アメリカ留学 2019/10/1

フィラデルフィア留学のメリットや人気の理由とは?必要な費用の概要もご紹介

フィラデルフィア留学のメリットや人気の理由とは?必要な費用の概要もご紹介
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フィラデルフィアは、ニューヨークやワシントンDCなどの大都市へのアクセスも良く、便利で人気の都市です。その一方で歴史的建造物なども多く、落ち着いた由緒ある雰囲気も持ち合わせているため、世界中から多くの人が訪れます。また有名大学や語学学校も多く点在しているので、留学生からも注目を集めています。この記事では、フィラデルフィア留学のメリットや人気の理由、加えて留学に必要な費用の概要も解説していきます。

フィラデルフィア留学は日本人にも人気?

ニューヨークとワシントンD.C.の中間に位置し、便利な都市であるのと同時に歴史を感じることができる街、フィラデルフィア。他の大都市と比べると観光地としては人気度は劣りますが、アメリカ独立宣言が執り行われた場所として有名で、世界遺産となっている独立記念館や国立歴史公園などの歴史的施設や美術館などが多いため、こだわりがある人にとってはまさに憧れの地でもあります。

そのように歴史的な建物が点在していることもあり、街自体の雰囲気はとても落ち着いており、のどかな空気さえあります。ですが一方で近代的な成長も見られ、ショッピングやグルメも豊富に楽しめる場所も多いので、若者にも人気があるという一面も持ち合わせています。

フィラデルフィアに住んでいる日本人の比率は決して多くはありませんが、歴史的な雰囲気に憧れてフィラデルフィア留学を決める日本人も増えつつあります。
落ち着いた都市で勉強し、語学スキルを伸ばしたいという方におすすめの留学先です。

フィラデルフィア留学のメリット

アメリカの東海岸に位置し、5番目に人口が多いと言われているフィラデルフィア。歴史建造物が多く、落ち着いた雰囲気を持つ一方、ショッピングにも最適な施設も少なくないので観光客が途絶えることがない人気の都市です。

ニューヨークやワシントンなどの大都市に比べると知名度が高いとは言えませんが、最近では日本人の間でも留学におすすめの街として知られつつあります。さまざまな魅力があるフィラデルフィア留学ですが、代表的ともいえるメリットを幾つかご紹介したいと思います。

  • 日本人が適応しやすい気候
  • 交通機関が整っている
  • 日本人が少ない
  • レトロな雰囲気の中で暮らせる
  • 他の都市に移動しやすい立地

ではここから、フィラデルフィア留学のメリットを一つずつ詳しく解説していきます。

日本人が適応しやすい気候

フィラデルフィアの気候は、基本的に日本と類似しています。四季がはっきりしていて、1年を通じて気温に変化が見られます。

夏は暑すぎることなく湿度が低いため、カラッと乾燥していて過ごしやすいという特徴があります。一方、冬の寒さは比較的厳しく、防寒対策は必須。雪が降ることは少ないですが、年間を通じて平均的に雨が降るイメージです。

季節によっては日中と朝晩の寒暖差が大きいので、気温の変化に対応できる服装が必要になります。とはいえ、変化があるとはいっても日本と似ているので、日本人にとっては適応しやすく、大きく体調を壊すことは少ないでしょう。

交通機関が整っている

フィラデルフィアの交通機関は大変便利です。空港から市内へのアクセスは、バス、シャトルバン、電車の利用が一般的ですが、観光客でも分かるように親切に整えられています。

フィラデルフィアでは、SEPTAという会社が管理しているバスと電車が有名で、どちらも空港から市内まで運行しています。空港から直接市内に向かう場合、もしくは市内を動く場合にも大変便利で、移動に困ることはありません。

日本人が少ない

アメリカ留学で人気の都市といえばサンフランシスコやニューヨークなどのイメージが強いことでしょう。そのため、フィラデルフィアには日本人留学生が少ない傾向があります。住みやすく留学に向いている都市なのですが、留学している日本人が少ないため情報が豊富でなく、留学先のリストから外れてしまうことがあるようなのです。

その結果、フィラデルフィアの大学や語学学校でも日本人の割合は低く、日本人同士で固まるという人気留学地独特の雰囲気が見られません。必然的に英語を話さなければ周りに溶け込めないので、かなりストイックに勉強ができる環境であり、語学上達が見込めるというわけなのです。

レトロな雰囲気の中で暮らせる

フィラデルフィアはアメリカの独立宣言が行われた由緒ある都市で、長い歴史を感じることができるレトロな街です。世界遺産にも登録された建物も多く点在しますし、美術館や博物館などの芸術に特化した地域性もあります。

その為建造物もお洒落で、ヨーロッパ風の建物やレンガ造りの家屋、石畳の通りなど雰囲気のある場所で暮らせるというメリットがあります。特に女性はお洒落な場所に住みたいという傾向が強いので、女性留学生にはかなり嬉しいポイントかもしれません。

他の都市に移動しやすい立地

フィラデルフィアはアメリカの他の大都市にも比較的容易に移動しやすいという魅力も兼ね備えた街です。観光地として有名なニューヨークやワシントンDC、ボルティモア各都市はだいたい130キロから200キロ圏内と言う便利さ。週末にちょっと出かけるにはぴったりの立地で、アメリカでの生活を豊かに潤してくれる要素になるはずです。

フィラデルフィア留学のデメリット

魅力が多く、留学におすすめできる都市フィラデルフィアですが、外国に住むということは決してメリットばかりではありません。実際に生活するわけですから、自分の身を守るためにも、注意点やデメリットも十分把握しておく必要があるでしょう。

良い点と悪い点どちらも理解していれば、留学生活に必要な準備ができ、留学期間を存分に楽しむことができるはずです。
フィラデルフィア留学で考えられるデメリットには、以下のようなものがあります。

  • 治安が悪い場所が多い
  • 日本人が少ないので頼れる人がいない

ではここから、フィラデルフィア留学のデメリットを一つずつ、詳しく解説していきたいと思います。

治安が悪い場所が多い

アメリカの中でも治安のよい場所とそうでない場所がありますが、フィラデルフィアの場合、日本で生活する以上の注意が必要なのは事実です。治安は年々少しずつ回復しているようですが、エリアや時間帯によっては近づかない方が良かったり、地元の人でも警戒している場所もあります。

そのような注意点だけきちんと守っていれば、生活に支障が出ることはありません。治安に関する詳しい情報は、留学先の語学学校や大学、もしくは留学エージェントに確認できますのでこまめに確認することをおすすめします。

日本人が少ないので頼れる人がいない

先ほども少し触れた通り、フィラデルフィアには在住している日本人や留学生が少ない傾向があります。英語漬けの生活を送り、語学上達を目指す方にとってはこの上ない環境なのですが、それは同時にいざという時に母語で助けてくれる人がいないということでもあります。まだ英語をうまく話せない時や病気の時など、日本語で状況を説明したり助けてもらえれば心強いものですが、それができないので語学に自信がない人にとってはかなり不安な要素になるかもしれません。

フィラデルフィアの有名な語学学校においても、日本人の比率は5%を下回るところが多いという実情からも、留学先で日本人に遭遇する機会は少ないことでしょう。これメリットとなるか、デメリットとなるかは本人次第なのかもしれません。

フィラデルフィア留学実現のために必要な費用の概要

フィラデルフィアはアメリカ国内で5位の規模の都市で、歴史と芸術の街でもあり落ち着いた雰囲気を誇っています。同時にテンプル大学やペンシルバニア大学といった名門大学が点在し、多くの語学学校もあるので世界中から留学生が集まる街でもあります。

大都会ではありませんから、ニューヨークやサンフランシスコなどと比べるとリーズナブルな価格で生活できるかもしれませんが、そうはいってもやはりアメリカ。節約しながら生活しなければすぐにお金が底をついてしまいます。

実際にフィラデルフィア留学にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?下記の表はフィラデルフィア留学を1ヶ月した場合の金額表の一例です。

●語学留学した場合の費用(参考にしていただける1ヶ月の金額例)
項目 費用の目安
航空券(往復) 約10万円
語学学校 16万円程度
滞在費 約13万円
交際費 5万円
海外旅行保険 2万円
合計金額 46万円程度

※この金額は一例ですので、必ずしもすべての方が同じ金額で生活できるという情報ではありません。住む場所や学校の種類、生活スタイルによって金額は大きく変動します。

留学費用の中で大きなウエイトを占める授業料は、ニューヨークやサンフランシスコと同じか、やや高めに設定されており決して安くはありません。

学校の種類は豊富にあり、ランクに合わせて金額も上がっていきますので、まずは予算を決めて可能な範囲で通うことができる語学学校を探すのも良いでしょう。

語学学校の費用

●フィラデルフィアの語学学校の費用目安:1ヶ月15~17万円程度、1年間なら170万~200万円程度
フィラデルフィアに語学留学する場合、学校の費用は大きな出費となります。もちろん留学の目的ですので必要経費ですが、出来るだけ節約したいという留学生も多いもの。金額は留学時期や場所、期間、学校のレベルによって異なりますので、事前に学校の種類と特徴、学費の情報を集め、比較してみると良いかもしれません。

●語学留学した場合の期間別費用の目安表
期間 費用の目安
1週間 約5万円
1ヶ月 約15~17万円
6ヶ月 約88~90万円
1年間 約170~200万円

※この目安表には航空券(往復)や語学学校の学費、滞在費などは含まれていますが、ビザの申請費や交際費、海外旅行保険の費用は含まれていません。この金額は最低限必要な額として参考にしてください。

滞在費用

フィラデルフィア留学で学費の次に大きな出費になるのは、滞在費です。毎日生活しなければなりませんから当然の費用ですが、滞在方法の選び方によって金額にかなり差が出ます。予算に合わせて滞在方法を選ぶのもいいですし、滞在方法を決めてから必要経費を組むのもいいですが、まずはどんな滞在方法の選択肢があるのか理解しておくことをおすすめします。それぞれにメリットとデメリットがありますので、目的や希望に合わせてチョイスしましょう。

寮の場合の費用

●フィラデルフィアで寮生活をする場合の費用目安:年間80万~200万円前後
フィラデルフィア留学で寮生活をする場合、大抵は学校の近くに寮があり、徒歩や自転車で通学できるので交通費がかからないというメリットがあります。安全に生活できますし、同じ学校に通う学生たちといつも一緒に行動できます。多くの寮では相部屋が基本になりますので、様々な国籍の友人をつくることができ、語学上達にも役立つことでしょう。

寮生活でもランクがあり、建物の築年数が新しかったり、セキュリティ対策が厳しいところなどは寮費も高めになるので、事前に確認しておいた方が良いかもしれません。

ホームステイの場合の費用

●フィラデルフィアでホームステイをする場合の費用目安:年間100万~180万円前後
フィラデルフィア留学でホームステイをする場合、費用の目安は基本的の寮生活と大差ありません。自分が通う予定の学校に近い場所に住んでいるホストファミリーの家にホームステイするというパターンが一番多いかもしれませんが、費用を抑えたいなら郊外のホームステイ先を探すという選択肢もあります。中心地は家賃も高い傾向がありますので、どうしてもホームステイの費用も高くなりがちだからです。

学校によって授業料とホームステイ料金がセットになったプログラムも用意されているところも多いので、迷った時は学校やエージェントに相談してみると良いかもしれません。

ルームシェアの場合の費用

●フィラデルフィアでルームシェアをする場合の費用目安:年間160万~250万円前後
フィラデルフィアは大都会ではありませんが、日本の平均と比べると家賃はかなり高めに設定されているようです。フィラデルフィアの中心部であれば、1ベッドルームの1ヶ月の家賃は1,500ドル、(約16万円)を超えてしまいます。部屋がいくつもあり、しかも利便性の良い場所ともなるとかなり高額になります。

一方、郊外で家を探し、友人とルームシェアをするのであれば家賃が安くなるので、滞在費を抑えることが可能です。予算に合った自分たちの家を探すのも、楽しい思い出の一つとなることでしょう。

渡航費用

●フィラデルフィア留学で必要な渡航費用の目安:平均10万~15万円前後
フィラデルフィアに渡航する場合、一般的に利用されるのが飛行機。高額なイメージがありますが、アメリカなら便も多いですし、ローシーズンやトランジットが長い便の飛行機を選べば比較的安い金額でチケットを取ることが可能です。

日本からフィラデルフィアに行く場合は、デトロイトやシカゴ、サンフランシスコなどを経由して13時間〜15時間程度で移動できます。観光客も多いですし、需要もある都市ですから航空券はなるべく早く確保するようにしましょう。

海外保険費用

●フィラデルフィア留学で必要な海外保険費用の目安:平均1ヶ月1万5000円~2万円前後
留学生活には保険が必要です。もちろん海外保険の加入は任意ですが、慣れない海外ので急なケガや病気は予測できない緊急事態です。特に海外の医療費は日本のように保険負担が適用され、手ごろな価格で済むというものではなく、基本的には実費なのでちょっとの治療でも高額な金額を請求されることもあります。
いざという時のために、身の守りとして海外保険に加入しておくことをおすすめします。

ビザの申請費用

●フィラデルフィア留学で必要なビザの申請費用:1万8000円
フィラデルフィアに留学する場合、語学学校や大学へ通うことに関係なく、ビザの取得が必須条件です。アメリカ滞在期間が90日以下であるならば、観光旅行と同様でビザ免除プログラム(Visa Waiver Program: VWP)で入国できますが、留学の場合は長期になることがほとんどなので、ビザの取得は忘れないようにしましょう。

アメリカは入国の管理は特に厳しいので、不安があるなら専門家である留学エージェントに依頼すると良いかもしれません。

生活費用

●フィラデルフィア留学で必要な生活費用の目安:年間平均120万~190万円前後
フィラデルフィアの物価はニューヨークやサンフランシスコなどの都会と比べると比較的低めですが、日本の物価とはあまり大差ありません。外食にかかる費用はほぼ同じ位、それに加えてチップ制なので価格の10~20%のチップを払う必要があり、回数がかさむとかなり大きい金額になります。ですから外食ばかりしていては、すぐに生活費はなくなってしまうでしょう。

そのため多くの留学生は生活費の節約のために、自炊を心がけています。食材は安いスーパーマーケットでまとめ買いして冷凍保存したり、ランチもお弁当を持参するなど、涙ぐましい努力を欠かしません。生活費をできるだけ抑えたいという方は、自炊を中心に意識してみましょう。

フィラデルフィア留学をサポートしてくれるおすすめの留学エージェント

同じ留学といっても、目的は人様々です。語学留学はもちろん、大学進学、ボランティア留学、お稽古留学、ビジネス留学、インターンシップ留学、音楽留学など幅広い選択肢があります。目的によって必要とされる情報や準備には違いがあり、すべてを自分一人で行うことには限界があるかもしれません。言語の壁もありますし、複雑な手続きにはプロの助けが必要だからです。

そんな時に頼りになるのが、留学エージェント。留学の準備段階から在住期間、帰国時まで親身にサポートしてくれる、心強い存在です。
ではここから、フィラデルフィア留学をサポートしてくれるおすすめの留学エージェントを詳しくご紹介していきます。是非、参考にしてください。

ブリッジ留学サポートセンター

ブリッジ留学サポートセンターは名古屋に所在している留学エージェントですが、全国対応で留学生のサポートを行っています。「お問い合わせから帰国まで親身にサポート」をモットーとし、常に留学生の身になって助け、過度なサービスは一切提供しないことを意識しています。

また依頼者の希望や予算などを念頭に置いた”オーダーメイド留学”を提案し、個別に留学プランを提示することもできます。ブリッジ留学サポートセンターは、内閣府認証【NPO留学協会】の正会員ですので、留学に関しても多くの情報と実績を持っており、安心して頼っていただけます。

サービスの内容としては、語学学校の手続きはもちろん、格安航空券や海外旅行傷害保険の手続き、ポケットWi-Fi契約、各国査証手続きなど細かなサービスを展開しています。逆に格安航空券や海外旅行傷害保険のお申し込みだけ等の一部のサービス利用だけでも大歓迎です。是非お気軽にお問い合わせ下さい。

U.S.COLLEGE CONNECTIONS(USカレッジコネクション)

USCCのオフィスはテキサス州ダラス市に所在していますが、アメリカにオフィスがあるため、留学の手続きはかなり迅速という評判があります。依頼者様からのお問い合わせやカウンセリングはメールやスカイプ、電話にて万全にサポート可能ですし、現地スタッフも多く控えていますので、渡米後も引き続き同じスタッフがサポートにあたります。

USCCがご紹介する語学研修プログラムは全米各地に所在し、フィラデルフィアもその一つ。現地エージェントの利点を生かし、定期的に語学学校の視察を行うなどして、最適のプランを留学生に提供できる環境づくりに励んでいます。当エージェントと提携している語学学校に入学の際には、手続き代行手数料は無料ですし、学校選択に至るまでのアドバイスや申込み手続き代行、滞在先手配 (寮、ホームステイ、アパートの申し込み手続き)、ビザ申請、初日渡航乗り入れ時の電話サポートもしっかり行います。

現地で困ったことがあった時にも、現地オフィスの無料通話番号に電話すれば担当者がすぐに対応してくれるという安心感もあります。気になった方は、まず無料相談から始めて見るのはいかがでしょうか?

フィラデルフィア留学 まとめ

ペンシルベニア州の最大の都市、フィラデルフィア。ニューヨークなどの大都市と並ぶと影が薄い印象もあるかもしれませんが、実はシカゴ、ボストンなどとならんで、市内に多くの大学が所在していることでも有名な教育の街。ペンシルベニア大学を筆頭に、工学系が強いドレクセル大学、トーマスジェファーソン大学、日本にもキャンパスがあるテンプル大学もフィラデルフィアに所在しています。そのため世界中から多くの留学生が集まり、夢と希望に溢れた若者たちで賑わっているのです。

ですが日本人の留学生はまだまだ少ないのが事実。語学上達には最適の環境かもしれませんが、留学初心者には心細く感じる可能性もあります。とはいえ、有能な留学エージェントに助けてもらいながら必要な準備を行い、滞在費や生活費などの予算を賢く組み立てれば、留学生活は必ず順調にスタートできます。是非とも、フィラデルフィア留学を現実に実現させましょう。

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