした語学留学は比較的多いため、現地の語学学校も様々なタイプのものがあります。そのため、かかる学費も変化しますが、おおよそ1ヶ月で15万円〜23万円前後と考えられます。
期間 | 費用の目安 |
---|---|
1ヶ月 | 25~33万円前後 |
3ヶ月 | 75~99万円前後 |
6ヶ月 | 150~198万円前後 |
1年間 | 300~396万円前後 |
※この費用の目安には、航空券(往復)と語学学校の学費、滞在費、生活費が含まれていますが、その他の必要な費用は含まれていませんのでご注意ください。
マンチェスターで一番有名な学校といえば、マンチェスター大学でしょう。イギリス国内においては第8位に評価される優秀な大学で、多くのノーベル賞学者を輩出し、専門的な分野でトップを走ります。人気の開発学からキャリアアップのためのビジネスコース、理系の工学など幅広い分野に特化しており、提供しているコースの多さにも定評があります。2004年にUMISTと合併したことにより、マンチェスター大学はイギリス国内でも最大規模の大学となり、在籍する学生はほとんどすべての科目において世界レベルの授業を受け、研究を進めることができるようになりました。
マンチェスター大学では多くの留学生を受け入れており、大学院レベルでは全学生の約35%にも及びます。そのため留学生のサポートも万全。付属の語学センターでは豊富な英語コースを用意し、英語力に不安のある学生のために学期が始まる前のプレ・セッショナルコースを提供し、備えさせます。
このようにマンチェスター大学の教育レベルが高いため、マンチェスターにあるその他の語学学校や専門学校の教育レベルも平均より高め。また大学進学をしなくても、語学留学で世界各地の学生と知り合えるチャンスは多く、学ぶことに対してモチベーションの高い学生と知り合えることは自身のモチベーションアップにも繋がり、勉強するにはとても良い環境といえそうです。
学校の選択肢が多いので、自分の目的に合わせて上手に選べば学費以上の価値がある学校で学ぶことができますが、安さや口コミだけで安易に学校を選んでしまうと、教師のレベルや教育レベルが低かったり、生徒が多すぎて学習の質が悪いなど失敗してしまう可能性も。まずはなるべく多くの情報を集めて、留学経験者の評価を見たり、留学エージェントに助けてもらうなどして賢く学校選びを行いましょう。
滞在費用
マンチェスター留学で学費の次に大きな金額が予想されるのは、滞在費です。多くの留学生が節約に励み費用を浮かせようと努力しますが、どうしても固定費として出ていく家賃は大きな出費になります。また海外では、特に滞在費は金額に比例して安全性なども関係するので、安ければ良いというものでもありませんから難しいところです。
ですが、滞在方法は幾つかの中から選択することができ、選び方によっては費用を抑えることも可能なので、滞在費用の節約も十分可能です。
マンチェスター留学の際、選択肢としては寮、ホームステイ、ルームシェアが一般的です。
寮の場合の費用
●マンチェスターで寮生活をする場合の費用目安:1ヶ月平均6万~13万円前後、年間平均72万~156万円程度
マンチェスター留学で寮生活を選択した場合、滞在費用は上記に記した金額を参考にしていただけます。金額に大きな差があるのは、寮の築年数や特約(女性専用、セキュリティなど)あり、利便性、立地、入寮率などによって違いがあるからです。どうしても中心地にある寮なら高額になりやすいですし、郊外にある寮ならリーズナブルな価格になりやすくなります。
学生寮は語学学校や専門学校、大学側が学生の為に用意したものがあります。大規模な大学であれば、学内にドミトリータイプの寮があったり、最新のマンションタイプの寮がある場合も。タイプによって金額には差がありますが、大抵の場合共同のキッチンや自炊設備もあるため、自炊して生活費の節約も可能。基本的には食事はついていませんが、寮によっては寮母さんが食事を作ってくれたり、朝食だけついている場合もあるので事前に確認しておきましょう。キャンパス内の寮はセキュリティ面でも安心ですし、何より近いので留学生には特に人気です。
寮生活の費用も大きな金額が必要なのでどうしようか迷うかもしれませんが、寮生活をすることには沢山のメリットがあり、実際に寮生活をして良かったと感じる留学生は少なくありません。色んな国籍の留学生と仲良くなることができますし、色んな生活様式を目にするので価値観や見分に大きな影響を受けます。この経験は大きな財産になるはずです。
ホームステイの場合の費用
●マンチェスター留学でホームステイをする場合の費用目安:1ヶ月平均7万~14万円前後、年間平均84万~168万円程度
マンチェスター留学でホームステイをする場合、費用の目安は寮生活の場合とさほど変化はありません。ただし一般の家庭に入れてもらって生活するわけですから、学生ばかりの寮とは全く雰囲気が違います。家族と一緒に暮らしているような安心感の中で過ごすことができるという魅力があります。
また年齢層が様々なホストファミリーと会話をするため一生懸命話しますので、語学能力やコミュニケーション能力もかなり上がると言われています。学友以外の人に自分の英語が伝わるかどうか試す機会にもなるでしょう。
なるべく現地の生活に密着した生活スタイルを望んでいる留学生には、おすすめの滞在方法です。
ルームシェアの場合の費用
●マンチェスター留学でルームシェアをする場合の費用目安:1ヶ月平均5万~15万円前後、年間平均60万~180万円程度
マンチェスター留学でルームシェアをしようと思った場合、費用はどこに住むかで大きく差が出ます。当然のことですが、中心地を選ぶと費用は高めで年間180万円前後、しかしちょっと不便でも郊外を選ぶと年間60万円前後まで下げることができます。
イギリスを含め海外では、シェアハウス、もしくはルームシェアは一般的な生活スタイルです。どうしても一人暮らしをしようとすると家賃が高くなりますが、シェアハウスやルームシェアなら滞在費をかなり安く抑えることが可能です。また、シェアハウスは家具付きだったり、Wi-Fi完備、光熱費込みのところも多いため、全体的に見れば何かとお得。
マンチェスターは留学都市ですから、昔から留学生の受け入れには慣れています。そのためルームシェア向きの家やアパートメントも多く、比較的容易に見つけやすいかもしれません。アパートも学生用に安く貸し出されていることが多いので、インターネットで「学生用アパート」と検索してみるとすぐにヒットするはずです。もし自分だけで探すことに不安があるなら、現地の情報に特化している留学エージェントに相談して、安全で安く借りられる家を探してもらうこともできます。
渡航費用
●マンチェスター留学で必要な渡航費用の目安:平均8万円~15万円前後
実際にマンチェスターに行くために必要な渡航費用。大抵は飛行機が一般的ですが、多くの方がイメージしているほど高額なものではありません。時期や購入時期をよく考えれば、予算よりも低い金額で購入することは十分に可能です。世間が休暇の時は航空券も値上がりしますので、長期休暇後の時期を選んだり、比較的高い直行便ではなく、乗継便で行くことによっても渡航費を抑えることができます。
日本からマンチェスターに行く場合に利用できる最寄りの空港は、マンチェスター空港。エティハド航空、日本航空、全日空、エールフランス航空、ブリティッシュ・エアウェイズなどが就航しています。飛行時間は14~17時間ほど必要ですが、毎日多くの便数が就航しているので移動には大変便利です。
マンチェスター空港から市内までのアクセス方法は幾つかありますが、よく使われているのはバス。マンチェスター・エアポート駅から市内のマンチェスター・コーチまでの直通便なので、とても便利です。所要時間は20〜30分ほどで、片道料金が約600円(4ポンド)ほど。他にも電車なら市内中心まで所要約30分、約30分おきに運行しているものを利用できます。必要な料金は約2.2ポンド(約330円)ぐらいです。
空港とマンチェスター市内を結ぶ交通機関も充実しているため、留学生が日本から渡英する際にも大変便利な立地であることは間違いありません。
海外保険費用
●マンチェスター留学で必要な海外保険費用の目安:1ヶ月平均1万5000円~2万円前後、年間平均20万円~30万円程度
海外に旅行する時や滞在する時に任意で加入することを薦められる、海外保険。中には、海外保険は高いので加入しないという方もおられますが、急な事故やケガ、病気に自分だけで対応するのは決して簡単な事ではありません。特に海外の場合、治療費や薬代が実費になることがほとんどですので、海外保険に入っておかなければ自分ですぐに賄える金額ではありません。マンチェスターの場合も同じです。
毎月多額の保険代を払うことはできないという考えは理解できなくはありませんが、留学生の中には、病院代を払えないので治療に行かず体調を崩してしまう学生も見受けられます。そうなれば勉強どころではなくなってしまい、留学期間を満了できない可能性もあります。それはとても残念なことです。
ですから、慣れない場所でのもしもの時のために、海外保険には入っておくことをおすすめします。自分の身を守る一つの方法として、真剣に検討してみると良いでしょう。インターネットを利用すればどこでも申込みできますし、エージェントに依頼して手続きの代行をしてもらうとスムーズです。
ビザの申請費用
●マンチェスター留学で必要なビザの申請費用:2万円~3万円程度
マンチェスターに留学する場合、ビザの取得が必要な場合があります。大抵3つのカテゴリーに分けられており、Short-term study visa (Up to 6 months):滞在6ヶ月以内の学生ビザ、Short-term study visa (Up to 11 months):滞在7ヶ月以上~11ヶ月以内の学生ビザ、Tier 4 student visa:一般的な学生ビザで12ヶ月以上の留学生向けビザ、のいずれかが必要です。
短期留学ビザの費用経費は、平均費用約2万〜3万円ほど。さらに長期で1年以上の滞在の場合になると、長期留学ビザが必要なので平均約4万〜5万円ほど必要になります。
イギリスだけに限らず、多くの国ではビザの申請に関してシビアになっています。テロなどの国際問題が多くなっている中、他の国からの入国に関しては年々厳しくなっていくと見られているからです。ビザがうまく発行できないと予定した日に入国できなくなってしまうこともありますので、トラブルを避けるためにもビザの申請は事前の確認を怠らず、スケジュールに合わせて余裕を持っておこなうようにしましょう。
生活費用
●マンチェスター留学で必要な生活費用の目安:1ヶ月平均7万~13万円程度、年間平均84万円〜156万円前後
留学生活で他に大きな経費として考えておくべきなのは、やはり毎日の生活費。食費が一番大きなウエイトを占めますが、その他にも消耗品や日々の生活に必要な物を購入したり、交際費なども含まれますので、金額は大きくなりがちです。これは個人の生活スタイルや食の好みなども関係しますので、個人差が如実に出る経費分野ともいえるでしょう。
ポイントとなるのは、生活範囲がどのエリアに偏るのか、どれくらい外食や旅行にいくかによって費用は大きく変動するでしょう。マンチェスターはロンドンのような大都市ではありませんので、びっくりするほど日本の物価とかけ離れているというわけではありませんが、日本と同じ感覚で使っていれば生活費はすぐに底をついてしまうでしょう。特に外食費は高いため、計画性を持って使う必要があります。
実はうれしいことに、イギリスは食材には消費税がかからないため、留学生はスーパーで材料を買い、冷凍保存や小分けするなどして自炊をし、節約に励んでいます。マンチェスターにも大型スーパーマーケットやディスカウントストアが多くありますので、留学生の節約生活にはぴったり。割引やセール品を上手に活用し、できるだけ生活費を抑えましょう。他にもなるべく外食の回数を減らすなどの工夫をしたり、買い物する場所や方法、量を少し意識するだけで生活費を抑えることは十分に可能です。
マンチェスター留学をサポートしてくれるおすすめのエージェント
留学生の受け入れに慣れており、学生が暮らしやすい街、マンチェスター。魅力的な環境の良さに加え、さらに教育都市としても知られていますので、より高度な教育と知識を得るため、世界中から留学生が集まってきます。
ただどの留学生にも言えることですが、初めての海外留学の場合、どうしても不安や心配がつきものです。期待や好奇心と同時に、一体何から準備したらいいのかと戸惑いを覚える留学生も少なくありません。色々な書類集めや手続き、準備、情報収集をすべて自分だけでこなすことはかなりの労力を要します。
それで多くの場合、留学準備のサポートを行ってくれる留学エージェントにすべてをお任せしている留学生は少なくありません。エージェントは留学に関してはプロですし、留学に関する最新情報を持っているので、お願いした方が効率よく準備できる場合も多いからです。
ただ、留学エージェントにも特徴や得意分野があり、特定の地域や都市に特化していたり、サポート場所が限定されているエージェントもあります。ですから、より自分に合ったサポートを受けるためには、留学先候補の都市に詳しいエージェントに依頼するのが最適でしょう。
ではここから、マンチェスター留学をサポートしてくれるおすすめの留学エージェントを詳しくご紹介していきます。
SI-UK
イギリス留学に特化し成長してきた留学エージェント、SI-UK。イギリスの大学、大学院への出願、語学学校の紹介などをトータルサポートする留学エージェントです。世界19カ国・40都市にオフィスを展開しており、留学前はもちろん現地でも十分なサポートを行ってくれます。
SI-UKに在籍している留学コンサルタントは、全員海外の留学経験を持ち、イギリスの大学によるトレーニングやブリティッシュ・カウンシル公式資格を保有しています。特にSI-UKロンドンオフィスには、留学コンサルタント歴の長いベテラン日本人コンサルタントが常駐していますので、まだ言語に不安があったとしても日本語で相談できるので安心です。イギリス現地での生活サポートや進学相談についても気軽に頼ることができます。
またSI-UKは、イギリス留学に特化している留学エージェントなので、イギリス国内の情勢の変化にも直ぐに対応できます。留学に関する最新情報や変更点、注意点なども知り尽くしているので、頼りになります。
イギリス留学代行センター
多くの無料サポートに定評がある留学エージェント、イギリス留学代行センター。留学エージェントの中でもサポートの幅の広さはよく知られており、トータルサポートに近いきめ細やかさがあります。
サポート内容の中には、出発前カウンセリングはもちろん、イギリスでの生活のアドバイス、英語勉強法のアドバイス、イギリス学生ビザ申請のアドバイス、イギリス留学中のメールサポート、入学手続き、滞在先の手配、現地空港送迎の手配、航空券の紹介など多岐にわたります。実際に現地でも手厚いサポートがあるので、留学生にとってはそれが一番心強いかもしれません。
もし留学の予定がまだはっきり固まっていなくても、行きたい都市や学校、渡航時期、予算など具体的なアドバイスを無料の個別カウンセリングで受けることもできます。ネットや大手代理店では手に入らない現地エージェントならではの最新情報を基に、留学希望者ひとりひとりにピッタリな留学プランを紹介してくれるはずです。
またイギリス留学代行センターでは、帰国後の就職サポートも別途有料で行ってくれます。学んだことを無駄にせず、就職やその後の活動に生かしてほしいとの願いから、面接指導、就活などあらゆる相談に応じています。留学生に熟知したキャリア教育の専門家が、帰国後の就職やキャリア形成のサポートをマンツーマンで行ってくれますので、留学経験を十分に活用することができるでしょう。
マンチェスター留学 まとめ
イギリス北西部グレーター・マンチェスターに位置し、イギリス北部の中心地とも言われる都市、マンチェスター。新旧のイギリス文化を感じることができる街で、ゴシック様式を復刻した建物など文化財が多く残る一方、便利で賑やかな近代都市の一面も持ち合わせています。歴史ある街並みの中で暮らしながらも、新しい文化や芸術の空気を十分に感じたい人にはピッタリの街といえます。
また有名な大学であるマンチェスター大学の所在地でもあり、ほかにも多くの教育機関を持つ地域であるため、勉学のための街といっても過言ではありません。そのため沢山の留学生が多く集う、留学都市でもあります。教育レベルも高く、生きた英会話力を身に付けることができるため、日本人も少数ですが留学しています。とはいえ、マンチェスターで語学学校に通う日本人率は3%前後。日本人がほとんどいない環境下で英語を習得できるというメリットも魅力です。
留学をするにあたって、受け入れ先の学校の環境や教育レベルはもちろん重要な条件ですが、同時に一定期間そこで生活するわけですから、生活の場となる街の環境も大変重要です。マンチェスターは交通の利便性や治安の良さ、街の雰囲気にしても留学生が過ごしやすく、勉強に打ち込める環境にあります。教育環境の面でも、生活面でもマンチェスターはおすすめの街といえるでしょう。ベストシーズンベストシーズンは5月~9月で、特にこの時期は留学生も集中するので早めに準備に取り掛かりましょう。